こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
高雄の清滝川を流れる朱色の橋。
この橋を渡ると、平安時代に創建されたと伝わる「西明寺(さいみょうじ)」というお寺があります。
この記事では、西明寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や青もみじなどについてご紹介いたします!
西明寺(京都)の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00〜17:00
釈迦如来の御朱印
西明寺では、御本尊の釈迦如来の御朱印が頂けます。
- 墨書き
右側:奉拝、槙尾山
中央:梵字(バク)、釈迦如来
左側:日付、西明寺 - 朱印
中央:宝珠に「卍・萬徳尊」、槇尾山西明寺
中央の「萬徳尊」の印は、「釈迦如来」のことを意味していると思われます。
御朱印が頂ける場所
御朱印は、本堂内に設置されている「拝観・納経受付」で頂けます。
受付で御朱印帳を預け、拝観の帰りに受取る方式です。
なお、堂内の拝観には、拝観料が必要です。
- 大人:500円
- 中・高生:400円
「三尾」で御朱印巡りをしよう!
高雄地方の「高雄(尾)山・槙尾山・栂尾山」は、まとめて「三尾(さんび)」と呼ばれています。
槙尾山・西明寺を訪れた際は、高雄山・神護寺・栂尾山・高山寺も合わせて参拝してみてくださいね!
西明寺(京都)ってどんなお寺?
歴史
寺伝によると、西明寺の起こりは、平安時代の天長年間(824〜34)。
弘法大師・空海の弟子である「智泉」が、神護寺の別院として創建したのが始まりとされています。
その後は衰退しますが、鎌倉時代になり、和泉国槇尾山施福寺の僧・自証が再興。
また、第91代・後宇多天皇は、西明寺に「平等心王院」の院号を与え、神護寺から独立することになります。
御本尊の釈迦如来は、この頃に造られたとされています。
しかし、室町時代、西明寺の伽藍は兵火により焼失。
再び神護寺と合併されることになります。
安土桃山時代の慶長7年(1602)、明忍が再興。
元禄年間(1700)には、徳川第5代将軍・綱吉の母である「桂昌院」が西明寺に帰依し、現在の諸堂が再建されました。
境内の様子
本堂内には、運慶作と伝えられている「釈迦如来」が御本尊として安置。
脇陣には、十一面観音菩薩や愛染明王像などが祀られています。
また、聖天堂には、秘仏である歓喜天が安置。
大根と御団が染め抜きされた白幕がちょっとかわいい感じです。
ちなみに、境内に設置されている鐘は、1回100円で突くことが出来ます。
鐘が付けるお寺はあまりないので、説明文をよく読んで突いてみてくださいね!
もみじ
西明寺は紅葉の名所として有名です。
境内には、複数のもみじの木が植えられており、紅葉には多くの参拝者で賑わいます。
私は新緑の季節の5月に参拝。
美しい青もみじにとっても癒やされました。
紅葉もいいですが、個人的には生き生きとした青もみじが好きです。
新緑の季節に訪れるのもオススメですよ〜!
西明寺(京都)へのアクセス
- 京都市営・JRバス「槇ノ尾」から徒歩約6分
西明寺(京都)の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の料金 | 300円 |
時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 境内自由 本堂内は有料(大人:500円、中・高生:400円) |
御本尊 | 釈迦如来 |
宗旨 | 真言宗大覚寺派 |
山号 | 槙尾山 |
住所 | 京都市右京区梅ケ畑槇尾町2 |
公式HP | https://www.saimyoji.or.jp/ |