こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市右京区にある世界遺産「高山寺(こうざんじ)」。
古くから美しい紅葉で知られる名刹であり、「鳥獣人物戯画」など数多くの寺宝を所有しているお寺です。
この記事では、高山寺で頂ける御朱印と御朱印帳を中心に、歴史や石水院、鳥獣人物戯画などについて詳しくご紹介いたします!
高山寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:8:30~17:00
釈迦如来の御朱印
高山寺では、御本尊の「釈迦如来」の御朱印がいただけます。
中央には、釈迦如来を意味する梵字「バク」の朱印が押してあります。
- 墨書き
右側:奉拝、栂尾山
中央:釈迦如来
左側:日付、高山寺 - 朱印
中央:釈迦如来の梵字(バク)、栂尾山髙尾山
私が訪れた2021年5月は、新型コロナの感染予防対策のため、書き置きのみの授与でした。
御朱印帳に頂きたかったので少し残念でしたが、御朱印が入っていた封筒に鳥獣戯画のスタンプが押してあってほっこりしました。
書き置きの保管には、書き置き御朱印専用御朱印帳がオススメですよ!
高山寺の御朱印帳について
高山寺は、国宝「鳥獣人物戯画」の絵を使用したオリジナル御朱印帳が授与されています。
サイズは大判サイズの「18cm×12cm」。
種類は複数のパターンがあり、好きなものを選べるのが嬉しいですね!
御朱印帳は通販サイトで購入可能!
こちらの「うすべに色」と「もえぎ色」の御朱印帳については、通販サイト「老舗モール」にて販売されています。
他にも、高山寺限定の鳥獣人物戯画商品が沢山販売されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
当ブログでは、鳥獣人物戯画のイラストが入った「御朱印ホルダー」をレビューしています!
こちらもネット通販で購入できるので、合わせてチェックしてみてくださいね!
「三尾」で御朱印巡りをしよう!
高雄地方の「高雄(尾)山・槙尾山・栂尾山」は、まとめて「三尾(さんび)」と呼ばれています。
栂尾山・高山寺を訪れた際は、高雄山・神護寺・槙尾山・西明寺も合わせて参拝してみてくださいね!
高山寺ってどんなお寺?
歴史
伝えによると、高山寺の始まりは宝亀5年(774)。
第49代・光仁天皇の勅願により、華厳宗のお寺として創建されました。
創建当時の寺号は「神願寺都賀尾坊」と称し、平安時代には、神護寺の別院となります。
鎌倉時代の建永元年(1206)、明恵上人高弁が後鳥羽上皇から当寺を賜り、「華厳宗根本道場」として再興。
この時、後鳥羽上皇から「日出先照高山之寺」の勅額も賜り、「高山寺」と改称します。
天文16年(1547)、兵火により、伽藍のほとんどが焼失。
その後、寛永11年(1634)に仁和寺のお堂が移して金堂を再建し、復興。
平成6年(1994)には、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。
ちなみに、高山寺は「日本最古の茶園」が営まれたお寺で、石碑も建てられています。
小規模ですが、茶園もありますよ〜!
石水院
高山寺の見どころといえば、国宝に指定されている石水院(せきすいいん)。
高山寺の境内散策は無料ですが、石水院だけは拝観料が必要です。
石水院は鎌倉時代に建てられたもので、明恵上人の庵室に由来するといいます。
欄間には、寺名の由来になっている「日出先照高山之寺」の勅額も掲げられています。
小さめですが、歴史と自然を感じることができる素晴らしい建物です。
自然を眺めながら、ゆったりとしてみてはいかがでしょうか。
鳥獣人物戯画
高山寺は数多くの宝物を所有していますが、その中でも国宝「鳥獣人物戯画(通称:鳥獣戯画)」は非常に有名です。
鳥獣人物戯画は、「甲・乙・丙・丁」の全四巻構成の紙本墨画絵巻物であり、擬人化された蛙や兎などの動物がコミカルに描かれています。
作者については、長年、鳥羽僧正作と伝えれてきましたが、内容や画風などから、現在では複数の人によって描かれていったものと考えれています。
石水院には、鳥獣人物戯画のレプリカが設置されているので、ぜひ見てみてください。
ちなみに、授与所コーナーでは、鳥獣人物戯画グッズもたくさん販売されていますよ!
高山寺へのアクセス
- 京都市営バス・JRバス「栂ノ尾」から徒歩約2分
高山寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の料金 | 300円 |
時間 | 8:30~17:00 |
拝観料(石水院) | 800円 |
御本尊 | 釈迦如来 |
宗旨 | 真言宗系単立寺院 |
山号 | 栂尾山 |
住所 | 京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8 |
公式HP | https://kosanji.com/ |