こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
この記事では、京都市内にある「弘法大師(空海)ゆかりの3ヵ寺(東寺・仁和寺・神光院)」を巡る「京都三弘法」についてご紹介いたします!
3ヵ寺の歴史や御朱印帳などの授与品についても掲載していますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
京都三弘法とは?
京都三弘法は、「1月1日(元日)〜2月3日(節分)」の間に三弘法を巡礼すると、1年の厄除になるといわれています。
また、弘法大師の月命日である「毎月21日」に巡礼する習わしもあります。
もちろん、上記期間以外でも巡礼できます!
江戸時代中期頃に始まったとされ、一時の断絶の後、平成24年(2012)に復活。
現在は関連授与品も多く用意されており、毎年多くの人が三弘法を巡礼しています。
京都三弘法の3ヵ寺と御朱印
東寺
東寺は延暦13年(794)に平安遷都が行われた際、王城鎮護のために創建されたお寺です。
弘仁14年(823)、弘法大師は、時の天皇である第52代・嵯峨天皇に東寺を与えられ、真言密教の道場としました。
中世以降は弘法大師信仰が流行。大師は信仰の対象となっていき、御影堂(国宝)の中には、弘法大師坐像(国宝)が安置されています。
毎月21日には「縁日(弘法さん)」が開かれ、境内は多くの人で賑わいます。
東寺の詳しい情報については、こちらの記事をご覧ください。
仁和寺
仁和寺は、仁和2年(886)、第58代・光孝天皇が伽藍の建立を発願したのが始まり。
しかし、光孝天皇は翌年の仁和3年(887)に崩御。
第59代・宇多天皇は、父である光孝天皇の遺志をつぎ、仁和4年(888)に伽藍を完成させ、光孝天皇一周忌と落慶法要を営みました。
仁和寺を開いた宇多天皇が「弘法大師」号の賜与に関与したといわれており、弘法大師が唐で写経して持ち帰った「三十帖冊子(国宝)」も所蔵しています。
境内の御影堂内には、弘法大師像が安置。
仁和寺近くの成就山には、弘法大師ゆかりの「四国八十八ヶ所」のミニバージョンである「御室八十八ヶ所霊場」も整備されています。
仁和寺の詳しい情報については、こちらの記事をご覧ください。
神光院
神光院は、建保5年(1217)、上賀茂神社の神職・松下能久が「霊光の照らした所に神殿を建立すべし」というお告げを受け、大和三輪寺の慶円を招いて建立したのが起源。
寺名の神光院は、この逸話にちなむものいいます。
弘法大師・空海が厄年である42歳の時(平安初期)、この地で90日間の厄除修行を行い、愛染明王像を彫刻。
さらに、上賀茂神社からの強い要望を受け、自身の像(弘法大師像)も刻みました。
この弘法大師像は「厄除弘法大師」と呼ばれ、厄除の信仰を集めています。
神光院の詳しい情報については、こちらの記事をご覧ください。
京都三弘法の授与品
御朱印帳
京都三弘法の専用御朱印帳です。
1冊700円で、三つ折り式になっています。
サイズは御朱印帳の小判サイズよりちょっと小さいくらい。
表紙には、弘法大師の絵と「弘法大師に帰依する」という意味の「南無大師遍照金剛」が貼ってあります。
三つ折り式なので、このように立てることが出来ます。
簡単に飾れていいですね〜!
その他
100円で授与されている「満願証」。
めちゃくちゃ小さいです。
各寺で木札を頂いて行くのもオススメ。
来年は木札で巡礼しようかなぁと思っています。
その他にも、手ぬぐいや輪袈裟などもあります。
トートバッグまで!ちょっと欲しい…。
アマビエ
私は神光院で御朱印帳を頂いたのですが、なんとアマビエの御守を無料でもらえました。
新型コロナの早期終息を願ったもののようです。
とてもありがたいです!
京都三弘法まとめ
以上、京都三弘法についての紹介でした。
1日で巡礼可能ですので、みなさんも気楽に回っていただければと思います!