こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
今回ご紹介する「法性寺」は、東山区にある尼寺で、洛陽三十三所観音霊場の第21番札所となっています。
とても小さなお寺ですが、御本尊の千手観音菩薩はなんと国宝に指定されているんです!
この記事では、法性寺の御朱印や歴史などについてご紹介していきます。
法性寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00〜16:00
法性寺では、通常「洛陽三十三所観音霊場第21番札所」の御朱印1種類がいただけます。
観音菩薩を祀る「京都市内の33ヶ寺」を巡る観音霊場のこと。
平安時代に後白河上皇が定めたとされ、明治初期の廃仏毀釈の影響で中断し、平成17年(2005)に復興された。
詳しくはコチラの記事をご覧ください!
大悲殿の御朱印
右上に「洛陽二十一番」、左下に「法性寺印」の印が押してあり、中央には、観音菩薩が安置されてる建物を意味する「大悲殿」と書いてあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大悲殿
左側:法性寺 - 朱印
右側:洛陽二十一番
中央:梵字(千手観音/キリーク)
左側:法性寺印
右下の「年・月」が省略されているのと、「殿」がとても崩してあるのが特徴的ですね。
御朱印はおばあさんが書いてくださったのですが、書いてる間「どこから来たの?」「西国も回ってるの?」など、いろんな話が出来て楽しかったです。
一つ次の札所:第22番・城興寺の御朱印情報
法性寺ってどんなお寺?
歴史
法性寺の始まりは延長2年(924)。平安時代の公卿・藤原忠平によって創建しました。
藤原氏の氏寺として藤原氏の勢いと共に繁栄。藤原忠通公の頃には広大な寺領に百棟を超える堂塔が建立され、京洛21ヶ寺の1つに数えられるほどでした。
しかし…以後の兵火により堂宇や仏像などが焼失し、廃絶。
現在の法性寺は、明治維新以後に旧名を継いで再建されたものです。
国宝「千手観音菩薩」
法性寺の本堂には、国宝に指定されている「千手観音菩薩」が祀られています。
開基である忠平が仏師・春日に作らせたものといわれ、もともとは法性寺潅頂堂の本尊だったと伝わっています。
忠平が難病を患った際、この千手観音に御祈祷をしたところ、なんと数日で回復。
この逸話により、「厄除観世音」の名で知られるようになったといいます。
法性寺へのアクセス
- JR奈良線「東福寺駅」より徒歩約3分
- 京阪本線「東福寺駅」より徒歩約3分
法性寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 9:00〜16:00 |
御本尊 | 千手観音菩薩 |
宗旨 | 浄土宗西山禅林寺派 |
住所 | 京都市東山区本町16丁目307 |
公式HP | 法性寺(洛陽観音霊場HP) |