こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市中京区の壬生地区には、幕末の京都で活躍した新選組ゆかりの「壬生寺(みぶでら)」というお寺があります。
この記事では、洛陽三十三所観音霊場や京都十二薬師霊場の一つでもある壬生寺で頂ける通常の御朱印を初め、限定御朱印や御朱印帳、歴史などについてもご紹介します!
壬生寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常5種類
- 御朱印の料金:300円
- 時間:8:30〜16:30
壬生寺では、通常5種類の御朱印が頂けます。
- 地蔵尊の御朱印
- 大悲殿(中院)の御朱印
- 歯薬師の御朱印
- 辨財天の御朱印(書き置きのみ)
- 弥陀三尊の御朱印(書き置きのみ)
通常の御朱印
地蔵尊の御朱印
壬生寺の御本尊である「延命地蔵菩薩」の御朱印です。
中央に大きく「地蔵尊」の墨書き、右下には「壬生寺」の印が押してあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:地蔵尊
左側:壬生寺 - 朱印
中央:梵字(カ)
左側:壬生寺
中院の御朱印
洛陽三十三所観音霊場第28番札所・十一面観音菩薩を祀る「中院」の御朱印です。
中央に観音菩薩が安置されてる建物を意味する「大悲殿」の墨書き、右上には「洛陽二十八番」左下に「壬生寺中院」の印が押してあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大悲殿
左側:中院 - 朱印
中央:梵字(キャ)
左側:壬生寺中院
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歯薬師如来の御朱印
京都十二薬師霊場第4番札所に指定されている「歯薬師如来」の御朱印です。
中央に「歯薬師」の墨書き、右上に「京都十二薬師霊場第四番札所」左下に「壬生寺」の印が押してあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:歯薬師
左側:壬生寺 - 朱印
右側:京都十二薬師 第四番札所
中央:梵字(ベイ?)
左側:壬生寺
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1つ次の札所:京都十二薬師霊場第5番札所「地福寺」の御朱印情報
京都十二薬師霊場まとめ
辨財天の御朱印
辨財天堂に祀られている「辨財天像」の御朱印です。
御影の朱印入りで、書き置きのみの授与になります。
辨天堂の中には、弘法大師・空海作と伝えられている秘仏「辨財天像」が安置されていますよ!
弥陀三尊の御朱印
阿弥陀堂に祀られている阿弥陀本尊のとってもかっこいい御朱印です。
コチラも書き置きのみの授与になります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:弥陀三尊
左側:壬生寺 - 朱印
中央:阿弥陀三尊
左側:壬生寺阿弥陀堂
限定御朱印
今まで筆者が頂いた4種類の限定御朱印についてご紹介します。
なお、全て書き置きで頂いたものです。
不動明王の御朱印
不動明王の縁日である毎月28日に授与される「倶利伽羅剣」の御朱印です。
めちゃくちゃかっこいいです!
一夜天神の御朱印
2017年10月7日〜22日、京都では「京都麦わら道中記」が行われ、壬生寺はその会場の一つとなりました。
期間中、一夜天神堂が御開帳となり、「一夜天神」の限定御朱印が授与されました。
壬生狂言公開時の御朱印
重要無形文化財に指定されている「壬生狂言」の公開時限定で頂ける御朱印です。
- 節分の公開(節分の日前日と節分の日の2日間)
- 春の大念仏(4月29日〜5月5日)
- 秋の特別公開(10月の連休の3日間)
中央には「厄除」「山王大権現(猿面)」の印が押してあります。
治世誠剣の御朱印
「壬生寺縁起絵巻」公開時限定の「治世誠剣」の御朱印です。朱印料は300円。
御朱印には、壬生寺縁起絵巻・二太刀の図の一部が描かれています。
左側のお坊さんらしき人が持っているのが「治世」と「誠剣」という剣だと思われます。
新選組巡礼の御朱印
2021年9月末から始まった「京都守護職 新選組巡礼」の専用台紙に頂いた御朱印です。
右上には、巡礼限定の「特別朱印」が押してあります。
新選組巡礼については、コチラの記事にまとめていますので、ぜひ参考にして見てくださいね!
