左京区

真如堂の御朱印 – 女性を守護する「頷きの阿弥陀」を祀るお寺

記事内のリンクに広告が含まれている場合があります。

こんにちは、nobo@nobo_kyoto)です。

京都市左京区にある「真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)」。
一般的に「真如堂(しんにょどう)」と呼ばれている天台宗のお寺です。

この記事では、真如堂で頂ける2種類の御朱印を中心に、真如堂の歴史や阿弥陀如来についてご紹介いたします。

真如堂の山門

真如堂の御朱印について

御朱印の基本情報
  • 御朱印の種類:通常2種類
  • 御朱印の朱印料:300円
  • 時間:9:00〜16:00

真如堂では通常2種類の御朱印がいただけます。
どちらも本堂内にある納経所でもらえます。

真如堂の御朱印の種類
  1. 御本尊・阿弥陀如来の御朱印(無量寿)
  2. 新長谷寺の御朱印(大悲殿)
真如堂の御朱印

①阿弥陀如来の御朱印

本堂に祀られている御本尊・阿弥陀如来の御朱印(洛陽六阿弥陀めぐりの第1番)です。
墨書きは「阿弥陀仏の寿命は無量である」という意味の「無量寿」。

真如堂の御朱印
御朱印の内容
  • 墨書き
    右側:奉拝、日付
    中央:無量寿
    左側:真如堂
  • 朱印
    右側:京洛六阿弥陀 第一番
    中央:梵字(キリーク)
    左側:真正極楽寺印
洛陽六阿弥陀めぐりとは?

江戸中期、木食正禅上人が阿弥陀如来の霊感を受けて発願した霊場です。
定められている功徳日を3年3ヶ月続けて巡拝すると、無病息災や家運隆盛、諸願成就などのご利益が得られるとされています。

洛陽六阿弥陀めぐりの御朱印一覧
洛陽六阿弥陀めぐりの誓願寺
洛陽六阿弥陀めぐりとは?御朱印と共に各札所を詳しく紹介!阿弥陀如来を祀る京都市内の6ヵ寺を巡拝する霊場「洛陽六阿弥陀めぐり」の御朱印と札所の紹介です。江戸中期頃に始まった霊場で、定められている功徳日を3年3ヶ月続けて巡拝すると、無病息災や家運隆盛などのご利益が得られるとされています。...

また、真如堂は、近畿地方の社寺をめぐる「神仏霊場巡拝の道」の第111番(京都31番)にもなっています。
専用御朱印帳に御朱印を頂いても、「神仏霊場」の朱印追加はありませんでした。

真如堂の御朱印

霊場案内

洛陽六阿弥陀の1つ次の札所:第2番・永観堂禅林寺の御朱印情報

永観堂(禅林寺)の御朱印
永観堂(禅林寺)の御朱印を4種類紹介!平安時代から続く紅葉の名所京都市左京区にある「永観堂(えいかんどう)」で頂ける4種類の御朱印や歴史などの紹介です。正式名称は「禅林寺」といい、平安時代から紅葉の名所として知られています。新緑の美しい写真やみかえり阿弥陀など一緒にその魅力をお届けします。...

神仏霊場の1つ前の札所:第110番(京都30番)・吉田神社の御朱印情報

吉田神社の御朱印
吉田神社の御朱印を5種類紹介!全国の神々を祀った大元宮がスゴイ!京都市左京区にある吉田神社(よしだじんじゃ)でいただける御朱印の種類や受付時間、値段などを全て画像付きでご紹介。その他御祭神や歴史、そして一番の見所である「大元宮(だいげんぐう)」についても解説いたします。...

②新長谷寺の御朱印

洛陽三十三所観音霊場第5番札所「新長谷寺」の御朱印です。
中央の「大悲殿」は、「観音菩薩が安置されているお堂」を意味します。

洛陽三十三所観音霊場とは?

観音菩薩を祀る「京都市内の33ヶ寺」を巡る観音霊場のこと。
平安時代に後白河上皇が定めたとされ、明治初期の廃仏毀釈の影響で中断し、平成17年(2005)に復興された。

詳しくはコチラの記事をご覧ください!

