こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
左京区の聖護院にある「聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)」。
本山修験宗の総本山であり、修験道のお寺として知られています。
この記事では、聖護院門跡で頂ける「通常御朱印」&過去に頂いた「限定御朱印」計6種類を中心に、歴史や山伏についてもご紹介いたします!
聖護院門跡の通常御朱印について
- 御朱印の種類:通常3種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 受付時間:9:30〜16:30(4〜8月は17:00まで)
聖護院門跡には、通常3種類の御朱印があります。
- 不動明王(代表的/神仏霊場)
- 不動明王(①の印違い/近畿三十六不動尊)
- 神変大菩薩(役行者霊蹟札所)
この3種類から、私は「①不動明王」「③神変大菩薩」の2体を頂きました。
不動明王 | 神変大菩薩 |
---|---|
神仏霊場巡拝の道 | 役行者霊蹟札所 |
不動明王の御朱印
御本尊の「不動明王(重要文化財)」の御朱印です。
聖護院門跡の代表的な御朱印であり、神仏霊場巡拝の道の御朱印帳には、コチラが書き入れられます。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:カーン(不動明王を表す梵字)
左側:聖護院 - 朱印
中央:法螺貝、本山聖護之印
中央の文字は、不動明王を表す梵字「カーン」です。
正直言ってめちゃくちゃかっこいい・・・!
また、梵字の上には、山伏でおなじみの「法螺貝」の朱印が押してあります。
修験道のお寺である聖護院門跡ならではですね。
神変大菩薩の御朱印
「神変大菩薩」の御朱印です。
聖護院門跡は、修験道の開祖「役行者」ゆかりの寺社を巡る「役行者霊蹟札所」の一つに数えられています。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:神変大菩薩
左側:聖護院 - 朱印
右側:役行者霊跡札所
中央:菊紋+法螺貝
左側:本山聖護之印
神変大菩薩とは「役行者」の諡号であり、第119代・光格天皇から賜ったものになります。
中央には、天皇家の「菊紋」と修験道の「法螺貝」組み合わさった朱印が押してあります。
こちらもカッコいいですね〜!
聖護院門跡の限定御朱印について
釈迦三尊像の御朱印
聖護院門跡では、毎年秋に特別公開を行っており、その際に「限定御朱印」を出すことがあります。
こちらは2017年秋の特別公開の際に頂いた限定御朱印。
狩野探幽が描いた「釈迦三尊像」が初めて公開され、その絵が入った御朱印が3種類授与されました。
3体ともとってもステキですよね〜!
3種類すべてを頂くと、なんとクリアファイルも貰えました。
ありがたい!
京都守護職・新選組巡礼の御朱印
「京都守護職・新選組巡礼」の専用台紙にいただいた御朱印です。
右上には「京都守護職 新選組巡礼」の特別印が押してあります。
この巡礼は、京都守護職と新選組ゆかりの「壬生寺・聖護院門跡・金戒光明寺」の3ヵ寺を巡るもので、2021年9月末に第1弾が始まりました。
専用台紙は、京都守護職が設置された文久2年(1862)にちなんで「1862枚」限定で授与されました。
京都守護職・新選組巡礼については、コチラの記事に詳しくまとめていますので、ぜひ気になる方はご覧ください!
聖護院門跡の御朱印が頂ける場所
聖護院門跡の御朱印は、不動堂前に設置してある朱印所で頂けます。
時間は「9:30〜16:30(4〜8月は17:00まで)」。
特別公開時以外でも、門は基本的に開いてるので、庭園の前を通って朱印所まで行くことが可能です。
ちなみに、庭園には猫ちゃんの置物が複数あるので、ぜひ発見してみてくださいね!
書き置きの御朱印の保管には、フィルムで挟むだけの「御朱印ホルダー」や差し込むタイプの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」などがオススメですよ〜!
聖護院門跡ってどんなお寺?
歴史
聖護院門跡の起こりは平安時代。
天台寺門宗の宗祖・智証大師(円珍)を開祖とし、弟子の増誉が開いた「白川房(常光院とも)」が起源とされています。
また、寛治4年(1090)、第72代・白河上皇が熊野詣を行った際、増誉が先達を努め、その功により熊野三山検校職と共に「白川房」を賜ったともいわれてます。
その後、増誉が「聖体護持(天皇をお守りする)」の努めを果たしたことから、寺名は「聖護院」に改められました。
鎌倉時代になると、第77代・後白河天皇の皇子「静恵法親王」が入寺。
以来、聖護院は明治に至るまで「門跡寺院」となり、「聖護院門跡」や「聖護院宮」などと称されるようになりました。
元々、創建当初は左京区岩倉にありましたが、応仁の乱などによる火災で移転と再建を繰り返し、延宝4年(1676)にようやく現在地に落ち着きました。
聖護院門跡周辺は地名も「聖護院」になっており、「聖護院大根」や「八ツ橋」は全国的に有名です。
有名八ツ橋メーカーの「聖護院八ッ橋」と「西尾八ッ橋」は、お寺近くに本店を構えていますので、ぜひ”本場”の聖護院で八ツ橋を買ってみてくださいね〜!
修験道・山伏
上でも紹介している通り、聖護院門跡は本山修験宗(修験道)の総本山のお寺です。
開山・増誉が「熊野三山検校職」に就いたことや、静恵法親王が熊野に所領を持っていたことから、修験道との関わりが深くなったといいます。
京都では、祇園祭「北観音山・南観音山・役行者山」や左義長神事などの際に、修験道の山伏さんを見ることが出来ます。
役行者山では護摩焚きも行われるそうなので、いつか見てみたいなぁと思っています。
聖護院門跡周辺の寺社
聖護院門跡の近くには、聖護院門跡の鎮守社である「熊野神社」や西天王で知られる「須賀神社&交通神社」、とっても大きな境内を持つ「平安神宮」などがあります!
ぜひ、記事を参考にして参拝してみてくださいね!
聖護院門跡へのアクセス
- 京都市営バス「熊野神社前」から徒歩約3分
聖護院門跡の基本情報
御朱印の種類 | 通常3種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
受付時間 | 9:30〜16:30 (4〜8月は17:00まで) |
御本尊 | 不動明王 |
宗旨 | 本山修験宗(総本山) |
拝観料 | 境内基本自由 (定期的に有料拝観あり) |
住所 | 京都市左京区聖護院中町15 |
公式HP | https://www.shogoin.or.jp/index.html |