アクセス
- 京都市営バス”千本中立売”より徒歩約10分
清和院は清和天皇ゆかりのお寺!
清和院(せいわいん)は京都市上京区にある真言宗智山派のお寺。
御本尊は洛陽四十八願所地蔵めぐりの第13番札所の木造地蔵菩薩立像(玉体地蔵/重要文化財)、脇壇には河崎観音菩薩(重要文化財)の写真が安置されています。河崎観音菩薩は洛陽三十三所観音霊場第33番札所。
平安初期、第55代・文徳天皇は藤原良房の邸宅・染殿第(現在の京都御所の北東付近)の南に仏心院を建立し、地蔵菩薩を安置しました。876(貞観18)年、第56代・清和天皇は陽成天皇に譲位し、仏心院を清和院に改称。後院(ごいん/譲位後の御座所)としました。
清和院には代々皇子や親王の住居となり、在原業平の歌会の場としても使われましたが、1308(徳治3)年に浄土宗西山深草派の照空信日が木造地蔵菩薩立像を祀り、仏寺化しました。
江戸初期の1661(万治4)年に清和院は御所の火災で類焼し、現在地に移転。御所の東には清和院御門が建っており、今でも清和院の名残をとどめています。
空海作と伝わる河崎観音菩薩は感応寺内の河崎観音堂に祀られていた聖観音菩薩で、1531(享禄4)年の観音堂焼失後、当院に移され洛陽三十三所観音霊場の札所として都の人々から信仰を集めました。
現在は九州国立博物館に所蔵されているため当院には無く、そのため写真が安置されています。
空海作の仏像については、コチラの記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
御朱印について
- 御朱印の種類:4種類
- 御朱印の納経料:300円
- 時間:9:00〜16:00
清和院では4種類の御朱印をいただくことができます。
1.洛陽三十三所観音霊場第33番札所の御朱印
洛陽三十三所観音霊場の第33番札所の御朱印です。
2.洛陽三十三所観音霊場第33番札所の御詠歌
洛陽三十三所観音霊場第33番札所の御詠歌の御朱印です。
「たゝたのめ すくひまします かんぜおん ちかいのあみに もれぬかわさき」
私が京都府内で頂いた「御詠歌の御朱印」は、コチラの記事にまとめています!
色々なお寺の御詠歌を見たい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
3.清和地蔵尊の御朱印
洛陽四十八願所第13番札所・清和地蔵尊の御朱印です。
4.洛陽四十八願所の御詠歌
洛陽四十八願所の御詠歌の御朱印です。
「皇(すべらき)の 玉の姿に 御佛の 影等しきは またためしなき」
御朱印は境内奥の納経所でいただけます。