こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
長岡京市にある真言宗「乙訓寺(おとくにでら)」。
弘法大師・空海ゆかりのお寺として有名で、「今里の弘法さん」とも呼ばれています。
この記事では、乙訓寺で頂ける御朱印を中心に、歴史や弘法大師にまつわるエピソードなどもご紹介いたします!
乙訓寺の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:10:00〜15:00
乙訓寺では、通常2種類の御朱印が授与されています。
- 御本尊(南無合體大師)の御朱印
- 洛西観音霊場第6番の御朱印
御本尊の御朱印
乙訓寺の御本尊「合体大師像」の御朱印です。
洛西観音霊場は回っていないので、こちらだけ頂きました。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:南無合體大師
左側:乙訓寺 - 朱印
右側:弘法大師止錫靈場
中央:梵字(ユ?)
左側:大悲山乙訓寺
墨書きは「南無合體(体)大師」と書いてあります。
體の字がちょっと難しいですね〜。
合体大師像については、下の方で紹介しているのでぜひご覧ください!
御朱印が頂ける場所
御朱印は、境内にある授与所で頂けます。
開門時間は「8:00〜17:00」ですが、御朱印や御守の受付は「10:00〜15:00」なのでお気をつけください。
なお、乙訓寺の最新情報については、公式Instagramをご確認ください。
https://www.instagram.com/otokunidera/
乙訓寺ってどんなお寺?
歴史
伝えによれば、推古天皇(在位592‐628)の勅命により、聖徳太子が「十一面観世音菩薩」を本尊として建立したとされています。
聖徳太子創建についてはあくまで伝承ですが、発掘調査が行われた結果、奈良時代に建立されたことは確かなようです。
延暦3年(784)、都が長岡京に移された際には、「京内七大寺」の筆頭として伽藍の大増築が行われました。
その翌年には、藤原種継暗殺の嫌疑をかけられた「早良親王」が乙訓寺に監禁されています。
織田信長の兵火によって衰微しますが、徳川家綱の母・桂昌院の援助を受けて再興。
かつてほど広大な寺領は有していませんが、近所の方から篤く信仰されているお寺として現在に至っています。
弘法大師
乙訓寺は弘法大師ゆかりのお寺として有名で、「今里の弘法さん」とも呼ばれています。
唐への留学から帰国した弘法大師は、弘仁2年(811)、嵯峨天皇の命によって乙訓寺の別当に任命されました。
在任期間は約1年と短いものでしたが、この間に伝教大師(最澄)が弘法大師に会いに訪れています。
ちなみに、乙訓寺で収穫されたミカンを朝廷に献上したという、ちょっぴり和やかなエピソードも残されています。
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御本尊
御本尊の「合体大師像」は、弘法大師と八幡神の合作とされる仏像です。
八幡神が「肩から下の弘法大師」、弘法大師が「首から上の八幡神」をモデルにそれぞれ彫り、組み合わせて1体にしたものといいます。
どんなお姿か気になりますが、秘仏なので通常時は拝見できません。
御開帳されたら、絶対見に行きたいと思います!
弘法大師と八幡神の縁のある仏像は、世界遺産「東寺」にも残されています。
かつて鎮守八幡宮に祀られていた「八幡三神像」は、弘法大師が同一の霊木から刻んだものと伝えられており、国宝に指定されています。
弘法大師と八幡神の関係、気になりますね・・・!
乙訓寺へのアクセス
- 阪急バス「薬師堂」から徒歩6分
乙訓寺の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
札所 | 洛西観音霊場第6番 |
御朱印の時間 | 10:00〜15:00 |
御本尊 | 合体大師像 |
宗旨 | 真言宗豊山派 |
拝観料 | 大人500円 |
住所 | 長岡京市今里3丁目14-7 |
公式HP | https://otokunidera.jimdosite.com/ |