こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
「八坂の塔」があることで有名な八坂通りには、「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」という小さなお寺があります。
京都有数の「インスタ映えスポット」と知られており、参拝者が耐えることはありません。
この記事では、そんな八坂庚申堂で頂ける「御朱印」を中心に、歴史やくくり猿などについてご紹介いたします!
八坂庚申堂の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00〜17:00
八坂庚申堂では、通常1種類の御朱印を頂くことが出来ます。
庚申尊の御朱印
御本尊である青面金剛を意味する「庚申尊」の御朱印です。
左下には、八坂庚申堂の正式名称である「金剛寺」の朱印や墨書きが施されています。
- 墨書き
右側:奉拝
中央:庚申尊
左側:金剛寺 - 朱印
右側:洛東 八坂 日本三庚申
中央:見ざる聞かざる言わざる
左側:大黒山金剛寺
別の日に頂いた御朱印。
このしなやかな感じ。とってもステキですね〜!
中央には、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿の朱印が押してあります!
御朱印が頂ける場所
御朱印は境内にある授与所でいただけます。
時間は「9:00〜17:00」。
八坂庚申堂ってどんなお寺?
歴史
八坂庚申堂の創建由緒については、「聖徳太子が創建」「摂津天王寺の庚申堂を移したもの」「四天王寺から移したもの」など諸説あり、詳細なことは不明です。
公式HPなどでは、平安時代に天台宗の僧・浄蔵貴所が創建したとしています。
何れにせよ、古い歴史があるのは確かなようです。
庚申信仰の「庚申待ち」とは?
庚申信仰では、人間の体に「三尸」という虫がいるとされています。
この三尸は、「庚申の日(かのえさるのひ/60日に一度)」に体から抜け出し、閻魔大王に人の悪行。
その報告を聞いた閻魔大王は、人の寿命を縮めると言われています。
寿命が縮まるのを恐れた人々は、庚申の日には一晩中起きて、三尸が体から抜け出さないようにしました。
中国から伝わったこの習慣は、「庚申待ち」と呼ばれています。
八坂庚申堂では、この庚申の日に「庚申護摩供」が行われます。
厄除けのこんにゃく炊きの接待も行われ、境内は多くの人々で賑わいます。
こんにゃくは猿の形をしているそうですよ〜!
食べた後に知ったので、正面から撮った写真はないですが・・・。
2022年の庚申の日一覧を載せておきますので、みなさんも参拝してみてくださいね!
- 初庚申:1月12日(水)
- 二庚申:3月13日(日)
- 三庚申:5月12日(木)
- 四庚申:7月11日(月)
- 五庚申:9月9日(金)
- 納庚申:11月8日(火)
インスタ映えするカラフルな「くくり猿」
境内を彩る色とりどりの「くくり猿」。
これは、「手足をくくられて動けない猿」を表しているといいます。
「人間の中にある欲望」を「欲のままに動き回る猿」に表しており、「欲望が動かないように」という願いを込めて、参拝者が奉納したものになります。
くくり猿が沢山奉納されている光景は、「フォトジェニック」「インスタ映え」することから、SNS上で大人気。
境内は写真撮影を楽しむ人々で常に賑わっています。
入り口にも書いてありますが、写真を撮る前に、まずは本堂へ参拝を行ってください。
ここは写真を撮るための場所ではなく、「信仰の場」です。
減るものじゃないので、ぜひ手を合わせてご参拝ください!
八坂庚申堂周辺の寺社
八坂庚申堂の周辺には、五重塔で有名な「八坂の塔(法観寺)」や世界遺産「清水寺」などがあります。
清水寺周辺の寺社については、こちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね〜!
八坂庚申堂周辺へのアクセス
- 京都市営バス「清水道」より徒歩約3分
八坂庚申堂周辺の基本情報
御朱印の種類 | 1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 9:00〜17:00 |
拝観料 | 境内自由 |
御本尊 | 青面金剛 |
宗旨 | 天台宗 |
住所 | 京都市東山区金園町390 |
公式HP | http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/ |