基本情報
住所:京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
御祭神:素盞嗚命
社務所の時間:9:00〜17:00
御朱印の種類:1種類
御朱印の初穂料:300円
アクセス
京都市営バス”藤森神社前”より徒歩すぐ
JR奈良線”藤森駅”より徒歩約5分
京阪電気鉄道京阪本線”墨染駅”より徒歩約7分
御朱印について
通常拝受出来る御朱印は1種類です。
上に押されている朱印の社紋は「上がり藤に一文字」という名前だそうです。
御朱印は社務所でいただけます。
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創建1800年以上の神社
伏見区に鎮座している藤森神社(ふじのもりじんじゃ)、菖蒲の節句の発祥地として有名です。中座に主祭神・素戔嗚命を祀り、その他日本武尊や天武天皇など11柱を祀っています。
社伝によると創建は1814年前の203年で、神功皇后(じんぐうこうごう)が新羅凱旋のあと、藤森の地に軍旗を立て兵具などを納め、塚を作ったのが始まりとされています。
本殿には東殿(東座)、中殿(中座)、西殿(西座)があり、東殿は759(天平宝字3)年に舎人親王(とねりしんのう)を祀る神社(当時は藤尾社)として創建され1438(永享10年)に藤森神社と合祀されました。
中殿は1712(正徳2)年に中御門天皇から下賜(かし)されたもので、西殿は800(延暦19)年に早良親王(さわらしんのう)を祀る神社として塚本に創建され、1470(文明2)年に藤森神社と合祀されました。
藤森神社と呼ばれ始めたのは室町時代以降くらいで、この一帯にその昔藤の木がたくさん生えていたことから、この名前が着いたそうです。
毎年5月5日には藤森祭が行われ、多くの人で賑わいます。始まりは平安時代と言われており、祭では武者行列や駈馬神事などが行われます。
ちなみに藤森神社は馬と菖蒲(勝負)などから競馬関係者やファンなどが多く参拝に訪れるそうです。また、最近は刀剣乱舞というゲームの影響でファンの若い女性が多く訪れています。
本殿右側には名水「不二の水」があります。とてもきれいな水で、持ってた空のペットボトルに入れて飲んでみましたが、冷たくてとても美味しかったです。地元の方が多く水汲みに訪れていました。
近くに看板が設置されており、水六訓なるものが書いてありました。
水六訓
一、水は尊し 水無くんば成らず、育たず心有る者その加減を知り水を大切にせよ
二、水は美し 冷熱に応じて虹と化し氷と変わり、水晶となる
三、水は清し 常に味わいて飽きず、汚穢を洗い清める
四、水は強し いかなる障害にも屈せず、自ら進みて天を成し地を動かす
五.、水は恐し 人を呑み、船を覆し、山野を汲して地表をも変貌す
六、水は深し その源神に発し大自然の道を示し、波瀾曲折の人生を思わしむ
水は美しい一面も怖い一面もあるもの、大切にしましょう!
本殿右側にある御旗塚。藤森神社の発祥の地とされています。このいちいの木は「いちのきさん」と呼ばれ親しまれ、参拝すると腰痛が治ると言われています。
新撰組の近藤勇もその昔参拝し、腰痛を治したそうです。