こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都の人気観光スポット「大原」にある「寂光院(じゃっこういん)」。
聖徳太子が創建したという歴史あるお寺で、平家物語や建礼門院ゆかりのお寺として知られています。
この記事では、そんな寂光院で頂ける御朱印を中心に、歴史や紅葉シーズンに撮影した写真などを紹介します!
寂光院の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:時期によって異なる
地蔵菩薩の御朱印
寂光院で通常授与されている「地蔵菩薩」の御朱印です。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:本尊 地蔵艹艹
左側:洛北 大原 寂光院 - 朱印
右側:聖徳太子開基 平家物語由縁
中央:寺紋
左側:清香山 玉泉寺 寂光院
右上には「聖徳太子開基 平家物語由縁」の朱印。
この件については、下の方で説明していますので、ぜひ読んでいただければと思います!
中央の「艹艹(草かんむり2つ)」は、恐らく「菩薩」を省略した文字だと思われます。
(間違ってたらすみません)
寂光院は、近畿地方の寺社を巡る「神仏霊場巡拝の道」の第105番(京都第25番)札所になっているので、御朱印は専用の御朱印帳に頂きました。
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ちなみに、御朱印の挟み紙もステキで、散華も一緒にもらえましたよ〜!
御朱印が頂ける場所と時間
御朱印は拝観受付所でいただけます。
はじめに御朱印帳を預けて、帰りに受け取る方式です。
拝観受付時間は、時期によって変化します。
- 3月1日~11月30日:9:00〜17:00
- 1月1日~1月3日:10:00〜16:00
- 12月1日~12月31日,1月4日~2月28日:9:00〜16:30
寂光院ってどんなお寺?
歴史
寂光院の沿革については不明な点が多く、はっきりしたことは分かっていません。
寺伝によれば、推古天皇2年(594)、聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために創建したと伝えられています。
平安時代には比叡山延暦寺の三千坊の一つとなり、同じ大原にある「往生極楽院(三千院)」や「勝林院」などと共に念仏別所とされました。
平家物語によれば、平清盛の娘「建礼門院(平徳子)」は壇ノ浦の戦いの後、東山にある「長楽寺」に出家。
その後、寂光院近くに庵を結び、隠棲したと伝えられています。
この出来事から寂光院は「建礼門院」「平家物語」ゆかりのお寺と称されており、近くには建礼門院の陵墓「大原西陵」もあります。
安土桃山時代になると、豊臣秀吉の側室・淀殿が本堂を寄進。
内部には聖徳太子作の「地蔵菩薩立像(六万体地蔵)」を安置し、現代まで現存していましたが・・・。
平成12年(2000)の5月、何者かによって放火され、本堂は焼失。
地蔵菩薩立像を始め、建礼門院坐像などの木像は激しく焼損してしまいました・・・。
なんとも酷い話です。
宝物殿に当時の写真が掲げられていたのですが、泣きそうになるほど痛ましい写真でした・・・。
現在の本堂は焼失から5年後の平成17年(2007)に再建されたもので、美術院によって制作された地蔵菩薩が安置されています。
紅葉
寂光院は紅葉の名所としても知られています。
私が訪れたときは、見頃は若干すぎていましたが、とてもキレイな紅葉を楽しむことが出来ました。
平家物語ゆかりのお寺で楽しむ紅葉。
なかなかいいです。
個人的には、紅葉より新緑の方が好きなので、新緑の季節にまた訪れたいと思います!
ぜひ皆さんも、寂光院で紅葉や新緑を楽しんで見てくださいね!
寂光院へのアクセス
- 京都バス「大原」から徒歩約15分
寂光院の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
宗旨 | 天台宗 |
御本尊 | 地蔵菩薩 |
拝観料 | 大人600円 |
時間 | 時期によって変化 |
住所 | 京都市左京区大原草生町676 |
公式HP | https://www.jakkoin.jp/ |