こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市東山区の泉涌寺近くには、「日本最初の荒神さん」を祀っている「来迎院(らいごういん)」というお寺があります。
境内には、あの弘法大師・空海が湧出させたという「独鈷水」もあり、自然豊かでとても美しいお寺です。
この記事では、泉涌寺別当でもある来迎院で頂ける御朱印を中心に、歴史や荒神さん、などについてもご紹介いたします!
来迎院の御朱印について
- 御朱印の種類:通常3種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00~17:00
御朱印の種類
来迎院では、通常3種類の御朱印が授与されています。
- 廣福殿の御朱印(代表的)
- 布袋尊の御朱印
- 含翠庭参観の御朱印
廣福殿の御朱印
来迎院の代表的な御朱印である「廣福殿」の御朱印です。
- 墨書き
右側;奉拝、日付
中央:廣福殿
左側:来迎院 - 朱印
中央:寺紋(?)、廣福王聴
左側:禁裏御菩提所別当来迎院印
廣福殿とは、三宝大荒神坐像が安置されている荒神堂のことを指します。
文字も朱印もステキな感じ!
御朱印が頂ける場所
来迎院の御朱印は、含翠庭受付所で頂けます。
受付時間は「9:00~17:00」。
受付所には、泉山七福神巡りの色紙が飾ってありました!
毎年1月の成人の日に行われる泉山七福神巡り。
未だに巡ったことがないので、いつか巡りたいなぁと思っているところです。
来迎院ってどんなお寺?
歴史
寺伝によれば、来迎院の起こりは、平安時代の大同元年(806)。
真言宗の宗祖である弘法大師・空海が、唐へ留学した際に感得した「三宝荒神」を現在地に祀ったのが始まりといいます。
来迎院はその後衰退し、鎌倉時代の僧・智鏡によって再興。
室町時代に勃発した応仁の乱により、焼失してしまいますが、後陽成天皇などにより再建されました。
明治時代になると、廃仏毀釈運動のあおりを受けて荒廃。
修復されたのは大正時代で、本堂などはこの時に再建されたものになります。
ゆな荒神
荒神堂の中には、三宝大荒神坐像が安置。
上でご紹介したとおり、空海が唐で感得した荒神様になります。
伝えによれば、来迎院が建つ山の頂が七日七夜にわたって光を放ち、空海に霊地であることを知らせたといいます。
この由緒から、来迎院は「日本最初の荒神さん」と称しているとのこと。
ちなみに、京都御所東にある天台宗の寺院「護浄院」も「日本最初の荒神さん」として知られています。
来迎院に祀られている荒神様は、「胞衣荒神」と呼ばれ、古くより皇室などから安産祈願の信仰を集めてきました。
私事ですが、義姉がそろそろ出産予定なので、しっかりと安産を祈願させていただきました。
可愛い甥っ子か姪っ子に会うのが楽しみです〜!
独鈷水
境内には、独鈷水(どっこすい)と呼ばれる水が湧いています。
独鈷水とは、空海や役行者などの聖人が独鈷(仏具)を使って湧出させた水を意味する言葉で、京都府には他にも、長岡京・楊谷寺や山科・醍醐寺にもあります。
来迎院の独鈷水は空海によるもので、病気平癒に霊験あらたかとのこと。
独鈷水の近くには、弘法大師像も安置されていますよ!
来迎院へのアクセス
- 京都市営バス「泉涌寺道」から徒歩約12分
- JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」から徒歩約18分
来迎院の基本情報
御朱印の種類 | 通常3種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
時間 | 9:00~17:00 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
札所等 | 泉山七福神第4番(布袋尊) |
宗旨 | 真言宗泉涌寺派 |
拝観料 | 境内自由。庭園は300円。 |
住所 | 京都市東山区泉涌寺山内町33 |
公式HP | https://raigoin.com/ |