こんにちは、nobo(@nobo_kyoto)です。
人気の商店街「新京極商店街」には、京都十二薬師霊場の第12番札所になっている「蛸薬師堂(永福寺)」というお寺があります。
本尊は霊験あらたかな薬師如来であり、蛸に関する逸話が伝えられています。
この記事では、蛸薬師堂で頂いた通常・限定御朱印を中心に、歴史や逸話についてご紹介します。
境内は全て撮影禁止。
京都・蛸薬師堂(永福寺)の御朱印について
- 御朱印の種類:通常11種類
- 御朱印の朱印料:300円
- 時間:8:00~16:30
蛸薬師堂(永福寺)の御朱印は通常11種類ある!
2021年4月時点、蛸薬師堂では通常11種類の御朱印が授与されています。
- 阿弥陀如来
- 蛸薬師如来(京都十二薬師霊場)
- 京都十二薬師霊場の御詠歌
- 鯉地蔵尊
- 不動明王
- 愛染明王
- 京極観世音
- 京極弁財天
- 京極大黒天
- 京極七福神
- 京極三社稲荷
この11種類のうち4種類を画像付きでご紹介します。
蛸薬師如来の御朱印
京都十二薬師霊場・第12番「蛸薬師如来」の御朱印です。
下の方で詳しく説明しますが、「蛸薬師」は本尊の俗称になります。
ちなみに、希望すれば+100円で「タコシール」を貼ってもらうことも可能です。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:蛸薬師如来
左側:永福寺 - 朱印
右側:京都十二薬師 第拾貳番
中央:蛸薬師如来
左側:永福寺印
1つ前の札所:第11番・西光寺(寅薬師)の御朱印情報
京都十二薬師霊場については、コチラの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
京極大黒天の御朱印
京極大黒天の御朱印です。
「俵の上に乗ったネズミ」の朱印が3つも押してあって可愛い感じです。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:京極大黒天
左側:永福寺 - 朱印
中央:俵とねずみ
左側:永福寺印
京極七福神の御朱印
京極七福神の御朱印です。
中央には、七福神の方々を載せた宝船の朱印が押してあります。
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:京極七福神
左側:永福寺 - 朱印
中央:宝船
左側:永福寺印
京極三社稲荷の御朱印
京極三社稲荷の御朱印です。
中央の紅白狐の朱印がとってもステキです!
- 墨書き
右側:奉拝、日付
中央:京極三社稲荷
左側:永福寺 - 朱印
中央:紅白狐
左側:永福寺印
京都の稲荷神社で頂ける御朱印については、こちらの記事にまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください!
限定御朱印
蛸薬師堂では、定期的に書き置きの限定御朱印が授与されています。
こちらは2018年に頂いた「蛸薬師如来」の限定御朱印。
左上に押してある金のタコのスタンプがカワイイですね。
もし、参拝された際に限定御朱印が授与されていたら、ぜひ頂いてみてくださいね!
書き置きの御朱印の保管には、差し込むだけの「書き置き御朱印 専用御朱印帳」がオススメです!
新京極で「御朱印めぐり」をしよう!
新京極通りには、蛸薬師堂をふくめて「1社7寺」の計8社寺があります。
どの社寺でも御朱印が授与されており、新京極商店街では「新京極御朱印めぐり」と題して、大々的に御朱印めぐりを推しています。
ぜひ、他の社寺も一緒に参拝してみてはいかがでしょうか?
「新京極御朱印めぐり」についてまとめた記事は、こちらをご覧ください!
京都・蛸薬師堂(永福寺)ってどんなお寺?
歴史
蛸薬師堂の起こりは、平安時代末期の養和元年(1181)。
比叡山根本中堂の薬師如来を信仰し、月参りを続けていた室町の富者・林秀は、「老いて月参りも出来なくなります。私に薬師如来一体を与えてください。」と祈願。
その日の夜、夢枕に薬師如来が現れ「昔、伝教大師・最澄が私の姿を石に彫って比叡山に埋めた。これを持ち帰るがよい。」と告げました。
翌日、林秀が示された場所を掘ってみたところ、そこにはお告げ通りの「薬師如来の石像」が埋まっていました。
林秀は、二条室町に六間四面のお堂を建立し、持ち帰った薬師如来石像を安置。
これが蛸薬師堂の始まりとなります。
蛸薬師の由来
祀られている薬師如来は、とある逸話から「蛸薬師」と呼ばれるようなりました。
鎌倉時代の建長年間(1249〜56)、善光という僧侶が永福寺に住んでいた。
善光の母は重い病気となり、寺に迎えて看病したが、一向に良くなることはなかった。
ある時、母が「蛸を食べると治るかもしれない」と言ったため、親孝行の善光は、僧侶の身でありながら、市場で蛸を買い求めた。
その帰り、善光は不審に思った町人らに止められ、箱の中身を見せるように求められた。
追い詰められた善光が、薬師如来に「この蛸は母の病気平癒のために買ったものです。どうぞ、この難をお助けください。」と祈願したところ、蛸は八軸の経巻に変化。
その光景を見た町人らが「南無薬師如来」と唱えると、経巻は再び蛸に戻り、近くにあった池に飛び込んだ。
蛸は池の中から瑠璃光を放ち、その光を善光の母が浴びたところ、病気はたちまち癒えたという。
これ以来、薬師如来は「蛸薬師」、永福寺は「蛸薬師堂」と呼ばれるようになり、霊験あらたかな薬師様として信仰を集めるようになった。
京都・蛸薬師堂(永福寺)へのアクセス
- 京都市営バス「四条河原町」から徒歩約3分
- 阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩約4分
- 京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約8分
京都・蛸薬師堂(永福寺)の基本情報
御朱印の種類 | 通常11種類 |
御朱印の料金 | 300円 |
時間 | 8:00~16:30 |
御本尊 | 薬師如来(蛸薬師) |
宗旨 | 浄土宗西山深草派 |
山号 | 浄瑠璃山 |
札所等 | 京都十二薬師霊場第12番、京の通称寺 |
住所 | 京都市中京区新蛸薬師東側町503 |
公式HP | http://www7a.biglobe.ne.jp/~takoyakusido/ |