こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市北区にある大徳寺塔頭「龍源院(りょうげんいん)」。
大徳寺山内で最も古い歴史を持ち、美しい枯山水庭園が楽しめるお寺です。
この記事では、龍源院で頂ける「通常御朱印&猫ちゃんの御朱印」を中心に、歴史や庭園について詳しくご紹介します!
龍源院の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00~16:20
龍源院では、通常1種類の御朱印が授与されています。
大圓殿の御朱印
中央に「大圓殿」と書いてある御朱印。
「大圓殿」は、開山である東渓宗牧が、第104代・後柏原天皇から賜った「仏恵大円禅師」の号にちなむものと思われます。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:大圓殿
左側:大徳寺塔頭 龍源院 - 朱印
左側:国宝(?)釈迦如来像 室町時代名勝庭園(?)
中央:三宝印(仏法僧寶)、大徳寺 龍源禅院 南派本庵(?)
書き置きのみの授与となっており、持ち込みの御朱印帳への直書きは行われていません。
中央上の朱印は「三宝印」と呼ばれるもので、「仏法僧寶」と書いてあります。
猫ちゃんの御朱印
御朱印を頂いた際、こちらの「猫ちゃんの御朱印」もおまけ(?)で貰えました。
印刷ではなく、ちゃんと直書きしてあります。
なぜ貰えたかは謎ですが、こんなに可愛い猫ちゃんの御朱印を頂けてとっても嬉しかったです!
ほんと可愛い・・・!
書き置き御朱印は、御朱印帳にのりで貼るのが一般的ですが、個人的にはフィルムで挟むだけの「御朱印ホルダー」や差し込むタイプの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」をオススメしてます!
御朱印が頂ける場所と時間
御朱印は、拝観受付である「庫裏」で頂けます。
時間は「9:00~16:20」。
龍源院ってどんなお寺?
歴史
大徳寺の山内には数多く塔頭寺院が建ち並んでいますが、龍源院はその中で最も古い歴史を持っています。
龍源院の起こりは、室町時代の文亀2年(1502)頃。
大徳寺・東渓宗牧禅師を開祖とし、能登の「畠山義元」・豊後の「大友義長」・周防の「大内義興」ら、3人の守護の協力によって創建されました。
創建当初は「霊山一枚之軒」という名称でしたが、大徳寺の山号「龍寶山」の”龍”、臨済禅「松源一派」の”源”を取って「龍源院」と称するようになりました。
方丈(本堂)と表門は創建当初の物がそのまま残っており、共に国の重要文化財に指定されています。
特に方丈は「日本最古の方丈建築物」ということで、大変貴重なものだそうです。
庭園
ここからは、庭園の紹介です。
まずは、書院の南側にある「滹沱底」。
「阿の石」と「吽の石」が左右に配置されており、「阿吽の石庭」とも呼ばれています。
ちなみに、この阿吽の石は、豊臣秀吉が築いた幻の城「聚楽第」の基礎石と伝えられているそうです。
とっても貴重なものですね!
続いて、方丈前にある「一枝坦」と呼ばれる庭園。
名前は、開山・東渓禅師が師匠から賜った室号「霊山一枝之軒」に因んで名付けられたそうです。
白砂は大海原であり、奥の石組みは蓬莱山と鶴島。
中央にある円形の苔山は、亀島を表現しているそうです。
私が訪れたときは、他に拝観者がいなかったので、大迫力の庭園を見ながらゆったり出来ました。
とっても贅沢!
続いて、方丈の北にある「竜吟庭」。
一面に苔がむしたこちら庭園は、室町時代に作庭されたという由緒正しい庭園です。
苔は大海原、石組は陸地を表現。
なかなか見ごたえのある庭園ですね〜!
もっと苔が青々している時に見てみたいです!
最後は壺庭の「東滴壺」。
この庭園、なんと「日本最小の壺庭」らしいです。
こじんまりとした見た目とは裏腹に、庭園の奥深さを感じますね。
こういう落ち着く壺庭、うちにも1つほしいです!
龍源院へのアクセス
- 京都市営バス「大徳寺前」から徒歩約4分
龍源院の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円(書き置きのみ) |
時間 | 9:00~16:20 |
宗旨 | 臨済宗大徳寺派 |
御本尊 | 釈迦如来 |
拝観料 | 大人350円 |
住所 | 京都市北区紫野大徳寺町82-1 |
公式HP | なし |