こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市北区の世界遺産・上賀茂神社の西側に、「神光院(じんこういん)」という真言宗系単立のお寺があります。
京都三弘法霊場の一つであり、弘法大師・空海が自ら刻んだという弘法大師像は厄除の信仰を集めています。
この記事では、この神光院で頂ける御朱印と歴史などについてご紹介いたします。
神光院の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00~16:30
厄除弘法大師の御朱印
神光院では、通常1種類の御朱印が頂けます。
中央の「厄除弘法大師」の墨書きや右上の「京都三弘法之随一」の朱印が特徴的です。
かぶるほど大きな朱印が押してある御朱印は初めて見たかもしれません。
なかなかのインパクトがあります。
- 墨書き
右側:奉拝(?)
中央:
左側:日付、神光院 - 朱印
右側:京都三弘法之随一
中央:不明、菊紋
左側:洛北 神光院 西加茂
御朱印がいただける場所
御朱印は、境内にある寺務所で頂けます。
入り口に設置してあるインターホンを押すと、お寺の方が快く対応してくださいました。
京都三弘法の御朱印帳
神光院では、京都三弘法霊場の専用御朱印帳を頂きました。
寺務所では、通常の御朱印帳も授与されていましたが、よく見えなかったのでオリジナルのものかはわかりません。
京都三弘法は、京都市内にある「弘法大師(空海)ゆかりの3ヵ寺(東寺・仁和寺・神光院)」を巡る霊場です。
「1月1日(元日)〜2月3日(節分)」の間に三弘法を巡礼すると、1年の厄除になるといわれています。
京都三弘法については、こちらの記事をご覧ください!
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神光院ってどんなお寺?
歴史
元々、神光院があるこの地は、推古天皇17年(609)に創建されたという瓦屋寺跡であり、西賀茂瓦窯で働く瓦職人たちの宿坊にもなっていた場所でした。
寺伝の由緒によると、建保5年(1217)、上賀茂神社の神職・松下能久が「霊光の照らした所に神殿を建立すべし」というお告げを受け、大和三輪寺の慶円を招いて建立したのが起源。
寺名の神光院は、この逸話にちなむものいいます。
明治の初め、廃仏毀釈のあおりを受けて一時廃寺となりますが、明治11年(1878)に和田智満によって再興されました。
弘法大師像
弘法大師・空海が厄年である42歳の時(平安初期)、この地で90日間の厄除修行を行い、愛染明王像を彫刻。
さらに、上賀茂神社からの強い要望を受け、自身の像(弘法大師像)も刻みました。
この時、弘法大師像を安置したのが神光院の起こりであるという説もあります。
この空海自刻の弘法大師像は、現在も本堂に御本尊として祀られており、「厄除弘法大師」として厄除の信仰を集めています。
空海の命日である毎月21日には、多くの人で賑わいます。
また、90日間の修行の際、空海は眼病平癒の祈祷も行ったという伝えもあり、「眼病平癒のお寺」としても有名です。
ちなみに、空海作の仏像は、新京極の西光寺(寅薬師)、太秦の広隆寺(腹帯地蔵)、六道の辻の西福寺(子育地蔵)、上京区の石像寺(釘抜地蔵)などなど、、、京都市内に複数存在しています。
空海作の仏像については、コチラの記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
神光院へのアクセス
- 京都市営バス「神光院前」から徒歩約1分
神光院の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の朱印料 | 300円 |
時間 | 9:00~16:30 |
拝観料 | 境内無料 |
御本尊 | 弘法大師像 |
宗旨 | 真言宗系単立寺院 |
山号 | 放光山 |
住所 | 京都市北区西賀茂神光院町120 |
公式HP | なし |