アクセス
- 京都市営バス”百万遍”より徒歩すぐ
- 京阪電車京都線”出町柳駅”より徒歩約11分
百万遍知恩寺は法然上人ゆかりのお寺!
百万遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)は、京都市左京区にある浄土宗のお寺。御本尊は釈迦如来を祀り、法然上人二十五霊場の第22番札所になっています。浄土宗大本山・浄土宗四本山のひとつ、地元の人々からは「百万遍さん」と呼ばれ親しまれています。
ちなみに百万遍とは「百万遍念仏」の略称で、当寺がある今出川通と東大路通の交差点付近は一般的に「百万遍」と呼ばれています。
第三代天台座主・円仁(慈覚大師)が創建したお寺で、かつては現在の相国寺辺りにあり、賀茂社の神宮寺として「賀茂の河原屋」「賀茂禅房」と呼ばれていました。また、円仁作の釈迦如来像を安置していたことから「今出川の釈迦堂」とも呼ばれていました。
賀茂社を崇拝する法然上人は、一時この寺に入り、念仏道場としての活動を弟子の勢観房源智上人に任せました。法然上人入滅後の1234年(文暦元年)、勢観房源智上人は御影堂を建立し、師恩に報いるため寺名を「功徳院知恩寺」に改めました。
1331年(元弘元年)8世・善阿空円上人の時、京都で疫病が蔓延し、第96代・後醍醐天皇の勅命により空円上人と弟子達は7日間「百万遍念仏」を行います。その霊験により疫病は終息し、後醍醐天皇から「百万遍」の寺号を下賜しました。これ以降、当寺は「百万遍知恩寺」と号するようになります。
その後、室町幕府第3代将軍・足利義満公による相国寺建立に伴い、一条通小川に移転。焼失や移転を繰り返し、1662(寛文2)年に現在地に移されました。
1995(平成5)年に京都府指定有形文化財に指定され、2017(平成29)年には御影堂や釈迦堂など9棟の建築物が国の重要文化財に指定されました。
御朱印について
- 御朱印の種類:3種類
- 御朱印の納経料:300円
- 時間:9:00〜17:00
百萬遍知恩寺では、3種類の御朱印がいただけます。
1.圓光大師の御朱印
法然上人二十五霊場第22番札所の御朱印です。圓光大師とは法然上人のこと。
左下には創建当初の呼び名「賀茂禅房」の印が押してあります。
2.御詠歌の御朱印
法然上人二十五霊場第22番札所の御詠歌です。法然上人作。
「われはただ 佛にいつか あふひ草 心のつまに 掛けぬ日ぞなき」
私が京都府内で頂いた「御詠歌の御朱印」は、コチラの記事にまとめています!
色々なお寺の御詠歌を見たい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
3.釈迦如来の御朱印
知恩寺の本尊・釈迦如来の御朱印です。釈迦如来は円仁作。
御朱印は御影堂内の志納所でもらえます。