伏見区

御香宮神社の御朱印 – 維新150年記念限定など計8体紹介!

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こんにちは、nobo@nobo_kyoto)です。

京都市伏見区にある「御香宮ごこうのみや神社」は、境内から名水「御香水」が湧くことで有名な神社で、主祭神の神功皇后は「安産の神様」として信仰を集めています。

この記事では、この御香宮神社で頂ける通常の御朱印や過去に頂いた限定御朱印を中心に、御香宮神社の歴史や信仰などについても詳しくご紹介いたします。

御香宮神社の御朱印

御朱印の基本情報
  • 御朱印の種類:通常2種類
  • 御朱印の初穂料:300円
  • 授与所の時間:9:00〜16:00

通常の御朱印

1.御香宮の御朱印

真ん中に「御香宮」と墨書きされた御朱印です。
すごく達筆な字でかっこいいですよね!

右上には「祭神神功皇后」の印、右側には「伏見桃山」と書いてあります。

御香宮神社の御朱印
御朱印の内容
  • 墨書き
    右側:伏見桃山
    中央:御香宮
    左側:日付
  • 朱印
    右側:祭神神功皇后
    中央:伏見御香宮●印
    左側:御香宮神社参拝之章

2.桃山天満宮の御朱印

摂社・桃山天満宮の御朱印です。

右下には「東風吹かば」と書いてあります。
これは藤原道真公が詠んだ短歌「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじ無しとして 春忘るな」の発句です。

御香宮神社 の 御朱印

摂社・桃山天満宮。
御祭神はもちろん藤原道真公が祀られています。

御香宮神社の桃山天満宮



限定御朱印

2018年に頂いた「明治維新150年記念御朱印」を6体掲載します。

こちらの2018年内いっぱい頂けた限定御朱印。
朱印料は600円でした。

御香宮神社の限定御朱印

ここから下は、2・3ヶ月毎に内容が変更された限定御朱印。
朱印料は500円でした。

1〜2月限定。

御香宮神社の限定御朱印

3〜4月限定の御朱印。

御香宮神社の限定御朱印

5〜6月限定の御朱印。

御香宮神社の限定御朱印

7〜9月限定の御朱印。

御香宮神社の限定御朱印

10〜12月限定の御朱印。

御香宮神社の限定御朱印

御朱印が頂ける場所

御朱印は、本殿向かって左側にある授与所でいただけます。

御香宮神社の授与所

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御香宮神社ってどんな神社?

歴史

古くは「御諸神社みもろじんじゃ」と称していたということはわかっていますが、詳しい創建由緒は不明となっています。

平安時代の貞観4年(862)、境内から湧いた「いいりがする」を病人が飲んだところ、たちまち病が治ったといい、この話を聞いた清和天皇から「御香宮」の社名を賜りました。

この水は御香水と呼ばれ、伏見七名水・名水百選の一つになっています。

表門(重要文化財)



1590(天正18)年、豊臣秀吉は願文と太刀を奉納し、朝鮮出兵の成功を祈願。
その後、秀吉は伏見城を築城した際、鬼門の守護神として、御香宮神社を城内に移転させました。

1605(慶長10)年、徳川家康によって元の場所に戻され、本殿を造営。
1868(慶応4)年に起こった鳥羽・伏見の戦いでは、当社は新政府軍(薩摩藩)の屯所となりました。

拝殿

御祭神と安産の御守

本殿には、主祭神に神功皇后(第14代天皇・仲哀天皇の皇后)、相殿に仲哀天皇や応神天皇など八柱が祀られています。

主祭神の神功皇后は「日本第一安産守護之大神」とも呼ばれ、安産や子授けの神として篤く信仰されています。

御香宮神社の安産祈願

御香宮神社の授与所では、安産の御守も授与されています。
桐箱入りの御守は、妊婦さんへのプレゼントにもいいかもしれませんね!

御香宮神社の安産守

薩摩藩の屯所

慶応3年(1867)、第15代将軍の徳川慶喜公によって大政奉還が行われましたが、徳川家はその後も多くの土地と政治権力を握っていました。

これに対し倒幕派の大久保利通らは朝廷でクーデターを起こし、「王政復古の大号令」を発表。
幕府を廃止した天皇中心の政府樹立を目指し、天皇により政府が作られました。

政府は旧幕府側に土地の返上を命じましたが、旧幕府側はもちろん反発。

御香宮神社

1868年(明治元年)1月3日、京都に兵を上げようとした旧幕府軍は鳥羽街道で薩摩藩などの新政府軍と遭遇。

これがきっかけとなり、鳥羽伏見の戦いが勃発しました。
兵の数は新政府軍・約5000人、旧幕府軍・約15000人でしたが、新政府軍は大砲などで旧幕府軍を追い詰めることに成功。
1月6日、旧幕府軍は敗れ、徳川慶喜公は江戸へ逃げてしまいました。



この鳥羽伏見の戦いで、御香宮神社は薩摩藩などの屯所となりました。
境内にある「明治維新伏見の戦跡」の石碑は、1968(昭和48)年の明治百年記念事業の一つとして建てられたもので、当時の首相だった佐藤栄作氏によって書かれたもの。

また、境内の石庭には戦火により変色した手水鉢があります。これは元々伏見奉行所にあったもので、当社が譲り受けたそうです。

御香宮神社

拝殿

拝殿は徳川頼宣によって寄進されたもので、京都府指定文化財。
正面の軒唐破風には「鯉の滝登り」などの彫刻が施されています。

1997(平成9)年に半解体修理が行われ、極彩色が復元されました。

御香宮神社へのアクセス

  • 京都市営バス”御香宮前”から徒歩すぐ
  • 近鉄京都線”桃山御陵前駅”から徒歩約5分
  • 京阪本線”伏見桃山駅”から徒歩約6分

御香宮神社の基本情報

御朱印の種類 通常2種類
御朱印の朱印料 300円
時間 9:00〜17:00
主祭神 神功皇后(日本第一安産守護大神)
札所等 神仏霊場巡拝の道第82番(京都2番)
住所 京都市伏見区御香宮門前町174
公式HP https://gokounomiya.kyoto.jp/