こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
大人気のお寺・清水寺に隣接する「地主神社(じしゅじんじゃ)」。
規模はあまり大きく無いものの、「縁結びの神様」として、全国的に有名な神社です。
この記事では、そんな地主神社の御朱印を中心に、歴史・清水寺との関係や「恋占いの石」についてもご紹介いたします!
地主神社の参拝には、清水寺の拝観料(大人400円)が必要です。
地主神社の御朱印について
大国主命の御朱印
地主神社で“一時期授与されていた”御朱印がこちらです。
※画像はTwitterのフォロワーさんにご提供頂きました。
中央の主祭神「大国主命」の力強い直書きや「打ち出の小槌」の朱印がステキですね。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大国主命
左側:えんむすび乃神 地主神社 - 朱印
中央:縁、参拝記念 主神大國主命 京都地主神社
左側:地主神社
中央上には、地主神社内でよく見かける「縁」の朱印が押してあります。
柔らかく、かわいい雰囲気でいいですね。
現在は頂けません
私が知る限り、地主神社では「2017年4月」以降、御朱印の授与は行われていません。
授与所にも「御朱印は致しておりません」と書かれた紙が貼ってあります。
授与中止の原因については不明ですが、個人的には「混雑」が関係しているのではと思っています。
清水寺は京都で1番人気の観光スポットであり、書き手さんが最大5人もいる清水寺の納経所でも、御朱印待ちの行列が出来てしまいます。
地主神社内の通路はあまり広くないため、御朱印待ちの列が出来てしまうと、他の参拝者の迷惑になったり、トラブルが発生する可能性が大です。
そのような状況を鑑みて、御朱印中止に至ったのかもしれません。
※あくまで推測です。
書き置きのみでも復活して頂けたらなぁと思っていますが、やはり厳しいかもしれませんね。
清水寺で御朱印巡りをしよう!
地主神社と隣接している清水寺では、数多くの御朱印が授与されています。
記事を参考にして、清水寺で御朱印巡りを楽しんでくださいね!
①本堂(西国) | ②御詠歌(西国) | ③善光寺堂 | ④奥の院 |
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★代表的★ (西国第16番) |
西国第16番 | 洛陽第10番 | 洛陽第11番 |
本堂横 | 本堂横 | 本堂横 | 本堂横 |
⑤本堂(洛陽) | ⑥朝倉堂 | ⑦泰産寺 | ⑧阿弥陀如来(法然) |
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洛陽第12番 | 洛陽第13番 | 洛陽第14番 | 法然上人第13番 |
本堂横 | 本堂横 | 本堂横 | 阿弥陀堂 |
⑨御詠歌(法然) | ⑩阿弥陀如来(六阿弥陀) | ⑪不動明王 | (他)神仏霊場 |
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法然上人第13番 | 洛陽六阿弥陀第3番 | 神仏霊場第117番 | |
阿弥陀堂 | 阿弥陀堂 | 音羽の滝 | 本堂横 |
清水寺周辺の寺社については、こちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね〜!
地主神社ってどんな神社?
歴史
地主神社創建の由緒について、詳しいことは分かっていません。
日本建国より前に創建されたという説もありますが、清水寺の創建(778)と同じ頃という見方が強いようです。
古くから「地主権現」と称され、「清水寺を守る神社(鎮守社)」「清水寺門前町の氏神」として信仰されていきました。
一説によると、この「地主権現」は清水寺を創建した「坂上田村麻呂」であるとも言われています。
第64代・円融天皇、第72代・白河天皇の行幸が行われるなど、皇室から篤く信仰され、中世以降は庶民からの信仰も集めました。
明治2年(1869)、神仏分離令により、「地主権現」を「地主大明神」に変更。
その後、社名も現在の「地主神社」に改めました。
平成6年(1994)には清水寺の一部ということで、世界遺産の一つに登録されました。
「地主神社も世界遺産」って知らない人、結構いるんじゃないでしょうか?
(私もその一人でした。)
本殿と神様
現在の社殿が建立されたのは、江戸時代の寛永10年(1633)。
江戸幕府第3代将軍・徳川家光によるもので、本殿・拝殿・総門はすべて国の重要文化財に指定されています。
本殿は色彩が豊かで非常に美しい見た目。
青空と一緒に撮影すると、更に美しく感じます。
そんな本殿に祀られている神様は以下の5柱。
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)
- 素戔嗚命(すさのおのみこと)
- 奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
- 足摩乳命(あしなずちのみこと)
- 手摩乳命(たなずちのみこと)
大国主命の父母神が「素戔嗚命・奇稲田姫命」、奇稲田姫命の父母神が「足摩乳命・手摩乳命」と、5柱は3代にわたる関係なんですね。
縁結び
主祭神である「大国主命」は、古くから「縁結びの神様」とされてます。
日本神話に登場する「因幡の白兎」でも知られていますね。
そんな大国主命を祀る地主神社は、「京都随一の縁結び神社」として全国的に超有名。
清水寺より地主神社がメインって人も結構いらっしゃいます。
本殿前に置いてある2つの「恋占いの石」は、縄文時代から伝えられているもの。
一方の石から反対側の石へ目を閉じて歩き、見事到着することが出来れば、恋の願いが叶うとされています。
また、他の人の援助を受けながら辿り着くと、恋の成就にも人の助けが必要になるとのこと。
いつかやってみたいなぁとは思っていますが、毎回「好奇心より羞恥心が勝る」ので、恐らく今後もやることはないでしょう、、、。
ちょっとだけ勇気がいりますが、みなさんもやってみてくださいね〜!
地主神社の基本情報
御朱印 | なし |
時間 | 9:00〜17:00 |
拝観料 | 境内自由 ※参拝には清水寺の拝観料が必要(大人400円) |
御祭神 | 大国主命など5柱 |
住所 | 京都市東山区清水1丁目317 |
公式HP | https://www.jishujinja.or.jp/ |
地主神社へのアクセス
- 京都市営バス「清水道」から徒歩約10分
- 京都市営バス「五条坂」から徒歩約10分
- 京阪電気鉄道京阪本線「清水五条駅」から徒歩約25分