こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市右京区の奥嵯峨にひっそりと佇む「厭離庵(えんりあん)」。
小倉百人一首ゆかりの地に建ち、秋の紅葉シーズンのみ公開されるお寺です。
この記事では、厭離庵で頂ける美しい御朱印を中心に、歴史や紅葉の写真などを詳しくお伝えしたいと思います!
厭離庵の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00〜16:00
厭離庵では、通常1種類の御朱印が授与されています。
藤原定家の和歌の御朱印
厭離庵で頂ける御朱印がコチラ!
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに やくやもしほの みもこがれつつ
左側:嵯峨、厭離庵 - 朱印
右側:三宝印(?)、時雨亭
左側:不明、厭離庵之印
御朱印には、藤原定家が詠んだ和歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」が書いてあります。
※すべて平仮名。
とっても美しい御朱印ですよね〜!
右下の朱印は、境内にある茶席「時雨亭」と書いてあるようです。
左上の朱印は虎のように見えますが、詳しいことはわかりません・・・。
御朱印を頂いた時に聞けばよかったです・・・。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さいませ。
御朱印が頂ける場所と時間
御朱印は、コチラの受付で頂けました。
拝観時間は「9:00〜16:00」。
ご住職がいらっしゃらない場合は、呼び鈴を押すと対応してくださいます。
厭離庵ってどんなお寺?
通常時は拝観謝絶
厭離庵は、毎年「11月1日〜12月7日」のみ一般公開されるお寺です。
上記期間外は要予約としており、基本的に「拝観謝絶」となっています。
一般公開時以外に拝観したい方は、必ず予約をしましょうね!!
歴史
この地には、鎌倉時代初期に活躍した歌聖「藤原定家」の山荘(小倉山荘)があったとされ、厭離庵はその山荘跡と伝えられています。
定家は宇都宮蓮生からの依頼を受け、この山荘で「小倉百人一首」を撰したといわれています。
誰もが一度は聞いたことがある小倉百人一首は、この地で生まれたわけですね!
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「小倉中院」とも呼ばれていた山荘は、時代が下るにつれて荒廃。
その後、江戸時代中期に冷泉家によって修復されました。
その際、第112代・霊元天皇から「厭離庵」の寺号が与えられ、禅宗のお寺になったといいます。
山荘跡からお寺になった厭離庵ですが、再び荒廃。
明治時代に復興され、尼寺となって現在に至っています。
紅葉
秋のみ公開される厭離庵は、紅葉の名所として有名です。
知名度はあまり高くないため、まだまだ穴場。
紅葉シーズンの嵯峨嵐山には、たくさんの人が訪れますが、厭離庵とてもひっそりとしています。
この雰囲気、最高・・・!
見頃と聞いて訪れたのですが、もう少し待った方が良かったかなぁと後悔しました。
紅葉って見頃の見極めが難しいですよね…。
散り紅葉も美しいと聞いたので、次は紅葉シーズン終盤に訪れたいと思います!!
ぜひ、みなさんも厭離庵の紅葉を見に行ってみてくださいね〜!
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厭離庵周辺の寺社情報
厭離庵の周辺には、とっても美しい御朱印を出している管理人イチオシの「證安院」や日本三如来の釈迦如来を祀る「清凉寺(嵯峨釈迦堂)」、紅葉の名所として知られる「二尊院」などがあります。
ぜひ、一緒に参拝してくださいね!!
厭離庵へのアクセス
- 京都市営バス「嵯峨釈迦堂前」から徒歩約8分
- JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩約18分
- 京福嵐山線「嵐山駅」から徒歩約18分
- 阪急嵐山線「嵐山駅」から徒歩約30分
厭離庵の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
時間 | 9:00〜16:00 (公開時) |
公開期間 | 11月1日〜12月7日 |
宗旨 | 臨済宗天龍寺派 |
御本尊 | 如意輪観音 |
拝観料 | 500円 |
住所 | 京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2 |
公式HP | なし |