こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の「南禅寺(なんぜんじ)」。
足利義満が確定した禅寺の格付けでは、「五山之上」に位置しており、「日本で最も格式の高い禅寺」として知られています。
この記事では、そんな南禅寺で頂ける2種類の御朱印と御朱印帳を中心に、歴史や方丈庭園、水路閣などについてもご紹介いたします!
少しでも参拝のお役に立てれば幸いです!
南禅寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類(書き置きのみ)
- 御朱印の料金:通常300円
- 時間:8:40〜17:00(12〜2月は16:30まで)
南禅寺では、通常2種類の御朱印が授与されています。
(厳密に言えば3種類ですが、もう1種類については後ほど説明します。)
2種類とも「書き置きのみ」の授与で、持ち込み御朱印帳への直書きは行われていません。
①金剛王宝殿 | ②宝冠釈迦如来 |
---|---|
300円 | 300円 |
★代表的★ |
金剛王宝殿の御朱印
中央に「金剛王宝殿」と書いてある御朱印です。
2種類のうち、こちらが代表的な御朱印になります。
- 墨書き
右側:奉拝
中央:金剛王宝殿
左側:南禅寺 - 朱印
右側:日付
中央:寺印
左側:大本山 南禅寺
金剛王宝殿は、「南禅寺の仏殿」を意味する言葉だそうです。
中央上の朱印は「南禅寺の寺印」のようですが、何と書いてあるかは謎。
金剛王宝殿の御朱印が頂ける場所
金剛王宝殿の御朱印は、「方丈庭園拝観」にある売店コーナーで頂けます。
こちらの売店コーナーでは、後述するオリジナル御朱印帳も授与されています。
御朱印を頂くのに拝観料は不要ですが、国指定名勝の美しい庭園が楽しめるので、ぜひ拝観もしていってくださいね!
この売店コーナーでは、裏面がシール仕様になっている御朱印もありました。
こちらの朱印料は「400円」です。
御朱印帳に簡単に貼りたい方は、こっちの方が良いかもしれませんね〜!
宝冠釈迦如来の御朱印
中央に「宝冠釈迦如来」と書いてある御朱印です。
こちらはあまり知られていない御朱印で、私もフォロワーさんからの情報提供で初めて知りました。
- 墨書き
右側:奉拝
中央:宝冠釈迦如来
左側:南禅寺 三門 - 朱印
右側:日付
中央:三宝印(?)
宝冠釈迦如来は、三門(重要文化財)の中に安置されている仏様のこと。
宝冠釈迦如来の御朱印が頂ける場所
宝冠釈迦如来の御朱印は、三門の拝観受付で授与されており、御朱印だけ頂くことも可能です。
書き置き御朱印の保管には・・・?
書き置きの御朱印は、御朱印帳に貼るのが一般的ですが、フィルムで挟むだけの「御朱印ホルダー」や差し込むタイプの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」などが楽なのでオススメですよ〜!
虎がかっこいい!南禅寺の御朱印帳とは?
こちらが南禅寺のオリジナル御朱印帳です!
表面と裏面には、江戸時代の絵師・狩野探幽筆の「群虎図(本坊小方丈障壁画/重要文化財)」が描かれています。
とっても迫力がありお気に入りの御朱印帳です!
私が頂いた時の料金は、御朱印込みで1700円でした。
南禅寺の御朱印は書き置きのみなので、直書きの御朱印をいただけるのは御朱印帳拝受時だけとなります。
ちなみに、この御朱印帳には、こちらの専用ケースが付いてきます。
御朱印帳と同じ群虎図が印刷されており、とても高級感のあるデザインとなっています。
側面にも「南禅寺 群虎図 狩野探幽筆」と書いてあります。
また、売店コーナーでは、水路閣の御朱印帳も授与されています。
こちらの御朱印帳に書いてある御朱印は「利益衆生」。
塔頭・南禅院の御朱印となっていますが、南禅院で授与されている御朱印はまた別のデザインなので、これは水路閣の御朱印帳限定の御朱印なのかもしれません。
南禅寺塔頭の御朱印のご紹介!
南禅寺内にある塔頭寺院「南禅院」と「最勝院高徳庵」でも御朱印を頂くことが出来ます。
各記事を参考にして、合わせて参拝してみてくださいね!
南禅院 | 最勝院高徳庵 |
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南禅寺ってどんなお寺?
歴史
南禅寺の起こりは鎌倉時代。
第90代・亀山天皇がこの地に建立した「禅林寺殿」が始まりです。
その後、禅林寺殿は寺院に改められ、「禅林禅寺」と称するようになりました。
正応5年(1292)に伽藍の建立工事がスタートし、約15年もの歳月を費やして完成したといいます。
元中3年(1386)には、足利義満が禅寺の格付け「京都五山」を確定。
南禅寺は「五山之上」となり、「最も格式の高い禅寺」として篤い信仰を集めてきました。
方丈庭園
南禅寺の「方丈庭園」は、国指定名勝になっている庭園です。
江戸初期、小堀遠州によって作庭されたものといわれ、美しい枯山水を楽しむことが出来ます。
庭園についてよくわからない私でも、なんとなく「いいなぁ」と思える美しさでした。
前回は2月という超中途半端な時期に行っちゃったので、紅葉の季節にまた行きたいなと思ってます。
みなさんもぜひ!
三門
入り口の大きな三門(重要文化財)は、江戸時代に再建されたもので、仁和寺・知恩院と並び「京都三大門」にも数えられています。
拝観料が必要ですが、上に登って美しい景色を楽しむことが出来ますよ!
一度は聞いたことがある「絶景かな、絶景かな」は、歌舞伎「楼門五三桐」の中で、石川五右衛門が南禅寺三門の楼上から桜を見たときに言うセリフなんだとか。
ここから見る満開の桜。きっとキレイでしょうね〜!
水路閣
南禅寺の見どころの一つ「水路閣」は、琵琶湖疏水の支流の一部。
明治21年(1888)に完成した水路橋で、今でも毎秒2トンの琵琶湖の水が流れています。
田辺朔郎氏が景観に配慮してデザインしたもので、テレビドラマなどで度々使用されるなど、京都の景色の一つとして定着しています。
また、最近では「インスタ映え」「フォトジェニック」とネットで人気のスポットとなっており、中央のアーチ部分で写真撮影を行っている人をよく見かけます。
新緑や紅葉との相性もバツグン。
南禅寺参拝の記念撮影は、ぜひ水路閣でどうぞ!
南禅寺周辺の寺社情報
南禅寺の周辺には、塔頭の「南禅院」と「最勝院高徳庵」や平安時代から紅葉の名所として知られる「永観堂(禅林寺)」などがあります。
ぜひ、合わせて参拝してみてくださいね!
南禅寺へのアクセス
- 京都市営バス「南禅寺・永観堂道」から徒歩約8分
- 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約12分
南禅寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
受付時間 | 8:40〜17:00 (12〜2月は16:30まで) |
御本尊 | 釈迦牟尼仏 |
宗旨 | 臨済宗南禅寺派(大本山) |
拝観料 | 境内自由 ※方丈庭園や三門は拝観料が必要 |
住所 | 京都市左京区南禅寺福地町86-2 |
周辺のホテル | 楽天トラベル |
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公式HP | https://nanzenji.or.jp/ |