こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市右京区の鳴滝にある「了徳寺(りょうとくじ)」。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人ゆかりのお寺で、毎年12月に大根焚きを行うことから、「大根焚寺」とも呼ばれています。
この記事では、了徳寺で年に2日限定で授与される御朱印を中心に、親鸞聖人の故事や大根焚きについてご紹介いたします!
了徳寺(京都)の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の料金:通常300円
浄土真宗のお寺である了徳寺では、通常、御朱印の授与は行われていません。
ですが、大根焚きが行われる毎年12月9日・10日の2日間は、特別に御朱印の授与が行われます!
大根焚寺の御朱印
こちらが年に2日しか授与されない了徳寺の御朱印です!
中央には、了徳寺の通称名である「大根焚寺」が大きく書かれています。
- 墨書き
右側:親鸞聖人御旧跡
中央:鳴滝 大根焚寺 了徳寺
左側:鳴滝 了徳寺 舊地 - 朱印
右側:日付、京都なる瀧
中央:大根焚寺
左側:法輪山、了徳寺
御朱印の料金は300円で、御朱印帳に直書きしていただけました。
なんだかとってもありがたい気分!
貰う難易度が少し高めの御朱印ですが、大根焚きと合わせてぜひ頂いてみてくださいね!
了徳寺(京都)ってどんなお寺?
すすき塚
鎌倉時代の建長4年(1252)、親鸞聖人は師・法然上人ゆかりのお寺である「月輪寺(愛宕山)を参拝。
帰り道で当地に立ち寄り、住民たちに説法を行いました。
住民たちが塩炊きの大根で親鸞聖人をもてなしたところ、親鸞聖人は大変喜び、お返しに「すすきの穂」と鍋の煤を使って十字名号を書いて与えたと伝えられています。
浄土真宗・中興の祖として知られる蓮如上人も後に当地を訪れ、六文字名号を書いたと伝えられており、了徳寺には現在も「薄名号」が所蔵されています。
また、本堂向かって左側には、「すすき塚」も残されていますよ!
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歴史
お寺としての成立は、室町時代の大永4年(1524)。
浄土真宗の僧侶・正西が、親鸞聖人ゆかりの当地にお堂を建立したのが始まりです。
御本尊の阿弥陀如来は、聖徳太子によって作られたと伝わっており、応仁の乱の戦火を避けるために当地に移されたといいます。
大根焚き
了徳寺では親鸞聖人の故事にちなみ、大永4年の創建以来、毎年12月9日・10日に報恩講「大根焚き」が行われています。
約3,000本の大根を地元の方々が煮て、訪れた参拝者たちに振る舞われます。
食べると中風除けになるという大根は、しっかり味が染みていて、ホックホクでとっても美味しかったです・・・!
油揚げの方は少し甘みがあり、優しい味わいでした。
お値段は一杯1,000円。
例年ならかやくご飯の「おとき」の振る舞われますが、私が訪れた2022年12月は新型コロナの影響で、大根のみの提供となりました。
ちなみに、参拝者に振る舞われるのは醤油で茹でたものですが、親鸞聖人の御影には故事にちなんで、塩で茹でたものが供えられるそうですよ!
親鸞聖人ゆかりの大根焚き。
みなさんも行ってみてくださいね!
了徳寺(京都)周辺の御朱印情報
了徳寺の周辺には、期間限定御朱印が定期的に出ている世界遺産「仁和寺」や仁和寺の守護神である「福王子神社」、枯山水庭園が有名な世界遺産「龍安寺」などがあります。
記事を参考にして、ぜひ一緒に参拝してみてください!
了徳寺(京都)へのアクセス
- 京都市営バス「福王寺」から徒歩4分
- 京福北野線「宇多野駅」から徒歩約10分
了徳寺(京都)の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
御朱印が頂ける日 | 12月9日・10日のみ |
拝観料 | 境内自由 |
宗旨 | 浄土真宗大谷派 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
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住所 | 京都市右京区鳴滝本町83 |
公式HP | https://www.ryoutokuji.or.jp/ |