こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
天満宮といえば学問の神様。学問成就の信仰を集めるのが一般的です。
しかし、京都大神宮の少し北に鎮座する「火除天満宮(ひよけてんまんぐう)」は、その名の通り「火除」の信仰も集めているんです。
今回はこの火除天満宮の御朱印と歴史などについてご紹介していきます。
御朱印について
火除天満宮では、1種類の御朱印が頂けます。
朱印料は300円で、日付以外は全てスタンプとなっています。
御朱印は、寺町通りを挟んで向かいにある1897(明治30)年創業の老舗鏡専門店「岡本鏡店」でいただけます。
御朱印を待っている間、美しい様々な鏡を拝見してみました。
「こんな鏡もあるんだ(゚д゚)」という商品もあり、とてもおもしろかったです。
岡本鏡店の営業時間は10:00から18:00。定休日は毎週水曜日です。
火除天満宮ってどんな神社?
御祭神
御祭神は、学問の神様として有名な「菅原道真」です。
学問成就の信仰も集めていますが、後述する「とある出来事」以降は火除の信仰も集めています。
歴史と火除信仰
火除天満宮が創建されたのは安土桃山時代のことです。
1579(天正7)年、九州での兵乱を避けるため、筑紫国の太宰府から一人の老神官が菅原道真公の像を背負って京都にやってきました。
この道真公の像を六条通周辺に祀ったのが当社の起こりとされています。
1587(天正15)年、創建された大雲院に鎮守社として移転。
10年後の1597(慶長2)年に豊臣秀吉公の命によって現在地に創建されたといいます。
1864年(元治元年)の蛤御門(はまぐりごもん)の変では、この一帯だけが奇跡的に類焼を免れました。
その以降も度々火難から救われたと伝わっており、学問成就と共に火除の信仰も集めるようになりました。
火除天満宮の境内
ビルのお隣にひっそりと鎮座している神社です。
入り口には「洛陽天満宮二十五社巡拝」の第9番札所の石標が建っています。
手水舎には御神水が使われています。
昔から変わること無く湧き続けているこの水は、とてもまろやかな味がするそうです。
ちなみに汲んで持ち帰っていいみたいです。
狭い境内ですが、手水舎は2つ設置されています。
こちらも同じ御神水が使われていると思われます。
こちらが拝殿と本殿。
御祭神はもちろん菅原道真公を祀っています。
こちらのお社は向かって右から「稲荷社」「大国主社」「白太夫社」。
延命地蔵尊と天道大日如来を祀るお堂。
天満宮でお馴染みの撫で牛もあります。
ちょっとお疲れのご様子ですね。
しめ縄が張ってある台の上に、謎の石が置いてありました。
御神石だと思いますが、説明書きが無いので詳細は謎です。
授与所は基本的に無人。
授与品の初穂料は賽銭箱に入れるシステムです。
かわいいイラストの絵馬がいくつか奉納されていました。
基本情報
御朱印の種類 | 1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
頂ける場所 | 岡本鏡店(定休:水曜日) |
時間 | 10:00〜18:00 |
御祭神 | 菅原道真 |
住所 | 京都市下京区貞安前之町613 |
公式HP | なし |
アクセス
住所:京都市下京区貞安前之町613
- 京都市営バス”四条河原町”より徒歩約3分
- 京阪本線”祇園四条駅“より徒歩約6分