こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市右京区にある世界遺産「龍安寺」。
「りゅうあんじ」と読みたくなりますが、正式な読み方は「りょうあんじ」だそうです。
この記事では、そんな龍安寺で頂ける通常の御朱印を中心に、期間限定で授与された「限定御朱印」や御朱印帳、歴史や石庭などについても詳しくご紹介いたします!
龍安寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:8:00~17:00(12月~2月は8:30~16:30)
龍安寺では、通常1種類の御朱印が授与されています。
御朱印の朱印料(値段)は、1体300円です。
石庭の御朱印
龍安寺で常時授与されいる「石庭」の御朱印です。
右側の印は、中央が崩されていて読むのが難しいのですが、龍安寺の山号「大雲山」で合っている模様。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:石庭
左側:龍安寺 - 朱印
右側:大雲山
左側:吾唯足知、龍安寺印
通常、お寺の御朱印の中央には、仏様の名前が書かれるのですが、龍安寺はなんと「石庭」のみ。
石庭で有名な「龍安寺らしい」の御朱印ですね〜!
【限定】釈迦如来の御朱印
2021年3月に授与された「釈迦如来」の限定御朱印です。
御朱印の朱印料(値段)は、1体300円でした。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:釈迦如来
左側:龍安寺 - 朱印
右側:大雲山
左側:吾唯足知、龍安寺印
基本的には通常の御朱印と同じで、中央の文字が「石庭」から「釈迦如来」になっています。
釈迦如来は龍安寺の御本尊なのですが、どこに安置されているかよく分かりませんでした・・・。
左上の朱印「吾唯足知」とは?
龍安寺の御朱印には、左上に「吾唯足知」の朱印が押してあります。
「われ ただ たることを しる」と読む吾唯足知は、釈迦が説いた言葉であり、禅宗のお寺でよく用いられる格言のようです。
境内の方丈の北東には、吾唯足知が刻まれた「つくばい」が置いてあります。
徳川光圀(水戸黄門)が寄進した物といわれており、中央には、竹筒から水が流れていました。
吾唯足知は、中央の「口」を中心に、上・右・下・左と、順番に読んでいく感じですね〜。
なお、このつくばいはレプリカであり、オリジナルは厳重に保管されているそうです。
御朱印が頂ける場所
龍安寺の御朱印は、境内「庫裏(くり)」内の授与所にていただけます。
境内はとても広いのですが、入り口から道なりに進んでいけば迷うことは無いと思います。
コロナにより書き置きのみの授与
2021年7月現在、龍安寺では、新型コロナの影響により、御朱印帳への直書きを休止してます。
御朱印自体を休止しているわけではなく、書き置きのものは授与されています。
直書きが無いのは残念ですが、頂けるだけありがたいですね。
御朱印の保管には、「御朱印ホルダー」や書き置き御朱印専用御朱印帳などがオススメですよ!
御朱印帳
庫裏の授与所では、龍安寺オリジナル御朱印帳も授与されています。
値段は共に1200円。
石庭をイメージした可愛らしい小判御朱印帳と、吾唯足知のロゴが入った渋い大判御朱印帳の2種類です。
どちらもステキですね!
龍安寺ってどんなお寺?
歴史
もともと、龍安寺がある場所には、第64代・円融天皇によって建立された「円融寺」というお寺がありました。
御願寺となっていた円融寺ですが、その後は徐々に衰退してしまいます。
平安末期には、左大臣・藤原実能が域内に山荘を営み、徳大寺を建立。
その後は、徳大寺家がお寺を継いでいきました。
室町時代の宝徳2年(1450)、武将・細川勝元は、大徳寺家から土地を譲り受け、妙心寺の塔頭として「龍安寺」を創建。
開山は妙心寺の玄承が招かれましたが、玄承は師匠の日峰宗舜を勧請開山とし、自らは2世となりました。
これが龍安寺の起こりとなります。
創建には「円融寺→徳大寺→龍安寺」という流れがあったわけですね!
その後、応仁の乱に焼失しますが、細川勝元の書院を移すなどしてすぐに復興。
江戸時代には、朱印地が720石余も与えられ、塔頭はなんと「21」もあったそうです。
現在の塔頭は「西源院・多福院・大珠院」の3院のみ。
平成8年には、古都京都の文化財の一つとして、世界遺産に指定されました。
石庭
龍安寺といえば、やっぱり石庭ですよね!
石庭は代表的な枯山水式として有名で、国の史跡と特別名勝に指定されています。
白砂の上に大小15個の石が配置してあるのですが、どの位置から見ても「必ず1個隠れて見えない」という不思議な仕様になっています。
縁側に座り、時間を忘れボーッと石庭を眺める贅沢を体験できます。
立派な石庭ですが、実は作庭の詳しい年代や作者は不明なんだとか。
一体、いつ誰が作庭したんでしょうね。気になります。
桜
私が訪れた3月下旬は、桜がとてもキレイに咲いていました!
鏡容池の周りの桜も最高!
ウグイスの声も聞こえていましたが、残念ながら写真は撮れませんでした。
龍安寺の桜の魅力は、JR東海のTVCMで味わってください↓
龍安寺周辺の寺社
龍安寺の周辺には、御室桜で有名な世界遺産「仁和寺」や金ピカの金閣が美しい世界遺産「金閣寺(鹿苑寺)」などがあります!
記事を参考にして参拝してみてくださいね!
龍安寺へのアクセス
- 京都市営バス「立命館大学前」から徒歩約7分
- 京福北野線「龍安寺駅」から徒歩約10分
龍安寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の料金 | 通常300円 |
御朱印帳の種類 | 2種類 |
御朱印帳の料金 | 1200円 |
御朱印の時間 | 8:00~17:00 (12月~2月は8:30~16:30) |
御本尊 | 釈迦如来 |
宗旨 | 臨済宗妙心寺派 |
拝観料 | 大人:500円 |
住所 | 京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 |
公式HP | http://www.ryoanji.jp/top.html |