洛陽三十三所観音霊場
先達が教える「洛陽三十三所観音霊場」| 御朱印帳や地図も紹介!京都にある33の観音霊場をめぐる「洛陽三十三所観音霊場」。この記事では、各札所で頂ける御朱印を始め、公式御朱印帳や地図、満願証、先達制度、ガイドブックなどについて詳しくご紹介いたします。...
真如堂・新長谷寺の御朱印
御朱印の内容
  • 墨書き
    右側:奉拝、日付
    中央:大悲殿
    左側:新長谷寺
  • 朱印
    右側:洛陽5番
    中央:梵字(キャ)
    左側:新長谷寺

新長谷寺の詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。

新長谷寺の御朱印
新長谷寺の御朱印情報京都市左京区の真如堂境内にある新長谷寺(しんはせでら)の御朱印や歴史の紹介です。御本尊の十一面観世音菩薩像は洛陽三十三所観音霊場の第5番札所で、建立の歴史にはとある大亀の伝説があります。...
真如堂の新長谷寺

霊場案内

1つ前の札所:洛陽三十三所観音霊場第4番「行願寺(革堂)」の御朱印情報

吉田神社の御朱印
吉田神社の御朱印を5種類紹介!全国の神々を祀った大元宮がスゴイ!京都市左京区にある吉田神社(よしだじんじゃ)でいただける御朱印の種類や受付時間、値段などを全て画像付きでご紹介。その他御祭神や歴史、そして一番の見所である「大元宮(だいげんぐう)」についても解説いたします。...

周辺の御朱印情報

真如堂の周辺には、吉田神道で有名な歴史ある「吉田神社」や珍しい備前焼の逆立ち狛犬がある「宗忠神社」などがあります。
ぜひ、一緒に参拝してみてくださいね!

吉田神社の御朱印
吉田神社の御朱印を5種類紹介!全国の神々を祀った大元宮がスゴイ!京都市左京区にある吉田神社(よしだじんじゃ)でいただける御朱印の種類や受付時間、値段などを全て画像付きでご紹介。その他御祭神や歴史、そして一番の見所である「大元宮(だいげんぐう)」についても解説いたします。...
宗忠神社の御朱印情報京都市左京区の神楽岡に鎮座している宗忠神社(むねただじんじゃ)の御朱印と歴史の紹介です。御祭神は黒住宗忠と天照大御神を祀り、一の鳥居近くにある備前焼の狛犬は逆立ちの姿をしています。...

真如堂ってどんなお寺?

歴史

真如堂の起こりは、平安時代の永観2年(984)。
比叡山の僧・戒算上人が、延暦寺常行堂に安置されていた阿弥陀如来像を神楽岡東の東三條女院離宮に移し、安置したのが始まりです。

その後は焼失と移転を繰り返し、現在地に落ち着いたのは1693(元禄6)年のことでした。

真如堂の本堂本堂

頷きの阿弥陀

御本尊の阿弥陀如来像は、慈覚大師・円仁が一刀三礼で彫刻されたもので、「頷き(うなずき)の阿弥陀」として知られています。

完成の直前に円仁が「比叡山の修行僧のための本尊となってください」と思いをこめて、如来の眉間に白毫(びゃっごう/光を放つという毛)を入れようとしたところ、如来は首を振って拒否。

そこで円仁は「では、京都に下って一切衆生をお救い下さい。特に女人をお救い下さい。」と言うと、如来は三回うなずいたと伝わっています。

真如堂の三重塔

この伝説から、頷きの阿弥陀は、特に女性から信仰されています。

真如堂の元三大師堂元三大師良源の画像を祀る元三大師堂

 

真如堂へのアクセス

  • 京都市営バス「真如堂前」より徒歩約7分
  • 京都市営バス「錦林車庫前」より徒歩約6分

真如堂の基本情報

御朱印の種類 通常2種類
御朱印の料金 300円
時間 9:00~16:00
御本尊 阿弥陀如来
宗旨 天台宗
正式名称 鈴聲山真正極楽寺
札所等 仏霊場巡拝の道第111番(京都31番)、洛陽六阿弥陀めぐり第1番
住所 京都市左京区浄土寺真如町82
公式HP https://shin-nyo-do.jp/