こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
2017年4月に始めた御朱印巡り。
この記事を書いている時点で、開始から約4年半が経ちました。
これまで数百体の御朱印を頂いてきましたが、その中には「この御朱印は頂くのが大変だったなぁ」というものがいくつかあります。
この記事では、御朱印を頂くのが「肉体的・精神的」にきつかった神社・お寺を5つご紹介します。
各社寺の詳細については、個別記事を見てみてくださいね!
愛宕神社
まずは、「火防の神様」として有名な「愛宕神社」。
標高924mの愛宕山山頂に鎮座し、清滝登山口から約2時間ほどかかります。
登山道はしっかり整備されているので、特に危険な箇所はありません。
大宝年間(701〜704)、修験道の開祖・役小角と修験道の僧・泰澄が、愛宕山朝日峰に神廟を建立したのが愛宕神社の起こり。
もともとは白雲寺というお寺でしたが、明治の神仏分離令によって白雲寺は廃寺になり、現在は愛宕神社のみが残っています。
毎年7月31日に行われる「千日詣り」では、登山道頭上に裸電球が設置され、夕方から翌未明にかけての登拝が行われます。
3歳までに千日詣りを行うと、「一生火難から免れる徳を得る」とされています。
そんな苦労をして頂ける御朱印は、力強い感じがしてとても素敵です。
神様の使いとされている「イノシシ」の印もいいですね。
他にもカッコイイ書き置き御朱印も授与されていますので、体力に自信がある方は、ぜひ登ってみてくださいね!
①勝軍地蔵 | ②若宮社 | ③奥宮社 | ④光秀公 |
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アクセス
- 京都バス「清滝」から山道を歩き2〜3時間ほど
月輪寺
続いては、愛宕神社と同じ愛宕山内の標高約570mにある「月輪寺」。
愛宕神社の更に奥にあり、清滝登山口から登る場合は、愛宕神社より御朱印を貰うのが大変です。
場所もお寺の方も素晴らしく、私のお気に入りのお寺の一つです。
月輪寺の歴史は非常に古く、大宝4年(704)に修験道の僧侶・泰澄によって開かれたとされています。
六波羅蜜寺を創建したことでも有名な口称念仏の祖・空也上人、浄土宗の開祖・法然上人、浄土真宗の開祖・親鸞聖人、平安鎌倉時代の公卿・九条兼実(円澄)など、有名な僧たちが月輪寺を訪れたと伝えられています。
そんな歴史深い月輪寺では、「法然上人二十五霊場」第18番札所「法然上人」の御朱印が頂けます。
他にも、同霊場の御詠歌の御朱印もあります。
月輪寺は、集中豪雨による自然災害で、存続の危機に立たされています。
Twitterのフォローだけでも応援になりますので、ぜひよろしくおねがいします。
現在月輪寺は存続の危機に瀕しております愛宕大権現堂は2012年の集中豪雨にて土砂崩れが起こり堂内は土砂で埋もれ全壊2018年の台風では倒木の被害で屋根が傷み酸性雨により寺内全ての屋根は穴があく被害未来永劫愛宕山内神仏習合の最後の法灯を守るべく皆様からのご寄進宜しくお願いします #拡散希望 pic.twitter.com/kmG0i0FJQf
— 月輪寺 (@tukinowatera76) March 30, 2021
アクセス
- 京都バス「清滝」を下車後、月輪寺ルートで約1時間ほど
石像寺(釘抜地蔵)
次は、西陣の千本通沿いにある「石像寺」。
市バス「千本上立売」から徒歩すぐの場所にありますが、御朱印を頂くには、「ある特殊な参拝方法」を行わなければいけません。
石像寺は、平安時代の弘仁10年(819)に弘法大師・空海によって創建されたお寺で、本尊の「釘抜地蔵」は空海が彫ったと伝えられています。
もともとは「苦抜地蔵」と呼ばれていましたが、時代が下るにつれて、なまって「くぎぬき」になったそうです。
御朱印を頂くには、地蔵堂の周囲を「100回」もしくは「数え年(年齢+1)と同じ回数」、願いを思い浮かべながら巡る「お百度」を行う必要があります・
地蔵堂の向かって右側にある箱から、回数分の竹の棒を手に持ち、1周回るごとに箱に戻していきます。
お堂の正面で手を合わせて祈願
↓
お堂を左回りに1周
↓
箱に竹の棒を1本戻す
↓
お堂の正面で手を合わせて祈願
…(繰り返し)
歳を重ねるにつれて大変になる参拝方法ですが、お百度後は「とてもスッキリした気持ち」になりました。
頂いた御朱印は、まさに「参拝の証」。
とても思い出深いものになりました。
大変だと思いますが、皆さんもぜひ参拝してみてくださいね!
アクセス
- 京都市営バス「千本上立売」から徒歩約2分
證安院
続いて、右京区の奥嵯峨にある「證安院」。
かわいい御朱印を授与していることで非常に有名で、御朱印の本でも度々紹介されています。
↓證安院の奥さんが題字を担当した本
證安院の御朱印は基本的に書き置きのみで、Twitterで告知された日のみ「直書き」が行われます。
直書きの定員は20名程度なので、対応日には朝早くから御朱印待ちの列が出来ます。
私が以前訪れた時は、11時からの開始だったのにも関わらず、6時台に定員オーバーとなりました。
定員に入れても、そこから11時まで外でじっと待ち続ける必要があります。
11時になる頃には、もう体がボロボロでした…(笑)
「超早起きする力」と、対応開始を「待つまでの忍耐力」が必要な證安院の直書き御朱印。
定員オーバーで泣く泣く帰る場合も多々あるので、「直書き御朱印」はあまりオススメ出来ません。
アクセス
- 京都市営バス「嵯峨釈迦堂」から徒歩約12分
- JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」より徒歩約23分
佛光寺
最後は、真宗佛光寺派の本山である「佛光寺」。
東本願寺や西本願寺など、浄土真宗のお寺では御朱印が無い場合が多いですが、佛光寺は「法語印」という形で授与されています。
佛光寺の法語印には、「文字のみの法語印」と「絵入り法語印」の2種類があり、絵入りの方は「書き置きのみ」の授与になっています。
ただ、以前は違っていて、朝早くから直書きの「絵入り法語印」が授与されていました。
1日25人までで、私が訪れた時は7時台に定員オーバーとなっていました。
定員オーバーや業務によって中止だったり、頂くまでに結構苦労しました。
大変でしたが貴重な「直書きの絵入り法語印」を頂けたので、今ではいい思い出となっています。
アクセス
- 京都市営バス「烏丸松原」から徒歩約4分
- 京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約2分
- 阪神電気鉄道京都線「烏丸駅」から徒歩約2分
まとめ
以上、御朱印を頂くのが大変だった京都の神社・お寺の紹介でした!
紹介した中では、3番目の「石像寺」が一番オススメです。
アクセスもいいですし、滅多に出来ない体験も出来ますしね!
詳細記事を参考にして、ぜひ参拝してみてください!