こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都府宇治市にある「三室戸寺(みむろとじ)」。
日本最古の霊場巡礼「西国三十三所」の第10番札所であり、あじさいがとってもキレイなことで有名なお寺です。
この記事では、三室戸寺で頂ける通常の御朱印、特別・限定御朱印を中心に、歴史やあじさい・蓮の花の写真をたっっっぷりお届けします!
三室戸寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の朱印料:通常300円
- 御朱印の受付時間:8:30〜16:00(11月〜3月は15:30)
三室戸寺では、通常2種類の御朱印がいただけます。
種類 | 大悲殿 | 御詠歌 |
---|---|---|
画像 | ||
料金 | 300円 | 300円 |
補足 | 代表的 |
大悲殿の御朱印
西国三十三所第10番の「大悲殿」の御朱印です。
三室戸寺の代表的な御朱印ですので、何も指定せずに御朱印をお願いすると、こちらを書いていただけます。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大悲殿
左側:三室戸寺 - 朱印
右側:西國第十番
中央:梵字(キリーク)
左側:草創千三百年記念特別印、三室戸寺
御朱印中央の墨書きは、観音菩薩を安置するお堂を意味する「大悲殿」。
西国三十三所を始めとする観音霊場の御朱印では、この大悲殿の墨書きが多く見られます。
ちなみに、京都観音信仰の中心地「清水寺」の御朱印は、大悲殿ではなく「大悲閣」になります。
左上に押してある朱印は、西国三十三所の草創1300年を記念した特別印。
2022年3月31日までの限定朱印になります。
三室戸寺は、西国三十三所の他に、「神仏霊場巡拝の道」の第124番(京都44番)の札所になっています。
神仏霊場巡拝の道の御朱印帳にも、西国と同じ大悲殿の御朱印が書き入れられます。
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御詠歌の御朱印
西国三十三所第10番の御詠歌の御朱印です。
押してある朱印の種類や配置については、上で紹介した大悲殿の御朱印と同じです。
仏教やお寺の教えを「五・七・五・七・七」の和歌にしたもの。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:夜もすがら 月をみむろと わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波 - 朱印
右側:西國第十番
中央:梵字(キリーク)
左側:草創千三百年記念、三室戸寺
ものすごい達筆で、読むことがなかなか困難ですが、文字は「夜もすがら 月をみむろと わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波」と書いてあります。
御詠歌の御朱印って本当にカッコいいですよね〜!
第9番「興福寺(奈良)」 → 三室戸寺 → 第11番「醍醐寺」
私が京都府内で頂いた「御詠歌の御朱印」は、コチラの記事にまとめています!
色々なお寺の御詠歌を見たい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
特別・限定御朱印
三室戸寺では、4種類の特別御朱印が通年授与されています。
書き置きのみで、朱印料は1枚500円です。
- 無功徳
- 与楽
- 松尾芭蕉の俳句「山吹や 宇治のほいろの 匂ふとき」
- 浮舟
さらに、私が訪れた際は、「蓮の限定御朱印」と「あじさいの限定御朱印」が出ていました。
あじさいの御朱印がコチラ。
この他にも、あと2種類授与されていました。
蓮の御朱印も、蓮と一緒に撮影してみました!
紅蓮華の読み方は「ぐれんげ」。
アニメ「鬼滅の刃」のOP曲にも使用されている言葉なので、読める方も多いと思います。
どちらの御朱印も品があってお気に入りです。
出来れば日付も入れて頂きたかったですが・・・。
書き置きの御朱印の保管には、差し込むだけの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」やフィルムで挟む「御朱印ホルダー」などがオススメですよ〜!
なお、最新の限定御朱印情報などについては、三室戸寺公式HPをご覧ください。
御朱印が頂ける場所
御朱印は、本堂近くにある納経所でいただけます。
御朱印の対応時間は「8:30〜16:00(11月〜3月は15:30)」。
納経所では、オリジナル御朱印帳なども授与されていますよ〜!
三室戸寺ってどんなお寺?
歴史
三室戸寺には、どんな歴史があるのでしょうか?
伝えによれば、三室戸寺の起こりは奈良時代の宝亀年間(770~781年)。
宮中で「『金色の霊光』が毎夜飛んでくる」という不思議な現象が起こり、その原因を調査してみたところ、山奥の渓流から二臂千手観音が現れたといいます。
この出来事を聞いた第49代・光仁天皇は大喜びし、御室を移して千手観音を安置。
寺名を「御室戸寺」として創建したと伝えられています。
「御室戸寺」が「三室戸寺」になったのは平安末期頃で、光仁天皇(49代)・花山天皇(65代)・白河天皇(72代)の三帝の離宮になったことからといいます。
元亀4年(1573)、織田信長と足利義昭が戦った「槙島の戦い」の際、三室戸寺の衆徒たちは義昭に加勢。
その結果、信長に堂宇を焼かれてしまうという事件が起こってしまいました。
寺領も没収されてしまい、三室戸寺はどんどん衰退していきましたが、寛永16年(1639)に道晃法親王によって無事に再興され、現在に至っています。
そんな織田信長公は、京都市上京区にある「阿弥陀寺」にひっそりと埋葬されています。
あじさい
三室戸寺はあじさいの名所として有名で、通称「あじさい寺」と呼ばれています。
あじさいの種類は約50種類であり、数はなんと「2万株」になります。
あじさいのシーズンには、たくさんの参拝客で賑わいます。
※あじさい園の時期は拝観料が上がります。
色とりどりのあじさいを見ていると、日常の疲れが吹っ飛ぶような心地よさがありますね。
あじさいはやはり雨の日がキレイに撮れますね〜。
花たちもイキイキしているようでした。
朱色の門との相性がいいですね。
「こんなあじさいもあるんだ〜」みたいな驚きも。
白のあじさいもなかなかいいですね。
ちなみに、あじさい園の中には茶屋が建てられていて、インスタ映えな「あじさいパフェ」も食べられますよー!
蓮
三室戸寺は蓮の華も有名です。
蓮は100種類もあるそうで、7月から8月にかけて見頃を迎えるとのこと。
私が訪れた6月中旬は、まだツボミが多かったです。
ぜひ、みなさんもあじさいや蓮の花を見に行ってくださいねー!
三室戸寺へのアクセス
- 京阪宇治線「三室戸寺」から徒歩約20分
三室戸寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の料金 | 通常300円 |
御朱印の時間 | 8:30〜16:00(11月〜3月は15:30) |
御本尊 | 千手観音 |
宗旨 | 本山修験宗 |
拝観料 | 大人:500円 (つつじ・あじさい園開園中は800円) |
住所 | 宇治市莵道滋賀谷21 |
公式HP | https://www.mimurotoji.com/ |