こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市上京区には、たくさんの人形を所蔵していることから「人形寺」として有名な「宝鏡寺(ほうきょうじ)」という尼門跡寺院があります。
宝鏡寺には数多くの皇女が入寺し、住持を務めてきた歴史があり、かつては「百々御所」と呼ばれていました。
この記事では、宝鏡寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や人形展などについてご紹介いたします。
宝鏡寺の御朱印
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 霊場:神仏霊場巡拝の道第97番(京都17番)
- 時間:10:00~16:00
観世音菩薩の御朱印
宝鏡寺では、通常1種類の御朱印が頂けます。
公式HPによると、人形展開催期間以外でも毎日御朱印を受付けているそうです。
私が人形展開催期間中に訪れた時は、受付で御朱印帳を預け、拝観後に受取るスタイルでした。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:観世音菩薩(スタンプ)
左側:西山 宝鏡寺門跡 - 朱印
右側:旧百々御所
中央:寺紋
左側:寶鏡禪寺(?)
右下に押してあるのは、境内に設置してある「人形塚(御所人形)」をモチーフにしたスタンプ。
このスタンプは常時押して貰えるわけではなく、春・秋に行われる人形展期間中限定となります。
限定御朱印
私が宝鏡寺を訪れた時は、万勢伊さんと日野富子の御朱印が授与されていました。
江戸時代に作られた三折人形。22代門跡(住職)・本覚院宮が寵愛していたといいます。
足利義政の正妻。
かつて宝鏡寺に隣接していた「大慈院」に入寺したというゆかりがあり、阿弥陀堂には日野富子の坐像が安置されています。
霊場案内
宝鏡寺は、近畿各地にある神社・寺院を巡る霊場「神仏霊場巡拝の道」の第97番(京都17番)です。
前後の霊場である「今宮神社」と「大聖寺」は、宝鏡寺から割と近場にあるので、ぜひ一緒に参拝してみてくださいね!
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1つ前の霊場(第96番・京都16番):今宮神社
1つ次の霊場(第98番・京都17番):大聖寺
周辺の御朱印情報
宝鏡寺の周辺には、水難・火難除けの信仰を集める「水火天満宮」や鞠の神様として有名な「白峯神宮」などがあります。
また、東に少し行くと、臨済宗相国寺派の大本山である「相国寺」もありますので、ぜひ一緒に参拝してみてくださいね!
宝鏡寺ってどんなお寺?
歴史
宝鏡寺の起こりは、南北朝時代の応安年間(1368〜75)。
五辻大宮付近にあった景愛寺(尼五山第一位)の六世・華林宮惠厳禅尼が、御所に安置されていた観世音菩薩を景愛寺子院の福尼寺に移し、寺号を「宝鏡寺」に改めて開山したのが始まりです。
寺号の「宝鏡寺」は後光厳天皇から贈られたもので、御本尊の観世音菩薩が伊勢二見ケ浦で漁網にかかった際、両手に持っていた宝鏡が由来となっています。
寛永21年(1644)年、第108代・後水尾天皇の皇女である理昌尼が入寺してからは、尼門跡の一つになり、「百々御所」と呼ばれるようになりました。
天明8年(1788)の天明の大火により焼失しますが、第119代・光格天皇などの援助により伽藍が整えられ、現在に至っています。
人形展
宝鏡寺には古くから内親王が入寺することが多かったため、度々御所から人形が贈られました。
孝明天皇が敬愛していた通称「孝明さん」をはじめ、数多くの人形を所蔵しており、昭和32年(1957)から、年に2度の一般公開(人形展)を行っています。
- 春の人形展:3月1日〜4月3日
- 秋の人形展:11月1日~11月30日
展示は撮影禁止だったので良さを伝えづらいですが、なかなか楽しめる展示内容でした。
御本尊の観世音菩薩や光格天皇作と伝わる阿弥陀如来も拝むことが出来てよかったです。
お庭は撮影OKだったので、たくさんパシャパシャさせていただきました。
中庭の村娘椿はちょうど見頃くらいでした。
春の人形展では花、秋の人形展では紅葉も楽しむことができるので、みなさんもぜひ行ってみてくださいね!
宝鏡寺へのアクセス
- 京都市営バス「堀川寺ノ内」から徒歩約2分
- 京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩約10分
宝鏡寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 10:00~16:00 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
宗旨 | 臨済宗系単立 |
山号 | 西山 |
札所等 | 神仏霊場巡拝の道第97番(京都17番) |
住所 | 京都市上京区百々町547 |
公式HP | http://hokyoji.net/ |