こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
嵯峨野の竹林の中に縁結びなどの信仰を集めている野宮神社(ののみじんじゃ)という神社があります。
今回はこの野宮神社の御朱印と歴史、境内の様子などをご紹介しています。
野宮神社の御朱印について
野宮神社では、1種類の御朱印がいただけます。
右側に「嵯峨野めぐり第一番祈願所」、中央上部に「さが野宮」、中央下部に「京都 野宮神社 嵯峨野」。
朱印料は300円で、御朱印は全てスタンプです。
御朱印は境内にあるこちらの授与所で頂けます。時間は9時から17時。
ちなみに、御朱印をお願いした際に「スタンプですが大丈夫ですか?」と聞かれます。
野宮神社の歴史
野宮神社の詳しい創建年は不明ですが、平安時代から「斎王(さいおう)」が身を清める場所として使用されてきました。
斎王とは伊勢神宮の天照大神にお仕えした未婚の皇女たちのことで、天皇が変わるごとに新たな斎王が任命されてきました。
斎王制度廃絶までの約660年間で64名の斎王が生まれたそうです。
古くから黒木鳥居と小柴垣に囲まれたこの清浄の地は、源氏物語の「賢木の巻」にも描かれています。
境内の紹介
立派な黒木鳥居
野宮神社で一番最初に目が行くのはこの鳥居でしょう。
これは「黒木鳥居」と呼ばれる日本最古の形式の鳥居で、野宮神社では古くから用材にクヌギを使用し、3年毎に建て替えを行ってきました。
しかし、近年クヌギの原木の入手が困難になり、鳥居の建て替えが出来なくなってしまいました。
現在建っている黒木鳥居は、香川県高松市の日本興業株式会社から寄進された鳥居で、徳島県剣山から切り出したクヌギに特殊な防腐加工が施されたものです。
鳥居を触ってみると「木だけど木じゃないみたい・・・」と不思議な感じがします。
本殿と摂末社
こちらが本殿。
御祭神は天照皇大神(野宮大神)が祀られており、健康と知恵を授けてくださります。
本殿向かって左側にある白峰弁財天社。
平成元年に都名所図会をもとに再興された社で、芸能上達や財運の神として信仰を集めています。
本殿向かって右側にある愛宕社。
愛宕大神は鎮火や火伏せ、勝運の神として信仰を集めています。
手水鉢脇にある井戸には、健康長寿や病気全快の神様である「龍神」が祀られています。
他にも境内には、安産・子授けのご利益がある白福稲荷社や交通安全のご利益がある大山弁財天社が鎮座しています。
そして謎の2つの社もあります・・・。
縁結びの大黒天と不思議な石
こちらの野宮大黒天には、縁結び・良縁結婚のご利益があります。
良縁を授かりたい方は必ずこちらも参拝しましょう。
野宮大黒天のお隣には、亀の形をしていることから「お亀石」と呼ばれている神石があります。
願いを込めて石を撫でると、1年以内に願い事が叶うといわれています。
美しいじゅうたん苔
野宮神社の奥の方には緑が美しいじゅうたん苔が広がっています。
小さい橋が可愛らしいですね。
アクセス
- JR嵯峨野線”嵯峨嵐山駅“より徒歩約11分
- 京都市営バス”野々宮”より徒歩約3分
- 嵐電”嵐山駅“より徒歩約8分
基本情報
御朱印の種類 | 1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 9:00〜17:00 |
御祭神 | 天照皇大神 |
ご利益 | 縁結び・子宝安産・学業成就 |
旧社格 | 村社 |
住所 | 京都市右京区嵯峨野々宮町1 |
公式HP | http://www.nonomiya.com |