こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
みなさんの家の近所に「愛宕神社」はありますか?
全国に約900社あるといわれている愛宕神社の総本宮は、実は京都の愛宕山(標高924m)の頂上に鎮座しているんです。
この記事では、愛宕神社でもらえる御朱印や歴史、毎年行われる「千日詣り」についてご紹介します。
愛宕神社の御朱印について
- 御朱印の種類:通常5種類
- 御朱印の料金:300円、500円
愛宕神社では、「直書き(本社)1種類・書き置き4種類」の計5種類の御朱印が授与されています。
御朱印の料金については、直書きが500円、書き置きが300円となります。
直書き(本社)の御朱印
愛宕神社の本社の御朱印です。
通常、御朱印の右上は「参拝」ですが、愛宕神社は山の上にあるため、「登拝」になっています。
神使とされているイノシシの朱印がポイントです。
- 墨書き
右側:登拝、京都愛宕山 総本宮 愛宕神社
中央:愛宕大神
左側:日付 - 朱印
中央:愛宕神社参拝験、イノシシ
こちらは以前頂いた本社の御朱印。
現在のものとデザインがだいぶ変わっていますね。
ちなみに、この頃の朱印料は300円でした。
書き置き御朱印
ここからは、4種類の書き置きについて紹介します。
①勝軍地蔵 | ②若宮社 | ③奥宮社 | ④光秀公 |
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勝軍地蔵の御朱印
勝軍地蔵の御朱印です。
勝軍地蔵(愛宕山大権現)は、神仏習合時代に祀られていた仏様で、現在は西京区の金蔵寺に移されています。
- 墨書き
右側:京都愛宕山 総本宮 愛宕神社
左側:日付 - 朱印
右側:愛宕大神御守護
若宮社の御朱印
本殿奥にある若宮社の御朱印です。
若宮社には、雷神・迦倶槌命・破元神が祀られています。
- 墨書き
右側:参拝若宮、京都愛宕山 総本宮 愛宕神社
中央:雷神迦倶槌命破元神
左側:日付 - 朱印
右側:不明
奥宮社の御朱印
若宮社の更に奥にある奥宮社の御朱印です。
中央の「愛宕権現太郎坊天狗」というのは、神仏習合時代に祀られていた神様(?)のことを指します。
- 墨書き
右側:参拝奥宮、京都愛宕山 総本宮 愛宕神社
中央:愛宕権現太郎坊天狗
左側:日付 - 朱印
右側:愛宕神社参拝験
光秀公の御朱印
愛宕神社ゆかりの明智光秀の御朱印です。
光秀は、あの本能寺の変の直前に愛宕神社を参詣しており、「ときは今 あめが下しる 五月哉」という歌を読んでいます。
- 墨書き
右側:京都愛宕山 総本宮 愛宕神社
中央:ときは今 あめが下しる 五月哉
左側:日付 - 朱印
中央:愛宕神社参拝験 - スタンプ
右側:光秀公参詣之地
中央:桔梗
書き置き御朱印の保管にはコレ!
愛宕神社の御朱印は、ほとんどが書き置きです。
御朱印の保管には、「御朱印ホルダー」や書き置き御朱印専用御朱印帳などがオススメですよ!
千日詣り限定の御朱印
こちらは毎年7月31日から8月1日にかけて行われる「千日詣り(千日通夜祭)」限定の御朱印です。
通常の御朱印と比べてみると、中央の朱印が変わり、下のイノシシも金色になっていますね。
とってもかっこいいですよね!
コチラは以前頂いたときの限定御朱印。
これはこれで好きです。
御朱印帳
愛宕神社では、オリジナル御朱印帳も授与されています。
帳面には上でも触れた「愛宕権現太郎坊天狗」が描かれており、嬉しいビニールカバーつき。
料金は1500円になっています。
授与所
御朱印は境内にある授与所にて頂けます。
授与所の時間は詳しくわかりませんが、私が訪れた時は朝7時半頃には開いてました。
時間については季節によって変わる可能性があるので、事前に公式Twitterを確認することをオススメします。
愛宕神社ってどんな神社?
御祭神
愛宕神社の御祭神は、本殿に五柱・若宮に三柱を祀っています。
火伏せや防火のご利益がある神社として信仰を集めており、『火迺要慎』の火伏札は京都の台所や調理場などに貼られている事が多いです。
本殿
- 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
- 埴山姫神(はにやまひめのみこと)
- 天熊人命(あめのくまひとのみこと)
- 稚産霊神(わくむすひのかみ)
- 豊受姫命(とようけひめのみこと)
若宮
- 雷神(いかづちのかみ)
- 迦遇槌命(かぐつちのみこと)
- 破无神(はむしのかみ)
歴史
大宝年間(701〜704)、修験道の開祖・役小角と修験道の僧・泰澄が、愛宕山朝日峰に神廟を建立したのが始まりです。
781(宝亀12)年、和気清麻呂と慶俊僧都によって中興され、愛宕山朝日峰に愛宕大権現を祀る白雲寺が建立されました。
神仏習合時代には本殿に愛宕大権現の本地仏である勝軍地蔵、奥の院には天狗太郎坊が祀られ、勝地院や大善院などが建立されました。
明治時代になると神仏分離令により白雲寺は廃寺となり、現在は愛宕神社のみが残っています。
愛宕神社の千日参り
愛宕神社では、毎年”千日詣り”が行われます。
7月31日の夜から8月1日の早朝にかけて参拝すると、千日分の火伏・防火の御利益があると言われており、全国から多くの参拝者が訪れます。その数は数万人といわれています。
また、3歳までの子供が参拝すると一生火難に合わないといわれているため、子供連れの参拝者も多くみられます。
夜に山登りするのは危険だと思う方も多いと思いますが、千日詣りの日だけ頂上までの約4kmの登山道には電球が灯されているので安全に登れます。
私は念のため懐中電灯を持っていきましたが、使わなくても全然大丈夫なほどの明るさでした。
千日参りには、登ってくる人に「おのぼりやす〜」、降りてくる人に「おくだりやす〜」と声を掛け合うが伝統があり、私も多くの方から声をかけられました。
最初は恥ずかしくて声をかけることが出来ませんでしたが、途中からしっかりと
愛宕山(標高924m)の頂上に鎮座している愛宕神社は、いくら夏真っ盛りとはいえ、なかなか寒いので、行こうと思っている方は上着を持っていくことをおすすめします。
愛宕神社の数十m手前から裸電球が提灯に変わり、とても幻想的な雰囲気を感じます。
7月31日21時からは夕御饌祭(ゆうみけさい/山伏による護摩焚き神事)、8月1日2時からは朝御饌祭(あさみけさい/人長の舞奉奏・鎮火神事)が行われます。
下の画像は朝御饌祭が終わった後です。
愛宕神社周辺の御朱印情報
愛宕神社がある愛宕山内には、「月輪寺」という私が大好きなお寺がありますので、ぜひ一緒に参拝してみてくださいね!
また、愛宕山の東には、「京都の三尾」と呼ばれている世界遺産「高山寺」、空海ゆかりの「神護寺」、紅葉がきれいな「西明寺」などがあります。
ぜひ、紹介記事を参考にして、行ってみてくださいね〜!
アクセス
京都バス”清滝”より山道を歩き2〜3時間ほど
愛宕神社の基本情報
御朱印の種類 | 通常5種類 |
御朱印の朱印料 | 300円,500円 |
時間 | 不明 |
主祭神 | 愛宕大神 |
住所 | 京都市右京区嵯峨愛宕町1 |
公式HP | http://atagojinjya.jp/ |