こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都の繁華街「新京極」には、たくさんのお寺や神社があることをご存知でしょうか?
今回ご紹介する「染殿院(そめどのいん)」もその一つで、御本尊の地蔵菩薩は、安産祈願の信仰を集めています。
この記事では、染殿院で頂ける御朱印を中心に、歴史や地蔵菩薩にまつわる逸話についてもご紹介いたします!
染殿院(染殿地蔵)の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:10:00〜18:00
犬がかわいい御朱印
染殿院では、通常1種類の御朱印が授与されています。
- 墨書き(全てスタンプ)
右側:奉拝
中央;安産 染殿院 守護
左側:日付 - 朱印
右側:宗紋、時宗
中央:梵字(カ)
左側:地蔵菩薩、染殿院印 - スタンプ
右側:鉾
中央;犬
なんと言っても、目立つのが中央下の「犬」。
犬はお産が軽く、古くから「安産の象徴」とされています。
安産祈願の信仰を集める染殿院らしいスタンプですね。
また、左上には、「QRコード」のシールが貼ってあります。
画像ではぼかしていますが、スマホで読み込むと公式HPにアクセスすることができ、特別な動画を見ることが出来ます。
動画の内容は、、、頂いてからのお楽しみ!
私が御朱印を頂いた2021年7月には、右下に鉾のスタンプが追加されていました。
詳細は不明ですが、祇園祭期間の限定仕様だと思います。
なお、2017年4月に頂いた御朱印がコチラ。
現在とは違い、左上の「QRコードシール」や右上の「時宗」の朱印がありませんね。
ちなみに、この時は御朱印の料金は「無料」でした。
新京極で「御朱印めぐり」をしよう!
新京極通りには、染殿院をふくめて「1社7寺」の計8社寺があります。
どの社寺でも御朱印が授与されており、新京極商店街では「新京極御朱印めぐり」と題して、大々的に御朱印めぐりを推しています。
ぜひ、他の社寺も一緒に参拝してみてはいかがでしょうか?
「新京極御朱印めぐり」についてまとめた記事は、こちらをご覧ください!
染殿院(染殿地蔵)ってどんなお寺?
染殿院の起こりは、平安時代の大同3年(808)。
真言宗の宗祖・弘法大師空海によって創建されました。
御本尊の地蔵菩薩は、空海作と伝えられており、地元の人々からは「そめどのさん」と呼ばれ親しまれています。
空海作の仏像については、コチラの記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
安産祈願の信仰を集める地蔵菩薩には、とある逸話が残されています。
文徳天皇(第55代)の皇后は、子宝に恵まれずに困っていました。
皇后は「四条のお寺にご利益のある地蔵菩薩がある」という話を聞き、さっそく願掛けを実行。
その結果、無事に清和天皇を産むことが出来ました。
皇后が”染殿皇后”と呼ばれていたことからこのお寺の名前は”染殿院”となり、地蔵菩薩は”染殿地蔵”と呼ばれるようになりました。
この逸話により、染殿地蔵は「安産・子授け」のご利益があるとされ信仰されています。
ちなみに、染殿院への入り口は、新京極通側と四条通側の2つあります。
四条通側の入り口は、なんと老舗和菓子屋「林万昌堂」の中を突っ切る形。
まさか和菓子屋さんの先にお寺があるとは、、、。
知らなかったらびっくりですね。
染殿院(染殿地蔵)へのアクセス
- 京都市営バス「四条河原町」より徒歩約2分
- 阪急電鉄京都線「河原町駅」より徒歩約2分
- 京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」より徒歩約10分
- 京阪電気鉄道京阪本線「祇園四条駅より徒歩約5分
染殿院(染殿地蔵)の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の料金 | 通常300円 |
時間 | 10:00〜18:00 |
御本尊 | 地蔵菩薩 |
宗旨 | 時宗 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 京都市中京区新四条上中之町562 |
公式HP | http://www.somedonoin.com/ |