こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都の繁華街「新京極」に、突如現れる立派な山門。
その正体は、真言宗泉涌寺派の「誠心院(せいしんいん)」というお寺です。
この記事では、そんな誠心院で頂ける御朱印を中心に、歴史や誠心院とゆかりのある「歌人・和泉式部」についてもご紹介いたします!
誠心院の御朱印について
- 御朱印の種類:1種類
- 御朱印の納経料:300円
- 開門時間:9:00-17:00
誠心院では1種類の御朱印を頂くことが出来ます。
中央に「本尊 阿弥陀如来」と墨書きと、大きな「梵字(キリーク)」の朱印が押してあります。
何かの10番札所のようですが、調べてみてもよくわかりませんでした。
機会があればお寺の方に聞いてみようと思います。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:本尊 阿弥陀如来
左側:和泉式部 誠心院 - 朱印
右側:第捨番
中央:梵字(キリーク)
左側:和泉式部(?)
御朱印は、境内奥の寺務所で頂くことが出来ます。
2021年現在、和歌入りの御朱印も授与されているそうなので、興味がある方は公式HPをご覧ください。
新京極で「御朱印めぐり」をしよう!
新京極通りには、誠心院をふくめて「1社7寺」の計8社寺があります。
どの社寺でも御朱印が授与されており、新京極商店街では「新京極御朱印めぐり」と題して、大々的に御朱印めぐりを推しています。
ぜひ、他の社寺も一緒に参拝してみてはいかがでしょうか?
「新京極御朱印めぐり」についてまとめた記事は、こちらをご覧ください!
誠心院ってどんなお寺?
歴史
1027(万寿4)年、藤原道長公は娘・上東門院彰子(藤原彰子)に仕えていた和泉式部のために「東北院誠心院」と称する寺院を建立。
これが誠心院の起こりになります。
創建当初は御所の東側にありましたが、鎌倉時代に小川通一条に移転。
天正年間(1573~1592年)の豊臣秀吉公の都市開発により、現在地に移転。
1871(明治4年)、京都府知事の槇村正直が作った新京極通により境内は2つに分裂。その後、1910(明治43)年には類焼し、蔵以外のすべてが燃えてしまいました。
檀信徒の力により1919(大正8)年に本堂が再建、1997(平成9)年には山門が建てられました。
和泉式部
初代住職の和泉式部は、平安時代を代表する女流歌人の一人で、中古三十六歌仙に選ばれています。戒名は「誠心院専意法尼」。
誠心院では、和泉式部の命日にあたる毎年3月21日に謡曲の奉納や永代供養総供養が行われます。
境内には、和泉式部が詠んだ歌「霞たつ 春きにけりと この花を 見るにぞ鳥の声も待たるる」の歌碑も。
誠心院へのアクセス
- 阪急京都線「河原町駅」から徒歩約9分
- 京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約10分
- 京都市営バス「四条河原町」から徒歩約8分
誠心院の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の料金 | 通常300円 |
御朱印の時間 | 9:00〜17:00 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗旨 | 真言宗泉涌寺派 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 京都市中京区中筋町487 |
公式HP | https://www.seishinin.or.jp/ |