こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市伏見区にある真言宗醍醐派総本山「醍醐寺(だいごじ)」。
日本最古の霊場巡り「西国三十三所」の第11番札所で、桜の名所として知られるお寺です。
この記事では、そんな醍醐寺で頂ける御朱印を中心に歴史や桜の様子などについてご紹介いたします!
醍醐寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常10種類
- 御朱印の値段:300円(軸は500円)
醍醐寺は西国三十三所を始め、数多くの霊場の札所になっており、通常9種類の御朱印が授与されています。
- 根本准胝尊(西国三十三所第11番)
- 御詠歌(西国三十三所第11番)
- 薬師如来(真言宗十八本山/神仏霊場)※代表的※
- 御詠歌(真言宗十八本山)
- 薬師如来(西国薬師四十九霊場第39番)
- 御詠歌(西国薬師四十九霊場第39番)
- 神変(役行者霊蹟)
- 五大力尊(近畿三十六不動尊霊場第23番)
- 御詠歌(近畿三十六不動尊霊場第23番)
ここからは、私が実際に頂いた3種類の御朱印について詳しく見ていきます。
根本准胝尊 | 御詠歌 | 薬師如来 |
---|---|---|
西国三十三所 | 西国三十三所 | ★代表的★ 真言宗十八本山 神仏霊場巡拝の道 |
根本准胝尊(西国三十三所第11番)の御朱印
日本最古の霊場巡り「西国三十三所」の第11番札所の御朱印です。
中央には「根本准胝尊」と書いてあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:根本准胝尊
左側:根本准胝尊 - 朱印
右側:西国第十一番
中央:梵字(ボ)
左側:草創1300年記念の特別印、上醍醐寺
札所本尊の准胝観世音菩薩は、もともと上醍醐の准胝堂に安置されていましたが、平成20年(2008)に准胝堂が焼失したため、現在は下醍醐の観音堂内に祀られています。
御朱印の左上に押してあるのは、2023年3月31日までの「西国三十三所草創1300年記念の特別印」です。
御詠歌(西国三十三所第11番)の御朱印
西国三十三所第11番の御詠歌の御朱印です。
仏教やお寺の教えを「五・七・五・七・七」の和歌にしたもの。
- 墨書き
逆縁も もらさで救ふ 願なれば 准胝堂は たのもしきかな - 朱印
右側:西国第十一番
中央:梵字(ボ)
左側:草創1300年記念の特別印、上醍醐寺
「逆縁も もらさで救ふ(う) 願なれば 准胝堂は たのもしきかな」
とても美しい御詠歌ですね〜!
第10番「三室戸寺」 → 醍醐寺 → 第12番「正法寺(滋賀)」
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私が京都府内で頂いた「御詠歌の御朱印」は、コチラの記事にまとめています!