朱印所
朱印所は本堂右手にある寺務所内でいただけます。
時間は「8:30〜16:30」。
書き置き御朱印の保管には、差し込むだけの「書き置き専用御朱印帳」や「御朱印ホルダー」がオススメですよ〜!
壬生寺の御朱印帳ついて
「誠」の御朱印帳
壬生寺オリジナル「誠」の御朱印帳の表紙には、新撰組の隊旗や羽織に書かれていた「誠」の文字が入っており、写真ではわかりにくいですが、色は銀色でピカピカしてます。
また、土方歳三の左三つ巴や沖田総司の丸に木瓜、近藤勇の丸に三つ引きなどの家紋が入っており、家紋の部分は少しだけ凹凸があります。
裏面にはお寺の名前の「壬生寺」と局中法度書(きょくちゅうはっと)が書かれています。局中法度とは浪人集団だった新撰組を律するための決まりごとのことです。裏面にも表面と同じように家紋が散りばめられてます。
この誠御朱印帳には元々カバーが着いています。汚れなくていいのですが特に見開きの御朱印の場合、カバーを付けたままだとしっかり開かないためとても書きにくいそうです。
片面の御朱印もですが、特に見開きの御朱印を受ける時はカバーを外してお渡しすることをおすすめします。
御朱印帳は色違いが何種類かあります。
どれも素敵なので迷ってしまいますね。
令和二年版誠帖ができました。
局長・近藤勇版です。 pic.twitter.com/Lcs9STRmNY— 壬生寺 (@mibu323) July 1, 2020
令和二年版誠帖ができました。
局長・近藤勇版です。 pic.twitter.com/Lcs9STRmNY— 壬生寺 (@mibu323) July 1, 2020
「誠」の御朱印帳は阿弥陀堂の中でいただくことが出来ます。
周辺の御朱印情報
壬生寺の近くには、美しい限定御朱印をよく出されている「梛神社・隼神社」がありますので、ぜひ一緒に参拝してみてくださいね!
他の御朱印帳
御朱印が頂ける朱印所では、この4種類のオリジナル御朱印帳が授与されています。
また、洛陽三十三所観音霊場・京都十二薬師霊場用の御朱印帳も授与されています。
ぜひ、みなさんも霊場巡りをしてみてくださいね!
壬生寺ってどんなお寺?
歴史と御本尊
壬生寺は正暦2年(991)、園城寺(三井寺)の快賢僧都によって創建されました。
昭和37年(1962)に本堂が全焼し、御本尊の地蔵菩薩像多くの仏像などが焼失してしまいます。
その後、本堂は再建され、1970年(昭和45年)に律宗の総本山である唐招提寺から重要文化財の延命地蔵菩薩立像が移され、落慶法要が行われました。
中院
中院は壬生寺の塔頭です。
堂内には、洛陽三十三所観音霊場第28番の十一面観音菩薩、京都十三仏霊場第4番札所の歯薬師などが祀られています。
一夜天神堂
正門をくぐりすぐ右にあるこちらは一夜天神堂。
一夜天神堂という名前は菅原道真(天神)が流罪になった際にこの壬生の地で一夜を明かしたことから来ているそうです。
学業成就のご利益があるとされています。
阿弥陀堂
このきれいな建物は、阿弥陀三尊を祀る阿弥陀堂です。
2002年(平成14年)に再建され、阿弥陀如来三尊像が安置されています。阿弥陀堂に受付があり、そこで参拝料(大人200円、小中高校生100円)を払うことで壬生塚及び、壬生寺歴史資料室を見学することが出来ます。
千体仏塔
本堂の左側には千体仏塔があります。1988年(平成元年)に建立され、置いてある仏像は、京都市の区画整理の際に出てきた阿弥陀如来像や地蔵菩薩像などを集めて来たそうです。
壬生寺へのアクセス
- 阪急電鉄京都本線”大宮駅”より徒歩約9分
- JR山陰本線”丹波口駅”より徒歩約11分
- 京都市営バス”壬生寺道”より徒歩約5分
壬生寺の基本情報
御朱印の種類 | 5種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 8:30〜16:30 |
御本尊 | 延命地蔵菩薩 |
宗旨 | 律宗 |
住所 | 京都市中京区中京区壬生梛ノ宮町31 |
公式HP | http://www.mibudera.com/ |