こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市右京区の奥嵯峨、清滝トンネル近くには、「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」という天台宗のお寺があります。
もともとは東山区にあったお寺で、境内には羅漢が1200体もズラリ。
この記事では、愛宕念仏寺で頂ける御朱印の中心に、歴史や羅漢などについてご紹介いたします。
愛宕念仏寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の料金:500円
- 時間:8:00〜16:30
千手観音の御朱印
愛宕念仏寺では、御本尊である「千手観音」の御朱印が頂けます。
一般的な御朱印の料金は300円ですが、愛宕念仏寺は500円なのでお気をつけください。
- 墨書き
右側:日付
中央:千手観音
左側:愛宕念仏寺 - 朱印
右側:厄除
中央:梵字(キリーク)
左側:愛宕念佛寺印
右上の厄除の朱印がとても特徴的ですね。
愛宕念仏寺の千手観音は厄除の信仰を集めており、かつては洛陽三十三所観音霊場の札所になっていました。
御朱印は拝観受付所にて、頂くことが出来ます。
時間は「8:00〜16:30」。
近くの御朱印情報
愛宕念仏寺の近くには、同じく念仏寺の寺名を持つ「化野念仏寺」があります。
また、少し歩きますが、美しい御朱印で有名な「證安院(しょうあんいん)」もありますので、合わせて参拝してみてくださいね!
愛宕念仏寺ってどんなお寺?
歴史
愛宕念仏寺の起こりは平安時代。
伝えによれば、第46代・称徳天皇を開基として、東山区の六波羅蜜寺付近の地に、「愛宕寺」として創建されたのが始まりです。
また、別の伝えでは、第52代・嵯峨天皇の勅願により、延喜11年(911)に弘法大師・空海が創建したといいます。
その後、鴨川の洪水により堂宇が流出しますが、空也の弟子で念仏上人と呼ばれた千観が再興。
比叡山延暦寺の末寺となり、上人にちなんで「愛宕念仏寺」と呼ばれるように。
大正時代になり、鎌倉中期建立の本堂を保存するため、東山から現在の嵯峨に移築。
一時廃寺となりますが、仏師で僧侶の西村公朝氏の活躍によって復興され、現在に至ります。
羅漢
境内には、たくさんの羅漢が安置されています。
これは一般の参拝者が掘って奉納したもので、昭和56年(1981)に開始。
10年後の平成3年(1991)には、羅漢の数は1200体にもなりました。
この羅漢群は「千二百羅漢」と呼ばれており、1つ1つに奉納者の思いが込められています。
愛宕念仏寺へのアクセス
- 京都バス「愛宕寺」より徒歩すぐ
愛宕念仏寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 500円 |
オリジナル御朱印帳 | あり。1500円。 |
時間 | 8:00〜16:30 |
御本尊 | 十一面観音 |
宗旨 | 天台宗 |
拝観料 | 300円 |
住所 | 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5 |
公式HP | https://www.otagiji.com/ |