色々なお寺の御詠歌を見たい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
薬師如来(真言宗十八本山/神仏霊場)の御朱印
醍醐寺の御本尊である「薬師如来」の御朱印です。
醍醐寺の代表的な御朱印になりますので、特に霊場巡りをされていない方は、こちらを頂くと良いと思います。
- 墨書き
右側:深雪山、日付
中央:薬師如来
左側:醍醐寺 - 朱印
右側:実修実証
中央:梵字(ベイ)
左側:総本山醍醐寺
近畿地方の寺社を巡る「神仏霊場巡拝の道」や真言宗の総大本山を巡る「真言宗十八本山」の御朱印帳には、こちらの薬師如来が書き入れられます。
第125番「平等院」 → 醍醐寺 → 第127番「毘沙門堂」
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醍醐寺の御朱印が頂ける場所と時間などについて
納経所の場所と時間
醍醐寺の全ての御朱印は、下醍醐にある観音堂内の納経所で頂けます。
時間は「9:00~17:00(12月第1日曜日の翌日〜2月末までは4:30まで)」です。
観音堂は有料エリア(伽藍)にあるので、御朱印を頂くには拝観料が必要です。
- 通常期:三宝院庭園・伽藍の共通券 → 1000円
- 春期・秋期:三宝院庭園・伽藍・霊宝館の共通券 → 1500円
御朱印を頂く手順
醍醐寺の御朱印は「前払い制」となっています。
観音堂の中に置いてある「御朱印申込用紙」に頂きたい御朱印の数量を記入し、レジで料金を納めてから列に並ぶ流れです。
御朱印を頂く際は、御朱印申込用紙と御朱印帳を渡すだけ。
複数の御朱印帳に頂く場合は、どの御朱印帳にどの御朱印を頂くか、しっかりと指定したほうが良さそうです。
桜のシーズンは行列が凄い
私は、桜が一番の見頃を迎えた4月頭の日曜日に行ったのですが、御朱印の行列がもの凄いことになっており、なんと1時間も待ちました…。
参拝者が激増する桜・紅葉シーズンは、時間に余裕を持って列に並んだほうが良さそうです。
限定御朱印
私が訪れた2022年4月には、とっても美しい切り絵御朱印が授与されていました。
こちらは、秋に授与される紅葉の御朱印と組み合わせて1つに出来る仕様でした。
秋に来れるかわからないので、頂くのは辞めました…。
欲しかった…。
三宝院の御朱印について
醍醐寺の塔頭「三宝院」でも御朱印を頂くことが出来ます!
三宝院には豊臣秀吉が設計したという庭園や美しい枝垂れ桜があるので、ぜひこちらも参拝してみてくださいね〜!
醍醐寺ってどんなお寺?
歴史
醍醐寺の起こりは、平安時代初期の貞観16年(874)。
真言宗の僧・聖宝(理源大師)が醍醐山上に草庵を結び、准胝観音・如意輪観音の2体を彫刻、安置したのが起こりと伝えられています。
延喜7年(907)、第60代・醍醐天皇の勅願寺となり、その後は薬師堂・金堂・五重塔・三宝院などの建立が相次ぎ、醍醐寺は繁栄を極めました。
しかし、室町時代に起こった応仁の乱によって、お堂のほとんどが焼失。
下醍醐は五重塔のみが残る荒廃した状態となってしまいました。
衰微していた醍醐寺に手を差し伸べたのが、天下人・豊臣秀吉!
秀吉の絶大な援助と醍醐寺第80代座主・義演の努力によって伽藍の復興が進み、慶長3年(1598)には、秀吉主催の「醍醐の花見」が盛大に開かれました。
醍醐寺には、貴重な建物や寺宝が数多く残されており、五重塔(国宝)は、天暦5年(951)に完成した京都府内最古の木造建築物とされています。
応仁の乱でも奇跡的に焼失しなかった五重塔。
その姿は本当に立派で堂々としています。
桜の様子
醍醐寺は平安時代からの桜の名所で、古くから「花の醍醐」と呼ばれてきました。
境内には、枝垂れ桜やソメイヨシノなど、数多くの桜が植えられており、春にはまさに”絶景”となります。
その分人の量も多く、桜が見頃になると写真のように大変なことに…。
写真ではなかなか伝わりにくいのですが、本当ため息が出るほど素晴らしい光景で圧倒されます。
人が多いのが難点ですが、また見に来たくなる美しさでした!
みなさんもぜひ桜のシーズンに参拝してみてくださいね!
醍醐寺へのアクセス
- 京阪バス「醍醐寺前」から徒歩約すぐ
- 京都市営地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩約13分
醍醐寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常9種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
御朱印の時間 | 9:00~17:00(12月第1日曜日の翌日〜2月末までは4:30まで) |
御朱印の場所 | 観音堂の納経所 |
宗旨 | 真言宗醍醐派(総本山) |
拝観料 | 1000円(三宝院庭園・伽藍共通) ※通常期の値段 |
御本尊 | 薬師如来 |
住所 | 京都市伏見区醍醐東大路町22 |
公式HP | https://www.daigoji.or.jp/ |