こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都府木津川市の当尾地区にある「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」。
平安時代に創建された名刹で、国宝の「九体阿弥陀佛」を始め、数多くの文化財を所有しているお寺です。
この記事では、浄瑠璃寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や九体阿弥陀佛について詳しくご紹介いたします!
浄瑠璃寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の料金:通常300円
- 時間:
3月〜11月:9:00~17:00
12月~2月:10:00~16:00
浄瑠璃寺は、神仏霊場巡拝の道や西国薬師四十九霊場などの札所になっており、通常2種類の直書き御朱印が授与されています。
- 九体阿弥陀佛の御朱印(代表的)
- 薬師瑠璃光佛の御朱印
九体阿弥陀佛の御朱印
浄瑠璃寺の御本尊である「九体阿弥陀佛」の御朱印です。
特に霊場巡りなどをされていない方は、こちらを頂くといいでしょう!
- 墨書き
右側:拝
中央:九体佛
左側:日付、浄るり寺 - 朱印
中央:梵字(キリーク)、小田原山浄瑠璃寺
中央に大きく「九体佛」と書いてあり、阿弥陀如来を表す「キリーク」の朱印もステキですね!
御朱印の右側には「奉拝」と書くのが一般的ですが、浄瑠璃寺は「拝」だけになっているのも特徴的です。
私は、近畿地方の寺社を巡る「神仏霊場巡拝の道」という霊場巡りを行っているので、今回は専用の御朱印帳に頂きました。
第127番「毘沙門堂」 → 浄瑠璃寺 → 第129番「岩船寺」
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御朱印が頂ける場所
浄瑠璃寺の御朱印は、本堂の入堂受付所で授与されています。
本堂に入る前に御朱印帳を預けてから、帰りに頂くのがオススメですよ!
浄瑠璃寺ってどんなお寺?
歴史・庭園
浄瑠璃寺の詳しい創建由緒は不明な点が多く、わかっていることが少ないのですが、寺伝によれば、創建は永承2年(1047)。
奈良・當麻寺の僧侶である義明上人が本堂を建立し、薬師如来を本尊として安置したのが始まりとされています。
当地の豪族が檀那(分かりやすくいえばパトロン)となり、当時は「西小田原寺」と呼ばれていたそうです。
その後、嘉承2年(1107)に現在の本堂(国宝)が建立。
治承2年(1178年)には、京都・一条大宮のお寺にあった三重塔(国宝)が移築され、塔内部には創建当初の本尊・薬師如来(重文)が安置されました。
境内の庭園は「浄土式庭園」と呼ばれ、東に東方浄瑠璃世界に住む薬師如来(三重塔)、西に西方極楽浄土に住む阿弥陀如来(本堂)が位置しており、国の特別名勝・史跡に指定されています。
国宝・重文・特別名勝・史跡と、日本の歴史を感じることが出来るすごいお寺ですね!
九体阿弥陀如来
浄瑠璃寺といえば、本堂内に並んだ9体の阿弥陀如来坐像が非常に有名で、「九体寺」とも呼ばれています。
この9体の阿弥陀如来坐像は、観無量寿経の中の「九品往生」という考え方に基づいたもので、平安中期以降に造立が流行し、京都を中心に30以上のお堂があったとされていますが、現存するのは浄瑠璃寺のみとなっています。
中央に少し大きい阿弥陀如来、両脇に4体ずつの阿弥陀如来がずらりと並び、浄土を感じる圧巻の光景が広がっています。
なお、9体の阿弥陀如来は、2018年から5ヵ年計画で順次修復が進められており、私が訪れた2022年6月は、2体が修復のため不在でした。
修復が終わるのは2023年ということなので、9体が揃ったらまた拝観に訪れたいと思います!!
岩船寺の御朱印情報
浄瑠璃寺の周辺には、京都屈指のあじさいの名所として知られる「岩船寺(がんせんじ)」というお寺があります。
ぜひ、記事を参考にして拝観・御朱印拝受をしてみてくださいね!
浄瑠璃寺へのアクセス
- 奈良交通バス「浄瑠璃寺前」から徒歩すぐ
- コミュニティバス当尾線「浄瑠璃寺前」から徒歩すぐ
浄瑠璃寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
御朱印の時間 | ・3月〜11月:9:00~17:00 ・12月~2月:10:00~16:00 |
拝観料 | 境内自由(本堂内は400円) |
宗旨 | 真言律宗 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
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住所 | 木津川市加茂町西小札場40-40 |
公式HP | なし |