こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
嵐山の人気スポット・渡月橋。
その渡月橋の西にある山の中腹に、十三詣りで有名な「法輪寺(ほうりんじ)」というお寺があります。
この記事では、この法輪寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や本尊の虚空蔵菩薩、電電宮などについてご紹介します!
法輪寺(京都嵐山)の御朱印について
- 御朱印の種類:基本1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00~17:00
虚空蔵尊の御朱印
法輪寺では、通常1種類の御朱印がいただけます。
中央には、とっても達筆な字で「虚空蔵尊」と墨書きされています。
また、右上には少々潰れていますが、「天明天皇勅願所 日本虚空蔵第一之道場 左甚五郎真龍感見之地」の朱印が押してあります。
なお、京都十三仏霊場の御朱印帳に御朱印をいただくと、右上の朱印は「京都十三佛 第十三番」になります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:虚空蔵尊
左側:法輪寺 - 朱印
右側:天明天皇勅願所 日本虚空蔵第一之道場 左甚五郎真龍感見之地
中央:梵字のタラーク(虚空蔵菩薩)
左側:京都 法輪寺 嵯峨
御朱印が頂ける場所
御朱印は、本堂向かって右側にある御祈祷受付所も兼ねた授与所でいただけます。
この授与所では、虚空蔵菩薩の画像が入ってる「携帯電話用マイクロSD御守」なる現代風の珍しい御守も授与されていました。
周辺の御朱印情報
法輪寺の周辺には、松尾大社の摂社・櫟谷宗像神社や野宮神社、御髪神社などがあります。
また、少し歩くことになりますが、非常に美しい御朱印が頂ける「證安院」というお寺も嵐山にありますので、ぜひ記事を参考にしてくださいね!
法輪寺(京都嵐山)ってどんなお寺?
歴史
寺伝によると、法輪寺の起こりは奈良時代の和銅6年(713)。
第43代・元明天皇の勅命を受けた行基により、「木上山葛井寺」という寺号で創建されました。
その後は歴代天皇の勅願所になったといいます。
平安時代の天長6年(829)、弘法大師・空海の弟子である道昌が、自刻の虚空蔵菩薩像を安置して再興。
貞観10年(868)には、葛井寺から「法輪寺」へと寺号が改められます。
幕末に発生した禁門の変(蛤御門の変)の戦火により、残念ながら伽藍は全焼。
現在の本堂は明治17年(1884)、多宝塔は昭和11年(1936)年に再建されたものになります。
本尊・虚空蔵菩薩
本堂に祀られている「虚空蔵菩薩像」は、日本三大虚空蔵の一つに数えられており、漆器業・工芸技術の守護仏、丑年・寅年生まれの守本尊として信仰されています。
道昌が百日間の参籠後に刻んで安置したと伝わり、京都十三仏霊場の第13番札所になっています。
十三詣り
法輪寺の十三詣りは非常に有名です。
数え年で13歳になる男女が法輪寺に参詣する行事で、毎年3月13日〜5月13日に行われています。
本堂でご祈祷を受けると、「大人の知恵」を授かるといわれ、十三詣りのシーズンには多くの参拝者で賑わいます。
参詣の帰り道、「渡月橋を渡り終えるまで振り返ってはいけない」という習わしがあり、振り返ってしまうとせっかく授かった知恵を返してしまうことになるといいます。
この十三詣りの起源には諸説ありますが、一説では道昌が初めたと伝わり、歴代天皇のうち13歳に達した幼帝は、法輪寺に勅会供養があったといいます。
この故事から、十三詣りは江戸時代中期から盛んとなり、現在では京都を代表する行事の一つとなっています。
電電宮
法輪寺の鎮守社・電電宮。
電気電波の祖神という電電明神が祀られており、電気や電波の関係者からの信仰を集めています。
かつては、明星天子を本地とする電電明神を祀った「明星社」という名前でしたが、禁門の変(蛤御門の変)の戦火で焼失。
焼失後は仮宮が建立され、昭和31年(1956)に電電宮として再興されました。
非常に珍しい鎮守社だと思うので、法輪寺に訪れた際はぜひ電電宮も参拝してくださいね!
舞台
本堂の東側には、コンクリート製の舞台がありました。
この舞台の上からは、嵐山・京都市内を一望することが出来ます!
ちなみに拝観料等は不要。
京都タワーもギリギリ撮影することが出来ました!
法輪寺(京都嵐山)へのアクセス
- 京都市営バス「嵐山公園」から徒歩約3分
- 阪急嵐山線「嵐山駅」から徒歩約5分
- 京福嵐山本線「嵐山駅」から徒歩約6分
- JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩約16分
法輪寺(京都嵐山)の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 境内無料 |
御本尊 | 虚空蔵菩薩 |
宗旨 | 真言宗五智教団 |
山号 | 智福山 |
札所 | 京都十三仏霊場第13番 |
住所 | 京都市西京区嵐山虚空蔵山町16 |
公式HP | https://www.kokuzohourinji.com/index.html |