こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
東山区祇園・四条通の商店街にある仲源寺(ちゅうげんじ)。
御本尊の地蔵菩薩は、目疾地蔵と呼ばれ、主に眼病平癒の信仰を集めています。
この記事では、洛陽三十三所観音霊場の第16番札所である仲源寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や信仰などについてご紹介いたします!
仲源寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の納経料:300円
- 納経所の時間:9:00〜17:00
仲源寺では、通常2種類の御朱印を頂くことが出来ます。
1.目疾地蔵尊の御朱印
本堂に祀られている御本尊・目疾地蔵尊の御朱印です。
霊場巡りをされていない方は、コチラを頂くといいと思います。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:目疾地蔵尊
左側;仲源寺 - 朱印
右側:寿福山
中央:梵字(カ)、雨奇晴好
左側:仲源寺
2.洛陽三十三所観音霊場の御朱印
洛陽三十三所観音霊場第16番札所の御朱印です。
札所本尊の千手観音坐像は、平安時代後期の春日仏師作と伝わり、国の重要文化財に指定されています。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大悲殿
左側;仲源寺 - 朱印
右側:洛陽十六番
中央:梵字(キリーク)
左側:仲源寺
洛陽三十三所観音霊場とは?
観音菩薩を祀る「京都市内の33ヶ寺」を巡る観音霊場のこと。
平安時代に後白河上皇が定めたとされ、明治初期の廃仏毀釈の影響で中断し、平成17年(2005)に復興された。
詳しくはコチラの記事をご覧ください!
札所案内
1つ前の札所:第15番・六波羅蜜寺の御朱印情報
1つ次の札所:第17番・三十三間堂の御朱印情報
御朱印が頂ける場所
御朱印は本堂向かって左にある納経所で頂けます。
人がいらしゃらない場合は、インターホンを押すとお寺の方が来てくださいます。
仲源寺ってどんなお寺?
歴史
平安時代中期の治安2年(1022)、仏師の定朝が地蔵菩薩を彫り、四条橋の北東に祀ったのが仲源寺の起こりとされています。
安貞2年(1288)に鴨川が氾濫した際、朝廷から防鴨河使に選ばれた中原朝臣為兼は、茂みの中から地蔵菩薩を発見。
鴨川に流される人々を見ていた地蔵菩薩は、為兼にお告げを下し洪水を防ぎました。
お告げに感謝した為兼は、この地蔵菩薩に「雨止地蔵(あめやみじぞう)」と名付けて安置。
苗字の「中原」に亻(にんべん)と氵(さんずい)を付けて「仲源寺」という寺名にしました。
目疾地蔵
仲源寺にはとある夫婦の逸話が残っています。
昔、地蔵尊を深く信仰していた夫婦がいましたが、ある日、夫が眼病により失明してしまいます。
妻が地蔵尊に恨みを述べたところ、夫の枕元に地蔵尊が現れ、「寺の水で目を洗いなさい」と告げました。
お告げ通りに目を洗うと、夫の目は見えるように。
その後、お礼参りに訪れると地蔵尊の右目は真っ赤になっており、目から涙を流していました。
これ以降、雨止地蔵は目疾地蔵と呼ばれるようになり、眼病平癒の信仰を集めています。
仲源寺へのアクセス
- 京都市営バス”四条京阪前”より徒歩約2分
- 京阪本線”祇園四条駅”より徒歩約2分
仲源寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の料金 | 300円 |
時間 | 9:00~17:00 |
御本尊 | 地蔵菩薩(目疾地蔵) |
宗旨 | 浄土宗 |
山号 | 寿福山 |
札所 | 洛陽三十三所観音霊場第16番 |
住所 | 京都府京都市東山区祇園町南側585 |
公式HP | http://rakuyo33.jp/chugenji/ |