こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市北区にある「今宮神社(いまみやじんじゃ)」。
船岡山周辺の「紫野」という地区にあり、平安初期から疫病退散の信仰を集めている神社です。
この記事では、そんな今宮神社で頂ける御朱印を中心に、参拝の際に食べて欲しい門前名物「あぶり餅」などについてもご紹介いたします!
今宮神社の御朱印について
- 御朱印の種類:通常2種類
- 御朱印の朱印料:300,500円
- 時間:9:00〜17:00
「持参した御朱印帳」に頂ける御朱印は、通常2種類です。
- 通常の御朱印(300円)
- 花傘の見開き御朱印(500円)
①通常の御朱印
今宮神社の通常の御朱印です。
右上の桜マークの「鎮花」の朱印が特徴的ですね!
- 墨書き
中央:今宮神社
左側:日付 - 朱印
右上:鎮花
中央:紫野今宮
私は、近畿地方の寺社を巡る「神仏霊場巡拝の道」の専用御朱印帳に頂きました。
今宮神社は同霊場の第96番(京都16番)札所になっています。
御朱印の「挟み紙」がとっても可愛かったですよ〜!
霊場案内
1つ次の札所:神仏霊場第97番(京都17番)「宝鏡寺」の御朱印情報
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②花傘の御朱印
今宮神社の祭礼「やすらい祭」で使用される「花傘」をイメージした見開き御朱印です。
朱印料は500円になります。
やすらい祭については下の方で解説していますので、よかったら読んでみてくださいね!
他:京都十六社朱印めぐりの御朱印
「京都十六社朱印めぐり」の専用台紙に頂いた御朱印です。
京都十六社朱印めぐりは、京都市・長岡京市にある16つの神社を巡る行事で、毎年「1月1日〜2月15日」に行われます。
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特別御朱印
和歌の御朱印
今宮神社の専用台紙(御朱印帳)を受けた方限定の御朱印です。
3面続きで、朱印料は1500円。
御朱印には、歌人・藤原長能が詠んだ歌が書いてあります。
「白砂の とよみてぐらを とりもちて いはひぞ 初むる紫の野に」
疫社の御朱印
平安初期から「疫病退散」で有名な今宮神社。
「新型コロナ」という疫病の流行に際し、「疫疾消除」を祈願して摂社「疫社」の特別御朱印が授与されました。
朱印料は1000円。
宝船の御朱印
西陣織業者から信仰されている「織姫社」など、境内にある摂末社11社を巡る御朱印です。
朱印料は800円。
上記11社には入っていませんが、境内には織田信長公を祀る「織田稲荷神社」も鎮座しています。
牛王宝印
牛王宝印は、御朱印ではなく「御札」ですが、一応ここで紹介しておきます。
元日の早朝一番、若水を井戸より汲み上げ、歳旦祭のご神前にお供えします。その若水をいただいた墨と今宮の社に伝わる版木(延宝七年)からおこした牛王宝印神札を、一月十九日疫神社例祭の祭儀ののち授与します。
説明書きより
御朱印が頂ける場所
御朱印は、境内にある授与所で頂けます。
時間は「9:00〜1700」。
混雑時は少し待つことになるかもしれません。
今宮神社ってどんな神社?
歴史と疫病退散
今宮神社の起こりは、平安時代初期までさかのぼります。
泣くようぐいす平安京でおなじみの延暦13年(794)。
都が平安京に移されたわけですが、その後の人口増加によって、疫病が多く発生してしまいました。
正暦5年(994)、疫病を神様の力で鎮めようと、朝廷が2基の神輿を造り、船岡山に「疫神」を祀って御霊会を行いました。
さらに、長保3年(1001)に再び疫病が流行った際は、現在地に神殿を3つ建立。
「大己貴命・事代主命・奇稲田姫命」の三柱を祀り、「今宮社」と名付けられました。
それ以降は、一貫して「疫病退散の神」として信仰されており、本殿横の摂社・疫社には、疫病神として名高い「素盞嗚尊」を祀っています。
スサノオ様のご利益で、なんとかコロナを鎮めて頂きたいです・・・。
ちなみに、御霊会が行われた場所で一番有名なのが、二条城近くにあるお寺「神泉苑」。
貞観11年(869)に行われた御霊会は、日本三大祭「祇園祭」の起こりとされています。
やすらい祭
今宮神社といえば、毎年4月の第2日曜日に行われる「やすらい祭」が有名です。
広隆寺の「太秦の牛祭」、由岐神社の「鞍馬の火祭り」と並び、京都三大奇祭に数えられている摂社「疫社」の祭礼です。
伝えによれば、やすらい祭の起こりは平安後期。
この時代、桜の花が散り始める頃に疫病が流行ったことから、疫病の原因は「花の霊」だと考えられていました。
この「花の霊」を鎮め、無病息災を祈願したのが、やすらい祭の始まりとされています。
祭礼で使用される赤い大きな傘の中に入ると、1年間疫病にかからないと言われていますよー!
あぶり餅
今宮神社参拝の際に、ぜひ食べて頂きたいのが「あぶり餅」です。
今宮神社の門前名物で、平安中期頃、疫除の願いを込めて神前にお供えした餅が始まりとされています。
東門前には「一和」と「かざりや」、2軒のあぶり餅屋さんが向かい合って建っています。
両店舗の店先では、餅が炭火であぶられており、とてもいい匂いが参道に漂っています。
一和の創業は…なんと長保2年(1000)!
「日本最古の飲食店」とも呼ばれており、老舗中の老舗です。
一方、かざりやの創業は江戸時代頃になります。
こちらも物凄い老舗ですね!
竹串に刺さった一口サイズの小さな餅。
炭火であぶられた香ばしさと、甘じょっぱい白味噌タレの相性がバツグンです。
一和には庭園が楽しめる縁側席があり、より一層美味しく感じられました!
2軒とも「一人前500円」とお手頃価格なので、時間と胃袋に余裕がある方は、食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。
今宮神社周辺の寺社情報
今宮神社の周辺には、臨済宗大徳寺派の大本山「大徳寺」や織田信長公を祀る「建勲神社」などがあります。
ぜひ、あわせてみてくださいね!
今宮神社へのアクセス
- 京都市営バス「今宮神社前」から徒歩すぐ
- 京都市営バス「船岡山」から徒歩約6分
今宮神社の基本的情報
御朱印の種類 | 通常2種類 |
御朱印の値段 | 300円,500円 |
時間 | 9:00〜17:00 |
拝観料 | 境内自由 |
御祭神 | 大己貴命、事代主命、奇稲田姫命 |
住所 | 京都府京都市北区紫野今宮町21 |
公式HP | http://www.imamiyajinja.org/ |