こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
泉涌寺山内にある「善能寺(ぜんのうじ)」。
真言宗泉涌寺派の泉涌寺塔頭であり、御本尊は観世音菩薩を祀っています。
この記事では、善能寺で頂ける御朱印を中心に、歴史などについても紹介します。
善能寺の由緒にも、あの人物が登場します!
善能寺の御朱印について
- 御朱印の種類:1種類
- 御朱印の納経料:300円
- 納経所の時間:9:00〜16:30
聖観音の御朱印
善能寺では、洛陽三十三所観音霊場第18番札所「聖観音」の御朱印のみ頂けます。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:聖観音
左側:泉山、善能寺 - 朱印
右側:洛陽十八番
中央:梵字(サ)
左側:泉山 善能寺
御朱印の中央には、聖観音の梵字である「サ」の朱印が押してあります。
洛陽三十三所観音霊場とは?
観音菩薩を祀る「京都市内の33ヶ寺」を巡る観音霊場のこと。
平安時代に後白河上皇が定めたとされ、明治初期の廃仏毀釈の影響で中断し、平成17年(2005)に復興されました。
詳しくはコチラの記事をご覧ください!
御朱印が頂ける場所
御朱印は善能寺から少し歩いたところにある泉涌寺境内の「本坊」にて頂けます。
なお、拝観料が大人500円・小中学生300円かかります。
札所案内
1つ前の札所:第17番・三十三間堂の御朱印
1つ次の札所:第19番・今熊野観音寺の御朱印
善能寺ってどんなお寺?
歴史
善能寺は平安時代の大同元年(806)、弘法大師・空海によって八条油小路あたりに創建されたと伝えられています。
その後、平城天皇(第51代)の勅願寺となり「二階堂」と呼ばれるようになりました。
その後、天文20年(1551)に後奈良天皇(第105代)の勅命により、泉涌寺山内に移されました。
現在の本堂(祥空殿)は、1971(昭和46)年に北海道で起こった「ばんだい号墜落事故」の遺族の一人が寄進したもので、ばんだい号墜落事故の犠牲者を始めとする航空殉難者の慰霊堂となっています。
日本最初の稲荷社
境内に鎮座している稲荷社は稲荷大神を祀り、日本で最初の稲荷社とされています。
善能寺を創建後、空海は東寺の南門で稲を背負った老翁に出会いました。
老翁は自らを二階堂に住む柴守長者と名乗り、弘法大師の仏法を守護すると約束。
これに感激した空海は、二階堂境内に柴守長者を祀る稲荷社を建立したそうです。
庭園
庭園「遊仙苑」は1972(昭和47)年に作庭家の重森三玲氏によって作られました。
紅葉シーズンにはとても美しい姿になるようです。
善能寺周辺の御朱印情報
善能寺の周辺には、お向かいにある「来迎院」の他、真言宗泉涌寺派総本山「泉涌寺」や西国三十三所札所の「今熊野観音寺」などがあります。
ぜひ、合わせて参拝してみてくださいね!
善能寺へのアクセス
- 京都市営バス「泉涌寺道」から徒歩約13分
善能寺の基本情報
御朱印の種類 | 1種類 |
御朱印の料金 | 通常300円 |
御朱印の時間 | 9:00~16:30 |
御本尊 | 聖観音菩薩 |
宗旨 | 真言宗泉涌寺派 |
札所等 | 洛陽三十三所観音霊場第18番 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 京都市東山区泉涌寺山内町34 |
公式HP | https://rakuyo33.jp/zennoji/ |