こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
紅葉が美しい古刹が建ち並ぶ京都市右京区の奥嵯峨。
ここには、弘法大師・空海が創建したと伝わる「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」というお寺があります。
この記事では、化野念仏寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や圧巻の「西院の河原」、竹林・新緑の写真などをご紹介させていただきます!
化野念仏寺の御朱印について
化野念仏寺では、通常1種類の御朱印が授与されています。
[- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の料金:300円
- 時間:9:00〜16:30
無縁佛の浄土の御朱印
化野念仏寺で授与されている「無縁佛の浄土」の御朱印です。
「無縁佛」については、下の方で紹介しますのでご覧いただければと思います。
御朱印の文字は、とてもしなやかでステキですね。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:無縁佛の浄土
右側:あだし野念仏寺 - 朱印
右側:あだし野の露
中央:不明
左側:嵯峨 念佛寺 化野
右上の朱印「あだし野の露」は、徒然草の一節「あだし野の露消ゆるときなく」から来ていると思われます。
中央の朱印の字がわからないので、もし分かる方がいっらしゃいましたら教えていただければと思います。
御朱印が頂ける場所
御朱印は、本堂脇にあるコチラで頂けます。
時間は「9:00〜16:30」です。
なお、御朱印を頂くには、拝観料が必要です。
- 大人:500円
- 中高生:400円
- 小学生以下:無料
拝観チケットは珍しい券売機式でした。
御朱印帳
化野念仏寺では、オリジナル御朱印帳も授与されています。
春夏秋冬の四季をイメージした4種類の御朱印帳で、どれもステキですね。
料金は1冊1500円になります。
周辺の御朱印情報
化野念仏寺の近くには、同じく念仏寺の寺名を持つ「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」やステキな御朱印で有名な「證安院(しょうあんいん)」もあります。
合わせて参拝してみてはいかがでしょうか。
化野念仏寺ってどんなお寺?
歴史
化野念仏寺の始まりは、平安時代初期までさかのぼります。
伝えによれば、弘仁年間(810〜824)、真言宗の宗祖として有名な弘法大師・空海が、野ざらしになっていた人々の菩提を弔うため、千体の石仏を埋め、五智如来の石仏を立てて寺院を建立したのが始まりといいます。
創建当初は、「五智如来寺」と称しており、宗旨は真言宗だったようです。
鎌倉時代になり、浄土宗の開祖・法然上人が、当寺を常念仏道場としたことから、浄土宗に転宗。
寺名は「念仏寺」に改められてました。
現在の本堂は江戸時代に建立されたもので、御本尊の阿弥陀如来が安置されています。
西院の河原
化野念仏寺で有名なのが「西院の河原」です。
西院の河原という名称は、三途の川にあるとされている「賽の河原」から。
約8000体という石仏・石塔が建ち並ぶ光景は圧巻です。
このおびただしい数の石仏・石塔は、古くから化野に葬られた人々のお墓(無縁仏)。
あちこちに散乱していたものを、明治時代に地元の人々が集めて安置したそうです。
中央には、阿弥陀如来と大きな石塔が安置。
小さな石仏・石塔らを見守っているような感じですね。
毎年、8月末には、西院の河原の無縁仏を供養する「千灯供養」が催行。
たくさんのろうそくに火が灯され、境内は幻想的な雰囲気になるようです。
残念ながら、新型コロナにより2021年は中止・・・。
ちなみに、西院の河原は外からの撮影は大丈夫ですが、中から撮影するのは禁止です。
お気をつけください。
竹林
化野念仏寺のもう一つの見どころが「竹林」。
嵐山には竹林が美しいスポットが多数ありますが、化野念仏寺はあまり知られていないようです。
竹林の間をスーッと通る小道は、まさに「京都」という感じ。
インスタ映え間違い無しの穴場スポットですね。
ちなみに、小道の先には、六面六体地蔵や墓地がありました。
六面六体地蔵は、水をかけてから参拝するといいようです。
紅葉と新緑
化野念仏寺は、紅葉と新緑がきれいなことでも有名です。
私は個人的に紅葉より新緑のほうが好きなので、6月初めに訪れました。
一面の美しい新緑に目も心も大変癒されました。
きっと紅葉シーズンも美しいことでしょう。
新緑が好きな方は夏、紅葉が好きな方は秋に訪れてみてはいかがでしょうか。
化野念仏寺へのアクセス
- 京都バス「鳥居本」から徒歩約2分
- 京都市営バス「嵯峨釈迦堂前」から徒歩約17分
化野念仏寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
オリジナル御朱印帳 | あり。1500円。 |
時間 | 9:00〜16:30 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗旨 | 浄土宗 |
拝観料 | 大人500円、中高生400円、小学生以下無料 |
住所 | 京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17 |
公式HP | http://www.nenbutsuji.jp/index.html |