こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市左京区の一乗寺にある「曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)」。
平安時代初期に創建されたと伝える古刹で、国宝の黄不動尊や美しい庭園で知られるお寺です。
この記事では、曼殊院門跡で頂ける2種類の御朱印を中心に、歴史や見どころなどについてもご紹介いたします!
曼殊院門跡の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の料金:通常500円
- 時間:9:00〜16:30
曼殊院門跡では、通常2種類の御朱印が授与されています。
どちらも基本的には書き置きのみで、料金は500円となっています。
①竹乃内御殿の御朱印
曼殊院門跡の通称名である「竹乃内御殿(竹内門跡)」の御朱印です。
2種類のうち、こちらが代表的な御朱印となりますので、どちらか1体だけを頂きたい方は、竹乃内御殿の御朱印を頂くといいでしょう。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:竹乃内御殿
左側:曼殊院門跡 - 朱印
右側:寺紋
中央:竹御殿曼殊院(?)
左側:曼殊院門跡印
御朱印の用紙には、百人一首に収録されている僧正遍照の歌「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」が銀色で印刷されています。
とても雅な感じがしてかっこいいですね〜!
②黄不動尊の御朱印
続いて、「黄不動尊」の御朱印です。
黄不動尊は、曼殊院門跡が所有している仏画で、国宝に指定されている大変貴重なものです。
- 墨書き
右側:国宝、日付
中央:黄不動尊
左側:曼殊院門跡 - 朱印
右側:梵字、近畿十七番
中央:梵字(カーン)
左側:曼殊院門跡印
御朱印の左上には、黄不動尊の御影を象った金色のスタンプが押してあります!!!
ちなみに、同じ天台宗の門跡寺院である「青蓮院門跡」には、青不動(国宝)が所蔵してあり、青不動の御朱印も授与されます。
併せて参拝してみてはいかがでしょうか?
曼殊院門跡の直書きの御朱印を頂くには?
すでにご紹介している通り、曼殊院門跡の御朱印は、基本的に書き置きのみとなっています。
ただ、条件によっては、直書きの御朱印を頂ける場合もあります。
それは、霊場巡りの専用御朱印帳を持っていることです。
曼殊院門跡は、「神仏霊場巡拝の道」と「近畿三十六不動尊霊場」の2つの霊場の札所となっており、霊場の専用御朱印帳をお持ちの方は、係の方に渡すと、直書きの御朱印を頂くことができます。
私は神仏霊場巡拝の道を巡っており、最初はちゃんと御朱印帳に頂けるか不安でしたが、無事に直書きを頂くことが出来て安心しました。
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曼殊院門跡の御朱印が頂ける場所
曼殊院門跡の御朱印は、境内の拝観受付所で頂けます。
受付時間は「9:00〜16:30」となっております。
専用御朱印帳をお持ちの場合は、最初に御朱印帳を預けて、帰りに頂くという形式となります。
曼殊院門跡ってどんなお寺?
歴史
寺伝によれば、曼殊院門跡は延暦年間(782〜806)に、天台宗の開祖・最澄が比叡山上に建立した一堂が始まりだとされています。
その後、比叡山の西塔北谷に移転し「東尾坊」と呼ばれましたが、天仁年間(1108〜10)に僧・忠尋によって「曼殊院」と改称が行われました。
曼殊院は全国の天満宮の総本社である「北野天満宮」の別当職を努め、明治の神仏分離まで、北野天満宮は曼殊院の管理下にありました。
北野天満宮は、今では代表的な神社となっていますが、明治以前は仏舎利を祀るなど仏教色が強い神社でした。
文明年間(1469〜87)に伏見宮貞常親王の子・慈運が入寺して以来、曼殊院は門跡寺院となり、「竹内門跡」と呼ばれるようになりました。
明暦2年(1656)に現在地に移転し、本堂や書院が建立されました。これらの建物はいずれも国の重要文化財に指定されています。
境内の様子
曼殊院門跡は歴史的価値の高い建築物や仏像を多く所有しており、美しい庭園でも知られています。
大書院の前には、美しい枯山水庭園が広がり、その美しさから「小さな桂離宮」とも呼ばれています。
この庭園には、非常に大きい五葉松が生えています。
鶴を表現しているとされるこの五葉松は、樹齢なんと「400年」!
こんな立派な松はなかなか見ることが出来ないので、参拝の際は、必ずチェックしてみてくださいね!
また、庭園にはちょっと変わった手水鉢も置いてあります。
こちらは「梟(ふくろう)の手水鉢」と呼ばれるもので、手水鉢の四方にふくろうが彫刻されているのが特徴。
私が訪れたときは、あまり知識がなかったので、一瞬「お地蔵さんかな?」と思ってしまいました…w
曼殊院門跡には、楓がたくさん植えられており、紅葉の名所としても有名です。
もし、この記事を見て参拝してみようと思った方は、秋に訪れるのが一番オススメですよ〜!
曼殊院門跡へのアクセス
- 京都市営バス「一乗寺清水町」から徒歩約18分
曼殊院門跡の基本情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の値段 | 500円 |
時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 600円 |
宗旨 | 天台宗 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
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住所 | 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42 |
公式HP | https://www.manshuinmonzeki.jp/index.html |