こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
京都市北区紫野にある大徳寺塔頭「瑞峯院(ずいほういん)」。
キリシタン大名「大友宗麟」ゆかりのお寺で、とっても美しい庭園を楽しむことが出来ます。
この記事では、瑞峯院でいただける御朱印を中心に、歴史や2つの庭園についても詳しくご紹介いたします!
瑞峯院の御朱印について
- 御朱印の種類:通常1種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:9:00〜17:00
瑞峯院では、通常1種類の御朱印がいただけます。
独坐大雄峯の御朱印
- 墨書き
右側:独坐、日付
中央:大雄峯
左側:瑞峯院 - 朱印
中央:龍寶山瑞峯禅院(?)
墨書きの「独坐大雄峯」は、独坐庭の名前の由来になっている禅語です。
中央の朱印はかすれているのですが、「龍寶山瑞峯禅院」だと思われます。
御朱印は受付で御朱印帳を預け、帰りに受け取る形式です。
ゆったり庭園を楽しんでくださいね〜!
瑞峯院ってどんなお寺?
歴史
瑞峯院の起こりは、室町時代の天文4年(1535)。
九州・豊後の領主であり、キリシタン大名として知られる「大友宗麟」によって創建されたお寺です。
宗麟は瑞峯院を自らの菩提寺とし、寺名は法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けました。
大徳寺の塔頭には、豊臣秀吉が創建した「総見院」を始め、武将によって創建されたお寺が数多くあり、瑞峯院もその中の一つになります。
境内にある方丈・表門・唐門は、国の重要文化財に指定されている建築物。
すべて室町時代の創建当時のものであり、特に方丈は大変貴重らしいです。
方丈中央には、第105代・後奈良天皇による宸翰も掲げられています。
独坐庭
方丈前の「独坐庭」は、「瑞峯」をテーマにした蓬莱山式庭園です。
昭和の作庭家「重森三玲」による作庭で、中国禅僧の禅語「独坐大雄峯」から名付けられています。
右側の石は蓬莱山と半島、白砂は海の荒波を表しているとのこと。
枯山水庭園についてはあんまり詳しくないのですが、「とても趣のある庭園だなぁ」と感じました。
詳しく無くても良さが伝わる、そんな魅力たっぷりの庭園ですね。
人も少なかったので、庭園を見ながらしばしボーッとしてみました。
庭園って見てて落ち着くので好きです。
閑眠庭
方丈の後ろには、「閑眠庭」というお庭が広がっています。
禅語「閑眠高臥して青山に対す」から名付けられており、こちらも重森三玲による作庭です。
独坐庭に比べるとインパクトが薄いのですが、実は庭園にはある秘密が隠されているのです。
それが中央の石の配置。
写真からは少し伝わりにくいのですが、「縦に4つ・横に3つ」の石が十字架になっているのです。
キリシタンだった開基・大友宗麟にちなむもので、万民の霊を弔っているとのこと。
こういう面白い仕掛けがあるのも庭園の魅力ですね〜!
瑞峯院周辺の寺社
瑞峯院の周辺には、門前のあぶり餅で有名な「今宮神社」や織田信長公を祀る「建勲神社」などがありますよ〜!
また、大徳寺の塔頭には、春と秋などに特別拝観が行われる「総見院」もあります!
記事を参考にして、ぜひ併せて参拝してみてくださいね〜!
瑞峯院へのアクセス
- 京都市営バス「大徳寺前」から徒歩約4分
- 京都市営バス「今宮神社前」から徒歩約7分
瑞峯院の基本情報
御朱印の種類 | 通常1種類 |
御朱印の値段 | 300円 |
時間 | 9:00〜17:00 |
宗旨 | 臨済宗大徳寺派 |
御本尊 | 観音菩薩 |
拝観料 | 大人400円 |
住所 | 京都市北区紫野大徳寺町81 |
公式HP | なし |