こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市東山区のねねの道沿いにある「圓徳院(えんとくいん)」。
高台寺塔頭の1つで、北政所・ねねの終焉の地となった場所です。
この記事では、そんな圓徳院で頂ける御朱印を中心に、豊臣秀吉ゆかりの「三面大黒天」や歴史、庭園などについてもご紹介いたします!
圓徳院の通常御朱印について
圓徳院の御朱印は、印刷された用紙での授与となっており、直書きの御朱印はありません。
豊福の御朱印
中央に「豊福」と書いてある御朱印です。
御朱印の料金は300円。
御朱印の名前は、なんと「スーパー神様」。
スーパー神様こと、秀吉の念持仏・守り本尊だった「三面大黒天」については、下の方で詳しくご紹介しますね!
安寧の御朱印
中央に「安寧」と書いてある御朱印です。
御朱印の料金は300円。
御朱印の背景には、長谷川等伯作の襖絵(重文)の模様が使用されています。
豊臣家の家紋である「五七の桐」がステキですね〜!
食べる御朱印
圓徳院では「食べる御朱印」という変わった御朱印も授与されています。
御朱印自体を食べるわけでなく、御朱印と一緒に落雁が頂けるようです。
また機会があれば、貰ってみたいと思います!
圓徳院の限定御朱印について
北政所・ねねの400年遠忌の記念御朱印
2024年に「北政所・ねねの400年遠忌」を迎える圓徳院では、記念の限定御朱印が授与されています。
御朱印の料金は300円。
授与所の方の話によれば、中央部分の色が2024年まで1年ごとに変わっていくようです
2022年は緑でしたが、2023・24年はどんな色になるんでしょうね〜!
楽しみです!
奉安者御祈祷祭限定の御朱印
奉安者御祈祷祭(三面大黒天の御開帳)の際に頂いた御朱印です。
なんと参拝後に無料でいただけました。ありがたいです!
圓徳院の御朱印が頂ける場所
圓徳院の御朱印は、三面大黒天を祀るお堂脇の授与所で頂けます。
無料エリアにあるため、拝観料は不要です。
授与所がお休みの場合は、拝観受付で頂けるようです。
私が訪れた時は、新型コロナウイルスの終息を祈る「疫病退散の御朱印」が無料で頂けました。
とってもありがたいですね!
書き置きの御朱印は、御朱印帳にのりで貼るのが一般的ですが、個人的にはフィルムで挟むだけの「御朱印ホルダー」や差し込むタイプの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」をオススメしてます!
圓徳院ってどんなお寺?
歴史
江戸時代初期の慶長10年(1605)、豊臣秀吉の正室である「北政所・ねね」は、伏見城の化粧御殿と前庭をこの地に移築。
その後、北政所は晩年の19年間を化粧御殿で過ごし、寛永元年(1624)に77歳で亡くなりました。
没後9年目にあたる寛永9年(1632)、備中国足守藩主の「木下利房(北政所の甥)」は、化粧御殿を寺院に改め、利房の法号に因んで寺号を「圓徳院」と名付けました。
これが圓徳院の起こりとなります。
三面大黒天
境内北側のお堂に安置されている「三面大黒天像」は、正面に大黒天(福の神)、向かって左に弁財天(芸術・学問の神)、右に毘沙門天(勝負運の神)の顔がついた珍しい大黒天像。
一度参拝すると、三天のご利益がまとめて頂けるといわれ、近年では「金運が上がる」とテレビなどで度々紹介されています。
この三面大黒天像は、天下人・豊臣秀吉の「念持仏・守り本尊」であり、61歳で亡くなるまで肌身離さず持ち続けていたと伝えられています。
元々は総金粉で覆われていたのですが、秀吉が手の中で強く拝んでいたため、一部を残してほとんど剥がれた状態に。
そのため、像には現在も「秀吉の指紋」が残っているんだとか。
本物の三面大黒天像は秘仏とされており、毎年3月3日の13時から「30分だけ」御開帳されます。
堂内に安置されているのは「分身」ですが、本物と同じくらいのご利益があるそうですよ!
ちなみに、授与所やAmazon・楽天などのネットショップでは、三面大黒天の尊像を購入することが出来ます!
家に祀るとご利益がスゴそうですね〜!!
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
庭園と紅葉
圓徳院には、美しい庭園が2つあります。
入ってすぐの南庭は、白砂が敷かれており、自然の色合いを最大限楽しむことが出来ます。
私が訪れた11月末はちょうど見頃となっており、大変多くの人で賑わっていました。
奥に進んだところにある北庭は、北政所が伏見城から移した前庭で、国の名称に指定されています。
北政所もこの光景を見ていたのですね〜!
なんだかタイムスリップした気分。
大きな石がいくつも使用されていて、なかなかダイナミックな庭園です。
紅葉が本当に美しいですね〜!
紅葉シーズンは人が多すぎるので、今度は新緑の時期にゆったり拝観したいと思います。
圓徳院を訪れた際は、ぜひ庭園の拝観もしてみてくださいね〜!
圓徳院周辺の寺社情報
圓徳院の周辺には、八坂の塔で有名な「法観寺」やカラフルなくくり猿が沢山奉納されている「八坂庚申堂」、数多くの御朱印が授与されている「八坂神社」などがあります!
記事を参考にして、併せて参拝してみてください!
圓徳院へのアクセス
- 京都市営バス「東山安井」から約4分
圓徳院の基本情報
御朱印の値段 | 300円,500円 |
宗旨 | 臨済宗建仁寺派 |
御本尊 | 釈迦如来 |
住所 | 京都市東山区下河原町530 |
公式HP | https://www.kodaiji.com/entoku-in/ |