こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市中京区にある世界遺産の二条城(にじょうじょう)。
国宝に指定されている二の丸御殿は、歴史の授業で習ったあの「大政奉還」が発表された場所でもあります。
この記事では、そんな由緒ある二条城で購入できる御朱印(御城印)や御城印帳などについて、詳しくご紹介いたします。
二条城の御朱印(御城印)とは?
二条城では、御朱印(御城印)のことを「入城記念符」と読んでおり、書き置きのみで販売されています。
ちなみに、売上の一部は二条城文化財建造物の修理にあてられています。
なお、便宜上これ以降は「御城印」という表記で統一させていただきます。
- 御城印の種類:通常1種類(書き置きのみ)
- 御城印の料金:300円(通常のもの)
- 時間:8:45〜16:45
通常の御城印
まずは通常の御城印です。
中央の大きな三葉葵と、二条城の文字がとてもかっこいいです。
二条城は明治時代に一時「二条離宮」になったため、「元離宮二条城」が正式名称になっています。
- 墨書き
右側:世界文化遺産
中央:元離宮 二条城
左側:日付 - 朱印
中央:三葉葵
1,000枚限定御城印
こちらは1,000枚限定で販売された限定御城印です。
二条城の「条」の字が、旧字体である「條」になっているのがポイント。
御城印が入っていた紙袋には、このような文章が書いてありました。
◆御紋から辿る二条城の歴史
唐門や二の丸御殿には、菊紋の金具が飾られていますが、平成の大修理時に、唐門に施された菊紋の飾り金具を外したところ、その下に葵紋が存在しました。
徳川家康の命で築城され、徳川慶喜による大政奉還の意思の表明の舞台となった二条城が、明治中期に、「二条離宮」として皇室の離宮となった際、葵紋から菊紋への改築が行われたと考えられます。
押印されている御紋のデザインは、場内に現存する飾り金具に刻まれた菊紋と葵紋から忠実に起こしたものです。
江戸時代の徳川家「葵紋」から、明治期の天皇家「菊紋」へ。
そんな時代の流れを感じさせてくれる御城印となっています。
令和3年限定御城印
令和3年(2021)年に発売された数量限定の御城印です。
干支の丑の絵は、二の丸御殿白書院二の間の障壁画「西湖図」が使用されています。
かわいい3匹の丑の絵と金の朱印がステキですね。
御城印の保管には、差し込むだけの「書き置き用集印帳」がオススメです!
御城印帳と御朱印帳
二条城では、御城印帳と御朱印帳も販売されています。
御城印帳
まずは御城印帳から。
御城印帳の裏表には、とても躍動感のある虎が描かれています。
これは国宝・二の丸御殿内の遠侍二の間「竹林群虎図」という襖絵を使用したものになっています。
御城印帳の仕様は蛇腹式。
表面は透明PPポケット、裏面は白紙になっています。
表面のPPポケットは、御城印を上から差し込むだけで簡単に保管することが可能です。
御朱印ホルダーみたいな感じで便利ですね!
御朱印帳
続いて御朱印帳です。
こちらの表紙には、御常御殿の「松鶴の間の障壁画」が使われています。
品のある美しいデザインですよね。ちなみに裏面は無地です。
こちらも御城印帳と同じく蛇腹式になっていますが、透明PPポケットはなく、両面とも白紙になっています。
帳面が入ってるケースにも注目
御城印帳・御朱印帳は、京都の各名所が描かれたケースに入れられて販売されています。
分かる人には分かるのですが、このイラストは江戸後期に刊行された「都名所図会」を一部改変したものです。
京都らしくていいケースだと思います!
御城印関連商品は他にもある!
二条城で販売されているのは、御城印帳・御朱印帳だけではありません。
こちらは「御城印・クリアファイル・消しゴム・まめも(メモ帳)」が1つのセットになったものです。
二条城好きの人にはたまらないセットですね!
続いて御城印用の屏風です。
金の台紙に御城印を貼り付けることで、部屋などに御城印をキレイに飾ることが出来ます!
御城印は別売りですので気をつけてください。
日本100名城のスタンプも!
売店内にはスタンプポイントが設けれられており、自由にスタンプを押すことが出来ます。
設置されているのは、歴史街道スタンプと日本100名城スタンプの2種類です。
日本100名城は、公益財団法人・日本城郭協会が定めた日本のお城100選のことで、北から順番に番号が振られています。
二条城は53番となり、京都府で日本100名城に選ばれているのは二条城だけです。
ぜひ、御城印と共にスタンプもゲットしてみてくださいね!
日本100名城について気になる方は、公式ガイドブック・スタンプ帳をチェックしてみてください!
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御城印が買える場所
二条城の御城印は、休憩所もかねている「京都市観光協会二条城売店」で購入できます。
時間は8:45から16:45まで。基本的に休城日以外は無休です。
売店は入城口である東大手門から北に少し歩いたところにあります。
通路は一方通行ではないので、入城後すぐに購入することも出来ますが、せっかくなので二条城を楽しんでから帰りに売店に寄るのがいいでしょう。
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二条城の歴史
二条城は、江戸初期の慶長8年(1601)、徳川家康が征夷大将軍の宣下をうけるにあたり、京都の宿泊所として築かれました。
家康が入城してからは、徳川幕府の儀典の場として利用されるようになります。
寛永3年(1626)に行われた後水尾天皇行幸に際し、大規模な改修工事が行われ、もともとあった天守閣は淀城へ移築されます。
新たに層塔型五層の天守閣が築かれますが、寛延3年(1750)に雷火によって焼失。
その後、天守閣は再建されることなく、現在その天守台だけが残されてる状態です。
天守台の上は非常にいい眺めです。
ちょっと登るのがきついですが、ぜひ上まで行ってみてくださいね。
慶応3年(1867)、徳川慶喜は、二条城の二の丸御殿で有名な「大政奉還」の意思を表明します。
つまり、二条城は徳川初代将軍・徳川家康、徳川最後の将軍・徳川慶喜ゆかりのお城というわけです。
明治になると、二条城は政府に接収され、一時は京都府庁舎として利用されることになります。
宮内庁の所管になってからは「二条離宮」となりますが、昭和14年(1937)に離宮が廃止され、京都市に下賜。
平成6年(1994)には、古都京都の文化財として世界文化遺産に登録されます。
二条城へのアクセス
- 京都市営バス「二条城前」から徒歩すぐ
- 京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約2分
- JR嵯峨野線「二条駅」から徒歩約14分
二条城の基本情報
御城印の種類 | 通常1種類(限定あり) ※書き置きのみ |
御城印の料金 | 通常300円 限定500円 |
販売場所 | 京都市観光協会二条城売店 |
時間 | 8:45〜16:45 |
住所 | 京都市中京区二条城町541 |
公式HP | https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/ |
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