アクセス
- 京都市営バス”今熊野”より徒歩約2分
- 京阪本線”東福寺駅”より徒歩約7分
- JR奈良線”東福寺駅“より徒歩約7分
新熊野神社は法住寺殿の鎮守社!
新熊野神社(いまくまのじんじゃ)は東山区今熊野に鎮座している神社。旧社格は村社。
京都三熊野(他は熊野神社と熊野若王子神社)の一つで、毎年年始に行われる京都十六社朱印めぐりの一つでもあります。
御祭神は熊野牟須美大神(くまのふすみのおおか)や上之社の速玉之男大神(はやたまのおのかみギ)など十二柱を祀っています。
1160年(永暦元年)、後白河天皇の命を受けた平清盛公が熊野三所権現を勧請、熊野から土や材木を運び熊野を再現した社殿を造営しました。
ちなみに後白河上皇の御所・法住寺殿の鎮守社として当社が、鎮守寺として三十三間堂が創建されました。
現在の社殿は1673(寛文13)年に聖護院宮道寛親王によって修復されたもの。
後白河上皇は生涯で34回熊野詣をしていますが、京都から熊野へ行くことはとても困難なことです。
そこで京都にも熊野神社を作ろうということで、新熊野神社が創建されたわけです。
社名の「新熊野」には「新しい熊野」「昔の熊野に対して”いま”の熊野」という2つの意味が込められています。
境内には速玉之男大神などを祀る上之社や天忍穂耳命などを祀る中之社が鎮座、他にも若宮社や下之社があります。
鳥居の近くには後白河上皇が手植したとされる大樟があり、樹齢は900年を超えるそう。樟龍弁財天として人々から信仰を集めています。
また、本殿の両脇には御神木のナギが植えられています。
ナギは「邪気を”ナギ”払う」とされ、熊野詣に行く人達が葉っぱをお守りとして持っていったそう。
御朱印について
- 御朱印の種類:4種類
- 御朱印の初穂料:300円
- 授与所の時間:9:00〜17:00
新熊野神社ではカラス文字が特徴的な4種類の御朱印を頂くことが出来ます。
カラス文字で「新熊野社」「新熊野神社」と書いてある御朱印が2種類ずつあります。
新熊野社とは神仏習合時代の古称。
1.新熊野社の御朱印(1)
2.新熊野神社の御朱印(1)
3.新熊野社の御朱印(2)
3.新熊野神社の御朱印(2)
御朱印を一度に2体以上頂くとナギの葉っぱが入ったしおりが貰えます。
御朱印帳に挟んでおくと便利そうですね。
御朱印は境内にある授与所で拝受できます。